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【心をラクにするコツ】学ぶ姿勢を整えて目的を持って継続させる

はじめに(いつも書いてること)

このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。

※「ラクする」というのは、「心身に苦痛などがなく快く安らかに過ごす」という意味で使っている言葉であり、シンプルに「サボる」という意味ではありません。

今回の内容

こちらのツイートを見て、「学ぶ姿勢って大事だよなぁ」ということを改めて実感しています。

研修やセミナーに参加しても、学ぶ姿勢によって得られるものが違います。

参加している人の声や態度、参加している時の意識の向け方によって、「この人はただ参加しているだけだな(参加させられているだけだな)」ということを感じる時があります。

1on1やキャリア面談をやっている時も同じことを感じます。

メンターという立場、管理職という立場、キャリアコンサルタントという立場で、1対1で対話をする機会が多いですが、「その対話の機会をどのような姿勢で臨んでいるのか?」というのは、その人の人生を大きく変えることに繋がります。

学ぶ姿勢を整えるというのは、この格言で言うと『心』の変化に該当すると思っています。

学ぶ姿勢を整えて、「この場から何かを得て、それを何かしらの行動変化に繋げていくぞ」という心で時間を過ごすと、その時間が『人生が好転するキッカケ』になるかもしれません。

仮にそれが、自分が望んで臨む時間ではなかったとしても、「無駄な時間だ」「時間が過ぎるのを待ってればいいや」という姿勢ではなくて、「自分なりの目的を定めて臨もう」「既に知ってる(聞いたことある)内容だけど、改めて聴くとこれまで気づかなかったことに気づけるかもしれない」という姿勢で臨むと、自分を成長させる新たなキッカケになるかもしれない。

「今の自分は完成形ではなく、さらに進化できる存在である」という認識を持っていたら、目の前の時間を自分をブラッシュアップさせる時間として捉えられるはず。

心が変化して行動変容に繋がり、それが習慣変容に繋がり、最終的には人生を大きく変化させることに繋がるはず。

せっかく学ぶなら、心がワクワクするものを学びたいと思いますけど、心がワクワクする分野に出会えるかというのは、多くの人が悩んでいます。

「何を学んだらいいのかわからない」という声を、若者を中心に聞くことが多いです。←僕が普段関わっているのが20代の若者なので。

学びのキッカケは、どこに落ちているかわかりませんから、いろんなところにアンテナを張っておきましょう。

飛行機に乗っていて、『ほぼ日の學校』が提供する動画に目を奪われました。

お話しされていたのは、飛行機整備士の方でした。

インタビューで仕事について話すだけでなく、実際に仕事のデモンストレーションをしている様子を撮影したり、デモンストレーションをしながらその業務の面白みや難しさや注意点などを紹介していました。

何よりも良かったのは、「なんでその方が今その仕事をやっているのか?」という部分に着目した問いが立てられて、その方の性格や価値観、強みや弱み、仕事を通して変化した部分を語っていた場面。

インタビューとか働く人の紹介記事を読んだ時に、「自分は違うからなぁ」と思って、「自分にはできない」と判断する人もいます。

ただ、「この仕事を通してこう変化してきた」ということを知れると、「自分でも志せる」という想いを持てるかもしれないですよね。

以下、『ほぼ日の學校』に関する紹介ページから引用した文章です。

人がキッカケとなり、心の変化、行動の変化、習慣の変化、人格の変化、人生の変化が訪れるというのは、僕も感じていることなので、『ほぼ日の學校』のコンセプトには非常に共感します。

「ほぼ日の學校」は、人が主役のメディアです。
有名無名を問わず、たくさんの人の話を、映像とことばで気軽にたのしむことができます。

※引用:読んで体験、ほぼ日の學校。

人に会うこと。
人の話を聞くこと。
そういう機会が減ってませんか?
そして、それと本を読むこと。
身についた学びというのは、まず、人に会うことからはじまります。
人の経験、人の思索、人の感動、人の知恵、人の失敗。
ふだんの生活の中で会えない人の話も、「ほぼ日の學校」で見聞きできます。

