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体調不良は、「欲しい現実」を手に入れるためだった

私は、自他共に認める「頑張り屋」です。
よく皆から「そんなに頑張らなくても・・・」とか言われる、そんなタイプ。

ただ、タチが悪いのが、ときたま糸がプッツリ切れてしまうこと。頻繁にあるわけじゃないんですが、数ヶ月に一回くらいでしょうか。

仕事でうまくいかないことが重なって追い込まれると、不眠症になったり、夜にひとり会社で泣いてしまったり、身体に不調が現れるんです。
私は、そういう心の弱い自分がすごく嫌で、もっと強くなりたい、と思っていました。

でも、「頑張るのが当たり前」な私にとっては、そんな姿を人に知られるなんて恥ずかしいことで。
なるべく見せないように、本当にギリギリまで踏ん張るのが常でした。


そんな中、あるとき衝撃的なことに気付いたんです。

私はリーダー職をしていたのですが、ある月に自分のチーム業績がボロボロだった時がありました。
一方で、他のリーダーのチームはむしろ好業績。
業績の報告会議で数字を見ながら、だんだん息苦しくなるのを感じました。


その時、いろんな言葉が頭をぐるぐる周っていました。

「この差はなんなんだろう」
「こんなに頑張ってるのに」
「どうしたらいいんだろう」
「私が悪いのか」・・・


そして、「誰か助けて・・・」


あれ・・・私、「助けて」って言った?


この言葉が自分から湧き上がってくるのに気付いたとき、ちょっと戸惑いました。
だって、私は「頑張らなきゃ」と思っているはずだったから。
まさか「助けて」なんて言葉が出てくるなんて思いもしなかったんです。


でも、なんだか、納得したんです。

私はずっと、実は「心が弱い自分」が嫌だったけど、本当は助けて欲しかった。
だから、誰かに助けてもらえるように、気を引けるように、自分の体に不調が現れていたんだな、と。

確かに、溜め込みすぎてこっそり上司の前で泣いたりした時に、「辛かったんだね」「あなたは頑張ってるから大丈夫だよ」と言われて、ひどく安心した記憶がありました。


本当は、私はひとりで頑張りたくなんかない。
そんなに強くなんてない。
だから、誰かに助けてほしい・・・。

これが、私の本当の望みだったんですよね。


そう気付いてからは、もう素直に「助けて!」って言おうと思うようになりました。

自分ひとりで頑張らなくていい。
他のリーダーに負けちゃいないと思ってたけど、そもそも勝ち負けなんてないんだから一緒に力を合わせていけばいいんだよ。

と、「助けて」と聞こえる度に、自分に声をかけてきました。
大丈夫、大丈夫、ひとりじゃない、と。


そうしていたら、体が追いこまれることがだんだんなくなっていったんです。

「思考は現実化する」とはよく言いますが、これもきっとその一つ。
自分が望んだ「助けてもらう」ことを叶えるために、言葉で言えないから体が現してくれたという・・・。

実は、「こんな結果望んでない!」って思う現実があっても、掘り下げていくと「本当は自分が望んでいたものだった」って気付くこと、よくあります。


せっかくだったら、苦しい思いをしないで、望んでいるものに素直に手を伸ばしたいですね。

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