世界選挙視察人

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アフリカの進歩主義政党

アフリカ。 多くの国が経済的な遅れをとっていて、 政情も不安定な国が多い地域です。 政情が不安定な国では、無理矢理統治する ために権威主義的な政治が行われます。 すると、LGBTの権利や女性の社会進出など 進歩的な政治は行われなくなります。 今でも南アフリカ共和国を除くと殆どの国で 個人の自由は認められていません…。 そんなアフリカで今、進歩的な政策を取り始めた政党がいます。 1、アフリカでは珍しいジェンダー平等を訴える政党。 場所はナミビア共和国。 南アフリカ共和国の

    • 2020年の選挙を振り返る

      いよいよ大晦日です。今年もお疲れ様でした 今年も沢山の選挙が世界で、そして日本で 行われました。そんな今年の選挙を 今回は振り返りたいと思います! 1、今年も面白い選挙だらけ! 今年もコロナ禍の中でも多くの選挙が行われました。印象としては政権交代が少なく与党が勝つ選挙が例年より多く感じました。 コロナ禍なので政権交代による政治的空白を避けたかったのかもしれません。 個人的にはやはりアメリカ大統領選挙が1番面白かったです。同時に今年1番嬉しかった 選挙でもありました。 2、

      • 世界のちょっと変わった政党たち

        世界には数えきれない数の政党があります。 その政党には当然政党名があります。 今回は政党名について書いてみます。 もくじ 1,1番多い政党名は? 2,左派や右派で政党名に傾向はあるの? 3,ちょっと変わった政党名 1 最も多い政党名は?日本にも政党はたくさんありますよね。 自由民主党、立憲民主党、国民民主党、 共産党… そんな中で最も多い政党名って何でしょうか 答えは1つに、絞られます。それは… 「民主党」です!まぁ当たり前でしょうか。政党があるという事は議会があるでし

        • タンザニア総選挙 いま、タンザニアで起こっている事

          10月28日、アフリカのタンザニアで5年に1度 の総選挙が行われます。大統領と議会議員を 同時に選出する総選挙。独裁政権が多い アフリカで安定した民主主義が行われて来た タンザニア。しかし、そのタンザニアは再び 独裁政権への道を歩み始めようとしています 大統領選挙の主な候補者たち1、ジョン ・マグフリ大統領(左派) タンザニアの現大統領。2期目を目指して 立候補しました。2015年の選挙で当選した 彼は無駄な経費削減に取り組みました。 具体的には… 1海外の公式訪問をほ

        アフリカの進歩主義政党

          ボリビア大統領選挙 なぜアルセ候補は当選する事ができたのか(後編)

          こちらは後編です。前編を先に見る事を おすすめします。 →https://note.com/worldelection/n/nbb7654278f35 前編では大統領選挙の経過についてお届け しました。後編ではいよいよなぜアルセ候補が当選出来たのかを考察してみます。 【注意】後編の内容は私の個人的な考察です この記事の内容が真実とは限りませんので ご了承ください。私がアルセ候補を勝利に導いた要因は主に 3つあると思いました。それが… 1、反アルセ候補の分裂 2、先住民の

          ボリビア大統領選挙 なぜアルセ候補は当選する事ができたのか(後編)

          ボリビア大統領選挙 なぜアルセ候補は当選できたのか?(前編)

          これからの南米の情勢を左右するボリビア 大統領選挙。アメリカのTwitterでもトレンド 6位に入るなど世界が注目していました。 そんな大統領選挙は予想外の結果でした。 アルセ候補の圧勝でした。前回のnoteでは第1ラウンドで勝てるか微妙と書きました。しかし実際は恐らく決選投票に持ち込まれると私は予想していました。 しかし蓋を開ければアルセ候補が50%以上の票を獲得し、圧勝。 なぜ圧勝できたのか? 選挙の経過を振り返ると共に考察してみます この前編では選挙日当日の流れを振

          ボリビア大統領選挙 なぜアルセ候補は当選できたのか?(前編)

          ボリビア総選挙について

          世間がアメリカ大統領選挙で盛り上がりを、見せている中、もう1つ大接戦で面白い選挙があります。それが ボリビア大統領選挙 です! この記事ではボリビア大統領選挙を見ます! 選挙情報 投票日 10月18日 主な候補者 ルイス・アルセ候補 (社会主義運動) カルロス・メサ候補 (市民コミニュティ) ルイス・カマチョ候補 (民族革命運動) 候補者紹介ルイス・アルセ候補(左派) 1人目はモラレス前大統領の後継候補と 言われるルイス候補です。 モラレス政権では経済大臣として

          ボリビア総選挙について