人材としての自分の価値を高める方法
これは子供がいなくても言えることなんですが、
会社でなんとなく重要とされる人や重宝される人と、そうでない人がいると思います。
『そうでない人』も、別に仕事をサボっているわけでも、特に無能なわけでもなく、器用に業務をこなしていてもです。
出世する、しない、という言い方もできますが、
なんとなく周りの人が、「この人は欠かせない」と思うか、
「この人はいくらでも代わりが利く」と思うか、その違いです。
そして「欠かせない人」と思われている人はやはり必然的に、
出世したり、長く会社に勤務したり、そして退社するときも引き止められ、惜しまれ、その人の退社のせいで全体的なチーム編成の変更があったりします。
「欠かせない人」は、雇用形態がなんであれ、やはり職場で光ります。
私の職場でも、そんな人にたまに出会います。
そしてそういう人は、何がほかの人と違うのか、考えてみました。
英語ができる人
とにかく長時間働く人
リーダーシップのある人
交渉力のある人
クリエイティブなアイデアが出せる人
愛嬌のある人
人脈のある人
経験のある人
仕事が速い人
エクセルが得意な人
Codingができる人
イラストレーターが使える人
CADが使える人
人に教えるのが上手い人
人それぞれ、なにかしら得意なこと、できることがあると思います。
そして上に挙げたことも、できる人は世の中にたくさんいます。
ですが、上で挙げた能力の中の、2つ、3つを組み合わせるとどうでしょうか。
●英語ができて、人脈のある人
●リーダーシップがあって、経験のある人
●仕事が速くて、人に教えるのが上手くて、そして愛嬌のある人
こうすると、思い浮かぶ人が一気に減ります。
むしろ思いつかなくなります。
思うにこれが、職場での強みだと思うんです。
今の世の中、英語ができる人はたーくさんいます。
ですがたとえば、英語ができるコピーライターさんは、探してもなかなかいません。
英語ができてリーダーシップのある人も、なかなかいません。
そこに「欠かせない人材」という価値が生まれる時代なんじゃないでしょうか。
そしてその能力は、探そうと思えば大体だれでも2つ、3つあるもんです。
自分では能力だとは思っていないことも、実はほかの人にしたらすごい、と思うことも結構あります。
そこはぜひ、職場の近い人に、正直に聞いてみるもの手かもしれません。
そして次に大事なのが、自分の価値を自分で考え、自覚し、
職場に効果的にアピールすることです。
私たちのように子供がいると、長時間労働ができません。
そしてそれが今の日本では、致命的になり得る、という悲しい状況です。
そんな中で会社で生き残り、かつ昇進や昇給もしたいと思うと、
アピール力は欠かせません。
黙々と与えられた仕事をこなしているだけでは、
ちょっと器用な小僧に追い越されることも、機械化やシステム化で仕事がなくなってしまうこともあり得ます。
私たちが、会社での自分に価値があると主張しようとするとどうしても、
『子供を育てながら働いている』というフィルターがかかってしまいます。
時短、もしくは定時まで、という時間制限を持って働いている、というハンディキャップをまず超える必要があります。
そんな時、たとえば直属の上司がそのような働き方にまったく理解の無い人だった場合。
仕事は長時間会社にいてなんぼのもん、だと思っている人の場合。
そんな場合には、その人ではなく、別のマネージャー、部長、もしくは
その上司のそのまた上司など、とにかく少しでも、そのフィルターの薄い人に働きかける必要があります。
理解の無い人に働きかけても、時間と労力の無駄に終わることが多いです。
そもそもそういう人は、多数派に寄る人です。
会社、世の中の大多数がよしとするものに、何も考えずにぶら下がっているだけです。
そんな人は、みんなが乗る電車に、何も考えずに一緒に乗る人なので、
それ以外の人にさらに理解をしてもらうほうが手っ取り早いんです。
ちょっと発言力のある、声の大きい人が
「時間制限なんて関係ない」と言えばそれだけで、
「そうだ、そうだ」と言う人です。
私の場合は、運良く直接社長と話す機会があり、
そこでアピールをすることができました。
それもちょこちょこと小まめに、自然に、が大切です。
自分がアピールされる側だと想像すればわかりますが、
あからさまなアピールは敬遠されます。
それも相手によることなのですが、
まっすぐに「私はこれができます!」と言うことが効果的な場合と、そうでない場合がありますので、そこは臨機応変に。
とにかくまずは、自分が人よりできることを2つ以上探すこと。
そしてそれを、効果的な相手にアピールすること。
これに尽きると思うんです。
エクセルがちょっと得意なだけでは給料は上がりません。
英語ができるだけでは便利に使われるだけで終わります。
ただでさえハンディキャップを背負っている私たちは、
戦い方を考えなければ、黙っていて見つけてもらえる存在ではありません。
使い捨てられない人材に、こちらから名乗りを上げなければ、埋もれてしまうんです。
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ありがとうございます。今後の活動の原資にさせていただきます。