【エンジニアのひとりごと】是非はバランスよく #34
1.急いては事を仕損じる
業務に限らず、焦って何かをしてもあまり良い結果には繋がりません。
「しなければならないものの、何から手をつけるべきかわからない」状況でよくあるパターンでしょう。
そうならないように個人的に意識していることは、「作業のゴールは何かを把握すること」です。
過去、「#20 問題を解決する考察」の記事で言及していますが、「何が作業のゴールなのか」が理解できていないと、「あれもした方が良い」、「これもしなければならない」といった、「やらなければならない」問題に苛まれることになります。
「ゴールに向けてすべきことを把握する」ことによって、その実現に向けて何が必要なのか、日々どのように行動すれば良いのかといった、具体的なアクションに落とし込むことができます。
あとは時間に区切って進めていくことで、「焦る」状況を抑制する、あるいはしにくくします。
それでも捌ききれないイレギュラーは発生しますが、ここでのポイントはそういった「イレギュラー以外を順序立てて行動する」ことです。
この行動が結果として、「急いては事を仕損じる」ことの回避に繋がっていくことになるワケですね。
2.巧遅は拙速に如かず
それとは逆に、じっくりと上手くいくように準備するよりも、あまり上手くはなくとも素早く行動する方が良い場合もあります。
「案ずるより産むが易し」にも通じる部分はあるかもしれませんが、要はあれこれ思い悩むより素早く行動する方が上手くいく、ということです。
ここで個人的に意識していることは、「イレギュラー、トラブル、想定外等があれば、すぐに情報共有して対処すること」です。
何かしらの「イレギュラー、トラブル、想定外の情報」を認識した場合、仮にそれが経過観察する結果になったとしても、発覚した際にそのまま放置する方が良いケースはほぼ皆無でしょう。
こういったケースに対しては「素早く対応すればするほど良い」ため、「状況把握と対処を考案して共有する」ことが迅速に要求されます。
この「急いては事を仕損じる」ことと、「巧遅は拙速に如かず」こととは、何を基準にどちらであると判断すれば良いでしょうか?
3.是非はバランスよく
現時点では「アクションに値する目的が定まっているかどうか」だと思っています。
目的が定まっていれば「焦って冷静な判断が難しい」こともないですし、そのために不足しているもの…必要な情報、手段…に着目し、「その実現に素早く行動」できます。
目的が定まっていない状況にもかかわらず焦ってあれこれ着手して右往左往するより、「雌伏の時」とばかりに、時には「なにもしない」を選択し、「素早く動く」タイミング、「なにもしない」タイミングを見極めてバランスよく行動すれば、「急いては事を仕損じる」のではなく、「巧遅は拙速に如かず」ことに繋がるのではと思います。
とは言え、いつまで経っても「なにもしない」ワケにはいかないことも事実ですので、何事も「バランスよく」な今日、この頃です。
以上、キャンスタ編集部 RPAエンジニア りっさんでした!