外国人の働き方改革実験:台湾からリモートワークしてみました
(この記事は2019年12月12日にACALLブログにて公開された記事です。)
簡単に自己紹介
プロダクトチームのエンジニア、台湾出身、中学時代からタピオカ飲んてます!大学院までは組込みシステム、インフラに付き合いましたが、最近サーバーレス信者になりました。最初大阪で日本語を学ぶつもりだったんですが、なぜか関西弁先におぼえるようになりました。
ちなみに日本語でブログを書くのは今回初めてなので、めっちゃ緊張します!
普段の働き方について
今ACALLではフルフレックス(コアタイムなし)、フルリモートOK、働く時間は月単位で精算、自分の生活に合わせて仕事できてありがたい制度ですね。
私は朝一集中力が高い人間です。貴重な集中力を朝の通勤ラッシュに消耗したくないので普段午前中リモートします。会社のビデオ会議を活用していますが、個人的には対面のコミュニケーションも大事だと思いますから、昼休憩はお店でランチ、気分転換してから午後に神戸オフィスに出社します。
一日の時間と集中力が限られていますので無駄をなくすことをいつも心がけています。
いきなり同窓会
ところが、アメリカのシリコンバレーで働いている友達が久しぶり台湾に帰るため、せっかくなので速攻で台湾行の航空券を取りました。「海外組が帰るならみんなご飯しない?」結局同窓会開催決定となりました!
台湾に行きます!隙間時間の活用
台湾まで2、3時間のフライト、神戸から新幹線で東京に行くと同じ感覚ではないかと個人的に思いますが、よく考えたら実は飛行機に乗るまで隙間時間がたくさんあります。
・空港までの移動時間(三ノ宮から関空まで大体2時間弱)
・空港待ち時間(チェックインは離陸の3時間前から受付)
・保安検査と出国審査
「ギリギリに空港に行けばいいのでは?」と思った方もいらっしゃるではないかと思いますが、たまに離陸の時間が前倒しとか、保安検査に一時間かかったとか、航空会社と目的地により1日1便しかないこともあります。飛行機が逃したら結構痛いですからできれば早く空港に行きましょう。
隙間時間を活用するため今回試したこと:
・空港混雑時間帯を避けるため午後出発便のチケットを取る
・事前に空港で仕事できそうな場所を調べる
・バス移動中に仕事
あくまでも個人経験ですが、空港では午前中にいつも混雑していますが、午後から夜の間にあいてる時間帯あります。ちなみに火曜日、水曜日、木曜日出発のチケットが安く取れると感じてます、特に国際線では同じ路線で時期により数万円の差が出る場合もありますので、いつ出発するのかは大事です。
今回は木曜日午後出発便のチケット、LCCではなく台湾往復3万円弱で取りました。保安検査などの手続きもスムーズで、ストレスなく財布にも優しい旅でした。
ACALLではフルリモート可能なので、バス移動中にもSlackでやり取りしたり仕事していました。オフィスにいなくてもSlackチャンネルに質問を上げたら必ずどなたが助けてくださり、質問しやすい環境だと感じています。
ちなみに、ACALLのエンジニアでは要件を議論したり、コードを書いたり、機能リリースしてユーザーのフィドバックにより継続的改善しています。先日導入社数は3000社突破になりましたことで、自分たち作ったものの影響がどんどん大きくなることにすごくチャレンジ的な所だと感じています。
関西空港で仕事できる場所
カフェとかコワーキングスペースとかにリモートワークする方も多いではないかと思いますが、空港ではラウンジという選択肢があります。関西空港では保安検査の前と出国後どちらもラウンジがあります。場所によって有料のラウンジと航空会社のビジネスクラス利用客しか入れない所も。
私物ですが私はラウンジに入れるカードを持っています。早く空港に到着しても静かな所で仕事できて、ラウンジ内に食事をすることも可能ですし、ビジネス用の個室もあるので嬉しかったです。周りにも外国のビジネスパーソンが仕事している姿も見えました。
フライト中にも時間活用
「さて、シートベルトサインも切れたし、仕事再開しようか」
「いや、ちょっとまって、隣が近すぎない?」
出発前に利用機材の席とかWiFiあるかどうかを調べて、今回隣の席も空いてましたが、エコノミークラス席なので他のお客さんとの距離が思ったより近く、セキュリティ上アカンやんと思い、諦めました。
が、2時間半のフライトに何もしないちょっと勿体ないですから、勉強の時間として使いました。全社の勉強会の他にプロダクトチームでは全員毎月一定の勤務時間を勉強に使う、勉強の内容は業務に関係なくてもOK、ただし何かアウトプットが必要だというルールがあります。
エンジニアなのでいつも仕様書とか調査報告とか書いてばかりで、日本語でどうやって面白い記事を書くのかよくわからなかったからコピーライティングの本をフライト中に読んでました。窓の景色を見たり本を読んたり最高の時間でした。
仕事が生活に溶け込む
夜に台湾到着、市内に移動する間にSlackチャンネルを確認したり翌日のタスクの整理が終わって仕事終了、そのまま同窓会に向かいました。
翌日も台湾から遠隔会議したり、コードレビューなど普通に仕事しました。もちろん、タピオカを飲んでました!
個人的には仕事と生活の両立は大事なポイントだと感じています。今回久しぶりに友達と会えて、仕事も進捗通り進んでいて、どちらも諦めなくて良かったと思います。
海外からリモートワークの課題
弊社の他のエンジニアも書いていましたが、リモートワークは色んな課題があります。
セキュリティの問題
Web会議がやりづらい
利用料がかかる
それに加えて海外、今回は別の課題を感じています。
・時差(UTC+9とUTC+8)
・手元のツールは適切かどうか
日本と台湾の時差は一時間しかないですが、いつも「17時に会議やります!」でやり取りですが今回は「17:00 JST会議やります!」になって、会議が多くなるといつも時差に意識しないといけないと感じています。
他に今使っているビジネスツールは適切かどうかに疑問を感じています。例えば現地のお店で他のお客さんが電話しているの音、外のバスとバイクの騒音など、まるで居酒屋で仕事するような状況、いつも使っているワイヤレスイヤホンは全然使えなかったです。
が、新しいワークスタイルを実現し、それにフィットするプラットフォームを提供する、これはACALLエンジニアの仕事ではないかと思っております。
ちなみに海外にいると周りは別の言語で喋っているから、「自分は今日本語で喋っている」に意識しないと、ぼろっと英語か中国語か出てしまった経験あります。
新しいアイディアが溢れるリモートワーク
不思議ですが、いつもと違う環境に行ったら新しいアイディアがどんどん溢れると感じていました。
英語である有名な言葉:
We can’t solve problems by using the same kind of thinking we used when we created them.
勝手に翻訳すると「問題を作った考え方で問題を解決するには無理だ」。
目の前の課題を解決するため新しい知識と技術、体験、そして新しいことを受け入れるマインドセットが必要です、その手段の一つとしてリモートワークは適切ではないかと思っております。
仲間募集中
いかがでしょうか?エンジニアからこそ手を動かして問題解決するべきではないかと個人的には思っています。今回の経験を生かしてACALLにガンガンコミットしていきます、そして次の実験に繋がります!
実は、ACALLは全職種募集中です、一緒にやりませんか?
https://corp.acall.jp/recruit/
ACALLメンバーへのメッセージ
私を受け入れて頂いてありがとうございます。あんまりキレイな日本語で喋れないし、分からないこと山程ありますが、これからも頑張っていきたいと思います、よろしくお願いします!