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⚪︎⚪︎の経験⚪︎年以上必要(不要!?)

求人情報の募集要項にほぼ記載されている
⚪︎⚪︎経験⚪︎年以上 という文言。

前提として、大企業や年に数百名の大量採用企業は、
ある程度スクリーニングしなければ人事部が炎上します。
その為に、学歴や職歴、転職回数、経験年数などで
一次スクリーニングする事は言うまでもないですが、
この限りではなく、二次や役員面接時における
留意点としての話しであり、
結論を言うと●●の経験⚪︎年以上は不要です。

理由は、
経験年数=スキルの習熟レベルではないからです。
習熟レベルを具体化できないから、
経験という言葉で誤魔化しているのです。
この言葉の背景としては、判断基準がないという事です。

なので、
営業マンは、最低3年経験して一人前だとか、
寿司を客前で握れるようになるには5年必要だとか、
よく耳にする言葉です。

でも、これって貴方の経験と実績ですよね?
と思ったりもします。
極論かもしれませんが、
新卒1年目で、売上ギネスを更新した部下がいました。
飲食人大学を出てすぐに寿司職人になった人も居ました。

人は、どうしても自分自身の経験や実績が
物差しになってしまうんだと、
自戒の念も込めて思う事が多いです。
私は、採用のプロとして特に気をつけている事は、
表面的な情報から「自分の価値観で決めつけない」です。
だからこそ、様々な質問をします。
そうする事で現時点での判断に加え、
対象者の能力伸長(伸び代)を獲得する事ができる為、
採用の目的である「入社後に活躍できるか」の
判断がより明確になるような気がします…

従って、企業は採用の判断基準を作る事が大事です。
これこそが採用の成功を左右させます。
役員や社長に判断基準は不要かもしれません。
この人と一緒に働きたいと思うかどうか
だけで良いかもしれません。
ただ、そこに辿り着くまでには必要なのです。

最終判断に迷った時に、
●●の経験○年以上の人が有利になるのです。

イイ人が採用できないという話しをよく聞きますが、
もしかするとイイ人が応募してきていたが、
最終面接に届かなかったなんて事があるかもです…





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