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プロセスは「結果よりも大切」なのか?

カイジが考える「プロセス」と「結果」

ヒット漫画「カイジ」から、「何が学べるのか」をまとめたシリーズの1冊。今回のテーマは、「はたらきかた」のはなし。

巷では、「結果」よりも「プロセス」が大切という話が多く、いかにも「結果」がでなくても、「プロセス」がよければそれでいい。そんな風にとらえることも少なくない。

この「結果」よりも「プロセス」という考え方を、この本では以下のように解説している。

消費者が買うのは、「結果(商品)」であり、「プロセス」ではありません。その会社の社員が頑張ったのであれば、商品がちゃんとしてなくてもいいや、と考えている人は、おそらくいないでしょう。消費者として、私たちはみんな、「結果」で相手を見ているのです。

つまり、「結果」があるから「プロセス」がある。結局は、「結果」というもので、人は人を判断しているという。確かに「大阪」にいくことが求めている結果にもかかわらず、飛行機に乗ってハワイにいってしまったとしたら、ハワイにいったというプロセスが面白いとしても、目的は達成しておらず、「その結果」をみて、人は「この人は変な人」と判断するだろう。

しごとのために、リストをつくる。これは仕事か?

そんなことを考えると「結果のためのしごと」と「プロセスのためのしごと」がある。

・これからやるべき仕事をリストアップする ・クライアントの担当者にご挨拶の手紙を出す ・ぐちゃぐちゃになっていたデスクを片付ける  これらの仕事が終わったところで、 実は1円も稼げていません。 つまり「仕事」はしていないのです。

著者は「プロセスのためのしごと」を上記のように語る。自分の周りを見てみても、確かに具体的な結果に結びつくことやっていない場合もある。仕事をしたふりを、どれだけ避けるかがゴールへの近道のような気もする。

結果をだすまでの道のりは長い。では何をすればいい?

そんな問いかけに著者はこう答えています。

短期的な行動目標を作るべきです。 これは、「こうなりたい」という状態目標ではなく、「今日何をする、明日何をする」 という具体的な行動の目標

つまり短期的な目標を設定することによって、プロセス満足な人生にならずに、達成に向けて日々動いていく。イチローも「遠回りが一番の近道」といっていたように、じぶんも日々の短期的な具体的な行動目標を決めて生きてゆきたい。



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