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社会・生き方

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みんなで社会をよくしていこう、自分の生き方をしっかり見つめていこう、ヒントとなる記事を載せていきます。
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記事一覧

#127 あなただから買うんですよ

 何を売るかにもよりますが、第一線で活躍している社会人の多くはお客さんからこんなことを言われると「仕事冥利に尽きる」と感じるそうです。 「あなただから買うんですよ」  例えばビールの売り子さん、ご存じでしょうか。野球場などでビールの入った大きなタンクを背負って観客に売り歩く仕事です。圧倒的に若い女性が多いのが特徴の一つです。銘柄に特段のこだわりがない限りは誰から買っても一緒ですから、買う側にすれば「どうせ買うなら可愛い子から」というおじさん心理になるのは自然なことかと思い

#124 日本の食糧自給率が低いことになっているカラクリ(小5社会)

「食料自給率37%の日本、世界の消費激増に耐えられるか」 これはある新聞の電子版記事の見出しです。このように「食料自給率37%」を「枕詞」として使って「食糧危機」や「飢餓」を連想させ、国民を煽っているニュースや記事があとを絶ちません。この「日本の食糧自給率が低い・37%」と政府もマスコミも言っていますが、はたして本当に日本の食糧事情の実態を正確に表したものなのでしょうか?国民である私たちも案外このフレーズをよく考えないで、鵜呑みにしてしまっていることはないでしょうか?  今

#123 それでもなお・・・(自分を磨く言葉)

  仕事とは、人にまみれてするものです。上司、同僚、部下、取引先、お客(学校だと、保護者や地域の方など)。そこには、実に様々な人がいるものです。人格者もいれば、わがままな人もいます。押しの強い人もいれば、弱い人もいます。仕事のできる人もいれば、できない人もいます。好きな人もいれば、嫌いな人もいます。    そして、私たちは一緒に仕事をする相手を、基本的に選ぶことはできません。  そうした人間の渦の中で、私たちは一つの仕事をやり遂げなければいけないのです。必ずしも自分が思うよ

#122 大切なことはすべて学校で学んでいる

 学級担任になると、必ず誰でもしなくてはならないのが、学級経営です。学級経営の具体的な中身は知っていても、なぜ学級経営が大切なのかすぐに答えられる先生は意外と少ないのではないでしょうか。  みなさんは会社でも学校であっても、仕事をする上で最も重要なことは何だと思いますか?  私は、それは「人として守らなければならない基本的なこと」をちきんのやることだと思っています。そして、だれもがそのことを学校で教わっているはずです。  例えば、 「人に会ったら挨拶をする。」 「何かをして

#121 「人生の落とし穴」

 ある方が話していたことですが、 「お金持ちになれば『幸せになれる』と思うだろうけどね、それは『創造主が作った落とし穴だよ』」  ずいぶんといたずらな「創造主」ですが、人間はお金持ちになると途端に「虚無」に落ちるのだそうです。なぜなら「お金持ちという目標を手に入れてしまうと、それまで『特別なこと』だと思っていたそれが『普通のこと』になってしまうからなのだそうです。もちろん私はまだお金持ちになっていませんから、残念ながらその辺のことは実感としてよく分かりませんが、お金持ちで

#120 Yes,but・・・(若い人は是非読んで!)

 昔は私もよく年上の人とぶつかっていましたが、今はなくなりました。ある雑誌にこんなどこの会社や学校にもある上司と部下のやりとりが載っていました。  「Aっていいですよね。こんなところもいいところですね。(A案のよさを認める)あー、でも、こんなデメリットもあるか。いや、それでもあの値段ならベストチョイスかもしれないですね。あ!Aって案のおかげで思いついたんですけど(一旦A案に恩を着せる)、Bの方がいいかもしれません。(B案のよさを主張する)だってBって…….」  「そうだな

