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個人型確定拠出年金(iDeCo)特徴などを解説

iDeCoは、国が創設した個人型年金制度です。例えば毎月決まった金額(5,000円から)を60歳まで積立する事で節税しながら将来のために備えるお得な年金制度。
正式名称は個人型確定拠出年金(愛称はiDeCo:イデコ)といいます。

▼ iDeCoの特徴▼
・個人型確定拠出年金
自己の責任において運用商品を選び運用する年金制度です。iDeCoは、国民年金や厚生年金に上乗せされる制度で、老後の所得確保の一層の充実が可能。

▼ iDeCoの利用の際の注意点▼
①60歳まで引き出せない
ただし、入金停止は出来る

②投資の知識は必要
元本割れもあり得る。自分で商品を選ぶのでリスクはあるが、他の人が選んだから勝てるわけでもない。

③初期手数料
口座を開設する際に支払う加入時手数料が2,777円。これは、iDeCoを管理している国民年金基金連合会に支払う。

④最低掛け金
月々最低投資5000円〜1000円単位で上限まで設定可能。

▼ iDeCoの魅力▼
①掛金は全額所得控除
計算式は年間掛金×(所得税率+10%住民税率)=〇〇円

↓個人型の上限↓
自営業者は月68,000円
サラリーマンは月23,000円
を上限に掛金を拠出することができる。

例えば年収650万円の会社員が月額2万3,000円・年間27万6,000円が全額控除対象になるので確定拠出年金に拠出したとする。年末調整で確定拠出年金を申告すると、8万2,800円の還付が受けられる。

②運用中に発生した利益は非課税
通常は20.315%が利益から引かれるので再投資を繰り返す度に利益減少が繰り返されるが、運用益に課税されずに再投資されるのでお金が増えやすく、複利効果全開で投資が出来ます。

③ 一時金の受取が1,500万円まで課税なし
確定拠出年金は60歳以上になったとき
・年金として分割して受け取る
・一時金で受け取る
・一時金と年金の併用
3つから選ぶ事になるがどれも税金の控除が受けられるのもメリット。受け取り時は最大限に税金控除を考えてどの方法で受け取るか選べば問題ない。iDeCoの受取額はいくらか、会社からの退職金はどれくらいあるか、公的年金等の雑所得以外の所得はどのくらいあるか、いつ受け取るか、受け取る時にベストな方法はみんな異なります。
どの受け取り方が税制上最も有利かを検討したうえで、決定するのがよいと思います。

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