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40歳、公務員、独身。#2 コンカツのテンマツ。(婚活はじめました。)

孫と娘が同い年?

ある日、ある場所で、母娘3代という感じの3人連れを見た。
3人の母娘 and 孫は、別の親子と話をしていた。
聞くともなしに耳に入ってくる話。
相手をジロジロ見るのも失礼だし、場所柄、自分の「観察スイッチ」をオンしないようにしていたので、その3人母娘孫をじっくり見ることはしなかった。しかし雰囲気では明らかに「孫を抱く祖母(50代?)・娘(20代?)孫(1歳くらい)」という様子に見てとれた。
ところがどっこい。うっかり耳に入ってきてしまった話は、

祖母と思しき女性(40代前半)が抱いていたのは我が子(1歳)で、一緒にいるのも娘(20代)というではないか。さらに、娘にもお子さんがいる(しかも2人)ということで。

祖母ポジションの女性にとっては、孫と一番下の娘が、同い年。
20代娘にとっては、「実のママと”ママ友”」という状況になるようである。

結婚できてない40歳独身女が宣うのも烏滸がましいが、結婚はマジで、100億%「縁とタイミング」だと確信している。タイミングがきたと思えるときに「KKD(ここだ!)」で選択ができるか、に尽きると思っている。

それにしてもそこのお三方、いやお二方。タイミング早すぎやしませんか。サイクルも早すぎやしませんか?
この女性たちに回ってきた縁とタイミングが、なぜ私に回ってこないのか。


言うてる間に年も明け。

思わず目を見張り耳を大きくしてしまうような事案を聞いたのも昨年の話。公私ともに大嵐も吹き荒れた、荒れにアレが荒れ倒した2022年だったが、あっという間に年が明けてしまった。半端に書き残していた「婚活の顛末」
カネにならない文章ではあるが、誰のためでもなく、誰かのためになればと思い、自浄作用も期待して書き残してみることにする。

結果として、2023年1月現在、婚活に関することはすっぱり辞めている。あーすっきり。

何で婚活しようと思ったの?

ひと言で言えば「暇だったから」だ。
出稽古的な海外赴任から帰国し、業態が変わり、生活環境(場所・時間)が大きく変わった。両親の住む地元に帰ったが、実家に戻るよりもひとりで生活することを選択し、金で自由を買っている感はある。
成人した人間の寄り集まった家庭であっても、自分以外の他者がいる生活は何かしらの制限をもたらす。自分で稼いだお金と、自分に割り当てられた時間。すべてを自分だけにつぎ込める贅沢は代えがたい。
で、自分の時間を持てあますようになってしまったというわけだ。

帰国後、やったことのないことをやってみよう!と思い立ち、徳島県の委託で運営されている結婚支援センター主催のイベントへ数回参加した。

改めてイベント参加スケジュールを振り返ってみると、参加したのは3回だった。全然少ないやん。
ほか、プラス2回くらい参加申し込みをした記憶はあるが、多分途中で気が変わってキャンセルしたり、抽選漏れで参加できなかったりしたのだろう。顛末云々言うほどもない、しょっぱい婚活履歴である。

本気の婚活は、戦略。私の婚活は、確認作業。

数回の婚活や数か月のマッチングアプリ利用で、結果的には「自分の心の見直し」につながったように思う。どちらの婚活センパイに聞いても、うまくいっている人はほとんどいない。お金と時間と精神力を使って、それでも踏ん張る理由は何だろう。片手でも余る程度しか動いていない自分が言えることは本当に少ない。自分の経験は、自分の経験でしかなく、同じような感情を抱きそうな、つまり自分と同じような精神性を持っている女性は多くなさそうな気がするからだ。そして私は婚活市場にフィットしない性質なのだと理解した。活きのいい魚を探して魚屋に来ているのに、しなびかかった野菜が陳列されているようなものだ。

一時期情報収集していたときに見つけたのは「GWで20人の異性と会った」とか、まあとにかく、「数打ってる!」体験記ばかりだった。
1:仕事しながら、2:自分の生活を維持しながら、3:知らない他人とイチから関係性を気づいていく。自分の精神力を円グラフにすると、3に割ける分量は2%もなさそうな気がしてきた。それでも、2022年8月頃から2023年1月まで約5か月。自分なりによくやったもんだなぁと思う。何度か会った人もいたし、会おう会おうとしながら、会わないままの人もいた。
ともあれ、今の私は仕事の人間関係以外に人との関係が広がらないので、「人と自分を知る」「つながりを広げる」という点で、無益な時間ではなかったと思っている。

婚活開始から5か月で、一応の「辞めました宣言」が出るにいたるまで、それなりに異性と会ったり話したりし、川の支流が本流に集まるように、自分の思考を整理していった感がある。最終的に「一旦やーめた!」が言えるようになったのは、昨年落ちかけた自分の自信が回復した部分も大きいように思う。
さ、明日も独身職業婦人の生活はつづく。婚活から見えてきた自分、もう少し書いて整理することができれば面白いかと思っている。

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