※引用:コンセプトブック

上述したように、「これを学ぼう」「これを志そう」というキッカケは、いつどこに落ちているかわかりません。

「楽しい」とか「これを学びたい」という気持ちを持った上で学ぶことって、主体的に学びを深める上ではとても大切なことです。

誰かから「これを学びなさい」と言われて学ぶのと、自分で「これを学びたい」と思って学ぶのでは、自分への入り方が違います。

世の中には、数えきれないくらいの『学びの分野』があります。

どんなタイミングで「これを学びたい」という分野に出会えるかというのは、自分でもわかりません。

だから、アンテナを張って、いろんな人の話を聞くことを通して、そのような分野を見つけられるといいですね。

たとえ、過去に触れた分野で、過去の自分は「そんなに興味ない」と思っていたとしても、今の自分は「これをやりたい!」と思うかもしれない。

その分野自体は変わっていなくても、自分自身の状態や気持ちや状況が変わっていたら、過去の自分と受け止め方は違いますから。

「これを学ぼう」と決めたら、継続して学んでみましょう。

「続ける」ということがどれだけ大変なことなのか・・・「続けるだけですごいこと」という言葉を言う人もいます。

きっと、「続けること自体が大変なことだ」と認識している人は、そんなに多くないと思ってます。

「やろうと思えば続けられますよ」なんてことを言う人もいるくらいなので。←「続けてから言って」って思いますけど。

自分が好きなことや興味があること、楽しいと思えることや自分で意味を感じていることは続けられたりします。←これすらも続けられない場合もあります。

でも、例えば、上司から「これを続けてみよう」と言われた時に、『言われたままの状態』では続かないことがあります。

上司からしたら「続けようって言ったじゃん」となるんですけど、意味不明な理由を並べて「続けない」という意思決定を部下自身が下すこともある。

続けることだけを考えたら、機械的にやることもできるわけです。

続けない人と、機械的でもいいからまずは続ける人がいて、この両者だったら、後者の方が信頼は積み重なりますし、「何かあったら頼んでみよう」という候補者になっていきます。

ただ、「機械的でもいいから続ける」という人は、やらされている状態になっている可能性があるので、そこは別の意味で伴走が必要ですけど。

やろうって決めたことをやり続ける。
続けてみようと言われたことを続けてみる。
その中でも、意識としては、「言われたからやる」じゃなくて「これは自分にとってこういう意味がありそうだ」と仮説を持って続けてみる。

自分が決めたことじゃなくて、他の人から「これやってみよう」と言われたことの中に、自分の何かが変わるキッカケが隠れているかもしれないから、まずはやってみたらいいんです。

自分だけの判断で「続けなくていいでしょ」となってる人は、周りからの信頼を失っていきます。

結局は、自分が必要だと思うことしかやらない人になっていくし、もしかするとそういう人は、「自分が必要だと思うことしかやらない人間である」ということに気づいてない可能性もある。

「真面目に取り組む」ということは日本人の良さであり、それだけで海外の方からの信頼を掴んでいる人がいます(スポーツ業界でよく聞く話)。

でもそれは、日本人同士でも同じこと。

真面目に取り組む人は、それだけで信頼を集めます。

ただ、真面目に取り組むだけでは物足りないので、自分で考えて続けることが大切。

言われたことだけを確実にやり続けるんじゃなくて、考えながら続ける人になれると、より求められる人になるかなと思います。

継続していても、「なんのためにやってるの?」と問われた時に、自分なりの目的を答えられなければ、「やらされている」の域から脱することはできません。

後から振り返れば、「あの時の継続があったから今がある」と言えるので、目的を後付けすることは可能です。

だから、「目的を持たない行動は無駄だ」と言い切ることはできませんが、せっかく時間を費やすなら、「この行動はこれに繋がっている」と言えるようにしたいです。←仮説でいいから。

目的っていうのは、常に意識を持っていないと形骸化してしまいます。

それはある意味、目の前のことに没頭できている証なのかもしれませんが、没頭できているのに「なんで没頭してるの?」「それって何に繋がっているの?」と問われた時に、「あれっ、なんでだっけ・・・」とやってしまっては、それは本当に没頭している状態なのかも疑わしい。

「この山に登るぞ」と意気込んで登山を開始したのはいいけど、登ることに意識を向けるあまり、途中で「どの山に登ってるんだっけ?」とそもそものゴールと、そのゴールを目指そうと思った理由を忘れてしまっているようなものです。

「そんなことあり得ない」と思うかもしれませんが、社会人として11年目を過ごしてますけど、いろんな人と話してきて、『今の自分が頑張っている理由』を説明できない人が多いことに気付かされました。

継続できることは素晴らしいことです。

ただ、継続して習慣になっていくのはいいけど、「その習慣を身に付ける目的はなんなのか?」という目的を、たまには考えてみましょう。

僕自身も、新しいことを始めたり、変容ポイントを作りたい時は、自分の習慣を見直します。

なぜかというと、そういう時は新しいことを始める場合が多く、自分の日々の時間割を見直して、新しく始めることと今やっていることを入れ替える必要性があるからです。

何かを捨てて何かを掴む時には、「これはなんでやってるのか?」という問いを立てて、「これは今は捨てよう」と決断することが求められます。

その時に、普段から目的を頭に入れておけば、時間割の入れ替えがスムーズにいきます。

ライフログを振り返っていて、国土交通省のメルマガに『本日の一言』として以下のような文章が掲載されていたのを見つけました。

継続は力なり。
良い言葉だなと思います。
日常の繰り返し、ルーチン作業、ふと、退屈さや必要性を考えてしまう時があるのですが、実は何かを達成させるための重要な過程の一つだったりします。
「何か」は目に見えないとなかなか実感できませんが、ためになっていると思ってやるのと、どうせと思ってやるのでは、結果や成果も変わってきます。

国土交通省メールマガジン
(2015年3月12日 第1577号)

目的を明確にしている人としていない人では、その行動を積み重ねた先の結果や成果に何かしらの違いが生まれるんだろうなと、僕自身も思います。

学びを継続することは素晴らしいことで、さらにそこから自分を客観視して「これってなんのために継続してるんだっけ?」と問いを立てられると、今やっていることに意味を見出せるはず。

そうすれば、自分の心がラクになっていきます。

感謝

今回も、読んでいただきありがとうございました。


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