マネジメントは何を参考にすべきか。
僕は田舎出身のため、中学では「呼び出し」という文化があった。
ヤンキー漫画で描かれるアレだ。
「調子にのっている」と難癖つけて体育館の裏などに呼び出し喝を入れる。
なぜか先祖代々伝わっているかのように、毎年同じような会話や光景があった。
同級生で呼び出された人は、喜んで行くものは一人もいない。
当たり前のように皆んな嫌がっている。
しかしなぜだか自分たちの学年が上がっていくと、同級生たちは後輩を呼び出すようになる。
アレだけ嫌がっていたのにだ。
なぜ「呼び出し」を続けるのか
僕は本当に不思議でした。
アレだけ嫌がっていたのに後輩にやっちゃうんだ?と。
しかし当時の友人たちは、
「自分たちがこれで育ってきたから」
「こうやって礼儀を覚えていく」
と自分たちの行いを正当化して話すようになっていました。
たまげましたよ。
もちろん中学生くらいの話なので、格好つけて言っていたかもしれません。
しかし、この流れを思い返すと、会社でも同じような流れが起きているなと感じました。
マネジメントのヤンキー理論
マネジメントの現場で起きている現象を個人的にこう呼んでいます。
自分たちが育ってきたやり方を正解だと思い、部下に同じようにしてしまっている。
自分自身が成功体験になってしまったため、再現性があると勘違いしてしまうケースがあるなと。
元に同僚も、上司に詰められまくっていた人は、自分の部下を詰めまくる人もいました。
こう言った成功体験は、同僚で生き残った人もいるため恰も最適解だと勘違いしやすいと思っています。
ここについては、坂井風太さんがヤンキーの話もなく、理論的に話してくださっているので、ぜひ動画を見てみてください。
首がもげるほど頷いた動画です。
何を参考にマネジメントすべきか?
正直な話、自分が成長してきた体験というは、ほぼ当てにならないと思っています。
十人十色というように、1人1人に合わせたマネジメントを行なっていく必要があります。
コミュニケーションから指導方法など、ある程度パーソナライズ化することで、手間はかかるが最短で成果が出せると思っています。
例えば、部下が目標を達成した時、人によって喜んでいる部分が違うことがあります。
・達成したことが嬉しい。
・達成するためにみんなで頑張れたこと。
・自分なりに創意工夫ができた。
「目標達成」という事柄だけでも、感情が動くポイントは人それぞれです。
そのためマネジメント理論も必要ですが、相手をよくみることが重要だと思います。
何かが起きた時や話をした時、人の感情がどう動いているのか。
ここにマネジメントの第一歩が詰まっていると思います。
こちらの本も名著ですが、ぜひ参考までにどうぞ。
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