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【実験】フレックス制導入で通勤は楽になる?時差出勤のメリット

(この記事は2019年8月8日にACALLブログにて公開された記事です。)

ACALL夏の働き方実験が始まってから早くも1週間になろうとしています。
Slackのrandomチャンネルでは日々気づきのコメントが共有されています☆
一番多いのは自宅勤務に関する気づきなのですが、個人的にグッときたのがこちらのコメントです。

「15分後ろ倒しで神戸勤務ですが、少しの差で電車が空いてて通勤も快適でした。」

なんと!15分でそんなに変わるのか!!と驚きました。私自身リモートワークにばかり心が引っ張られて、時間をずらすということをあまり考えていませんでした。ACALLの働き方実験ではどこで働いてもOKということなので、もちろんオフィスで働くことを選ぶ人もいます。なので、リモート勤務ばかりではなく、働き方実験期間中にオフィスへの通勤する人たちにも注目したいと思い、今回は通勤と仕事の関係について考えてみました。

通勤時間をずらす「時差出勤」という考え方ですが、働き方改革や来年のオリンピックに向けてよく話題になっているんですね。通勤と仕事に関する記事は色々な取り組みがニュースやブログなどで取り上げられています。

例えば、東京都の本庁職員は午前8~10時は原則として公共交通機関を利用しないという実験をしたそうです。約1万人がそういう取り組みに参加したそうなので、それだけでも大きな差が生まれそうですよね。

また、大手企業でもこれと類似する取り組みを実験的に行っているようで、鉄道会社もいつもの通勤ラッシュより早い時間帯に臨時列車と運行するなどの措置をとったのだとか。

行政や日本を代表するような大企業と鉄道会社が一緒に実験しているということで、オリンピック以降の働き方改革としてもつながっていきそうですよね。

と、ここまでは東京の話。関西やその他の地域ではどんな感じなのでしょうか??

東京ほど切迫した状況でなかったり、オリンピックのような差し迫った課題もないため、上のような大規模な取り組みなどは行われないのかもしれないと思ったり…

とはいえ、地方都市でだって通勤ラッシュはストレスにはなります。私が毎朝乗っているJR大阪環状線だって通勤・通学の人たちがもみくちゃになって運ばれています。乗り換えが多い駅も歩きにくいほどに混雑しています。どうにかならないものでしょうか?

通勤途中に感じることなので、鉄道やバス会社に「どうにかしてほしい!」と感じてしまう人が多いのかもしれませんが、ちょっと見方を変えて、
「通勤時間ずらせないかな?」
「うちの会社の始業時間ってどうして9時で固定なの?」
と考えてみることから始めてみたいと思います。

個人的には、
「会社が時差出勤やリモート制度を取り入れることができればいいんじゃない?」
と思ったんです。

そこで、8月の働き方実験が始まって1週間たち、実際に時間差で神戸オフィスに出勤した人たちに感想を聞いてみることにしました。時差出勤ができる場合の参考になるのでは?と思います。

「いつもとは電車に乗っている人の層が違って雰囲気が良かった。9時までにオフィスに行かなければならないときは、急いでいる人ばかりで、電車の乗り降りも大変だったり、駅周辺も忙しくて余裕がない感じが好きではないので、時間を少しずらすだけで気分よく出勤することができました。」

確かに、これはわかる気がします。忙しい時間帯に電車にのると、電車の中の雰囲気も違う。
例えば、電車が混んでいるときは扉の近くに人が集まってしまうこと。目的地についたら早く降りたい気持ちが強くて、電車の中でも人が密集してしまうところとまばらなところの差ができてしまうんですよね。乗り降りで人とぶつかったりするのも些細なことですが、ストレスにはなります。

また、駅についてからも我先にと改札へ向かい、窮屈な感じがしてしまうのは否めないですよね。気持ちよく1日を始めたいのに、家を出てからずっと余裕がないのも嫌ですね。

他にもこんな意見がありました。

「時間をずらして空いているのは電車だけではないんです。家から最寄りの駅まで歩く道も自転車が少なくて良かった。いつもならビュンビュン飛ばしてる自転車が多くて危ないと思うけれど、それがないから安心でした。」

なるほどなるほど!朝込み合っているのは駅や電車だけではないですもんね。朝家を出てから会社につくまでも快適に過ごせることが理想だなと改めて思いました。


会社として、時差出勤やリモート制度を取り入れることのメリットは何なのか。

ここで今一度意識しておきたいのは、社員の通勤にかかる時間やストレスではないでしょうか。ワークライフバランスを考える上で社員がストレスフリーに働ける環境を作りたいもの。その一つのキーワードとして実際に業務を開始するまえの「通勤」も含まれているように思います。

働き方改革のなかで「通勤」がどう変わるのか、それで社員の負担がどう軽減されるのか、そしてその結果がどのように仕事に関係してくるのかも忘れずに考えておきたいですね。

次回は、8月の働き方実験が始まってから最初の「はたらき方」ランチ会でシェアされた、フレックスやリモートワークの感想をご紹介します!