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「自由にやって」と言われた時に自分で考えて行動できるか?

はじめに(いつも書いてること)

このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。

※「ラクする」というのは、「心身に苦痛などがなく快く安らかに過ごす」という意味で使っている言葉であり、シンプルに「サボる」という意味ではありません。

今回の内容

「自由にやっていいよ」というのが一番困る。

そんな声を聞くことがあります。

これってすごく不思議です。

背景には、「自由でやっていいと言われたのに、アウトプットを出すとワーワー言われる」という未来の状況をイメージして、「後からワーワー言うなら最初に言ってくれないと困る」ということなんですよね、きっと。

ただ、「後からワーワー言わない」という条件のもとで「自由にやっていいよ」と言われたらどうか。

これでも、困る人がいると思います。

というのも、外枠やレールもない状況で、自分で道を作っていく必要があるから、「自分で道なんてつくれない・・・」という状況になるんですよね。

自由を主張するのに、いざ「自由にやっていいよ」と言われたら思考も行動も停止してしまうわけです。

既にある枠組みの中で生きていると、自分で考えることをしなくても生きていけるから、その環境に頭がセットされてしまっている証・・・。

僕らは日本の学校教育の中で、自分で道を作るということをあまり体験してきませんでした(1989年/平成元年生まれです)。←今は探究学習などで、生徒自らが課題を設定し、解決に向けて情報を収集・整理・分析したり、周囲の人と意見交換・協働したりしながら進めていくことを経験する学習体系が整っているようです。

ただ、一概に教育のせいにはできません。

今の僕は「自由にやって」という、指示の出され方を好むタイプです。

自由に取り組む時には、自分なりに決断の軸があって、その軸の通りに物事を進めていくことになりますから、軸がないと不安になるんですよね。

以前は僕も、「自由にやって」という言葉が嫌だったので。

ただ、「自由にやっていい」と言われるほど幸せなことはありません。

自由な状況をイキイキと過ごせるようになれば、仕事における充実度と人生の幸福度は上がるはず。

常に自分の決断軸を持つことや、制約がない時にでも仕事を前に進めることができるように、仕事の進め方なども学んでおくべきでしょう。

また、自分が担っている役割は何をすべき人なのかというのを、社内だけの視点ではなくて、社外の人との交流なども交えてインプットすることも大切です。

仕事や人をマネジメントする立場になったら、自分が仕事の進め方を伝える立場になるわけです。

その時には、自分がやってきたことだけではなくて、その時の組織状況に合わせてやるべきことを伝えていく必要があります。

たとえ自分が「自由にやっていいよ」と伝える立場になったとしても、「こうやって進めた方が良さそう」という自分なりの答えは持っていないと、メンバーに寄り添うことはできませんから。

「自由にやっていいよ」と言われる状況を存分に楽しめるように、基礎を身に付けつつ想像力を豊かにするトレーニングを日々やっていくといいかなと思います。

自由にやれる状況というのは、本来は楽しむべき状況だと思うので。

「自由にやっていいよ」と言われたら、「やった!自由にやっていいんですね!ありがとうございます!」と即答できるようになったら最高です。

自分で自分をコントロールできることを楽しめるように、自分の道を自分で切り拓いていけるように、「自由を与えられたらあれもこれもやりたいな」という選択肢を、今のうちから持っておくといいですね。

自由を与えられるというのは、相手から信頼してもらったという証でもあるので、相手に感謝することも忘れずに。

そして、自由を履き違えて好き勝手やって、自由を与えてくれた人からの信頼を失って自由を奪われないようにしてください。

自由には責任が伴います。

ここからはおまけ。

Amazonプライムビデオにて、娘とよく観ている『あたしンち』。

先日観た回に、『自由』がテーマの物語がありました。

いつもは家にいる両親と姉が外出して、夜まで帰ってこない。

1人で家にいることになったユズヒコは、「自由だ自由だ」と言って自由に遊びまくる。

「いつもやらないことをやろう」と言って、想像力を膨らませながら過ごしているのでした・・・。

自由に過ごしていたユズヒコですが、途中からやることがなくなってペースダウン。

最後には、悲惨な結末が・・・。

ベランダに出ると同時に勢いよくスライドドアを閉じると、その反動で鍵がカチッと締まってしまう。

これも、自由には責任が伴うという1つの事例なのか・・・。

感謝

今回も、読んでいただきありがとうございました。


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