#117 コスパの落とし穴

 コスパとは、できるだけ「低予算・短時間・低労力」でよいモノを手に入れたいという考えです。誰でもお金はかけたくないし、無駄な時間は使いたくないし、骨折り損はしたくないですからね。それは「費用対効果」をものさしにして意思決定をすることだとも言えます。つまり言い換えるとそれ以外の部分は過小評価してしまうことになるわけです。  このコスパで目先のメリットを追い求める生き方と真逆の生き方が直感的な生き方です。直感的思考から心の赴くままに意思決定するという事はある意味でリスクが大きいで

#116 感動したポスター

大逆転は起こりうる! 上から順に読んだ後、今度は下から順に一行ずつ読んでみて下さい。大逆転が始まります! 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

#113 希望を持つことの大切さがわかる実験

 1950年代にハーバード大学で行われた研究です。カート・リヒター博士は、水のプールにラットを入れて、どれくらいの時間水面から顔を出し泳いでいられるかテストしました。(現代なら動物愛護団体から非難を受けそうですが、この実験が行われたのは今から約70年前です。) 平均すると、15分後にはラットはあきらめて沈んでしまいました。 しかし、研究者たちは、疲れ果ててあきらめてしまう直前に、ラットをプールから出して乾かし、数分間休ませてから、2回目の実験をするために再び水の中に入れて

#110 教育的サプライズを起こす

 今回は私が「学校の先生はやめられない」と思った経験談をお話しします。  私が中学年(3,4年)の担任をした時の話です。クラス全員が逆上がりができるように取り組んだ話です。クラスの中には色々な子どもがいます。運動が苦手な子、鉄棒なんかめったに触ったことがない子。色々な子がいていいんです。クラス全員100%逆上がりができるようにするのは無理じゃあないかと誰しも思うと思いますが、できるのです。指導する側が無理だと思っていたら無理かもしれません。でも、自分がこの子たちの担任をして

#109 最強の凡人!

 総理大臣まで会いに来るという日本一の便利屋・右近勝吉さんと言う方がいます。どんな雑用も快く引き受ける元祖便利屋の右近さん。多い月は、4000万円以上の売り上げになることもあったと言っています。  そこで、便利屋をやってみたいという見習い希望者があとを絶たず、右近さんは今まで5000人以上お世話したそうです。弟子入りしてくるのは、俳優やミュージシャンといった才能がなければ生き残っていけない世界から転身してきた人たちが多いそうです。しかし、残念ながらそのような人たちに中から成

#104 大人の読書

 どうしようもない人は私たちの周りに一人や二人いるものです。それが赤の他人であれば人間関係を絶ってしまえばすみますが、親戚にいたり、職場にいたりすると、ストレスの原因にもなるものです。  自信満々なのはいいけれど、それ故に人の話やアドバイスを聞かない人。  金銭にだらしがない人  約束を守らない人  時間にいつもルーズな人  要するに社会人としての基本ができていない人のことだと思いますが、自分の周りの人のことをとやかく言う前に、まず自分がその「どうしようもない人」に

#102 蒼い岸辺にて

 ふと気になったことがあったので、日本では年間どのくらいの人が自殺しているのか調べてみました。一番多かったのが平成15年(2003年)の34427人でした。令和になってからは3万人は割っても2万人台をキープしたまま今年に入っています。(厚生労働省自殺対策推進室調べより)統計を見る限り、自殺者は減少していますが、これが限りなく0になって欲しいと願ってやみません。  私たちは生きる時代を選べません。人の歴史を振り返ってみると、出自(家柄)で人生が決まっていた人権なき時代、生きた

#100 ハーバード大学の壮大な研究

 アメリカのハーバード大学で752名の男性を対象にある研究しました。  ひとつのグループはハーバード大学の2年生の集団です。超エリート集団です。  もうひとつのグループは大学のすぐ近くにある貧民街の子ども達の集団です。  その2つのグループの子ども達がその後の人生をどう歩んだか。752人です。それも10年や20年ではありません。  なんと75年間です。 つまり、その752人の子ども達の「一生」をずっとリサーチしていったのです。この調査が大変なのは研究者たちも同じように