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ズボラすぎて怖い個人事業主たち。

こんにちは、HKRです。


私がフリー(個人)で働くと決めてからまず勉強したのは「お金(確定申告・税金など)」です。もともと投資や副業(ライター)を始めるうえではサラッと触れてはいましたが、いざ自分ごととなるならばと本やネットを駆使してそれなりに目を通しました。(いまはYouTubeでも学べるから素晴らしい時代ですよね)

そういうのは当然だと思っていたのですが、いざリラクゼーションサロンで働いてみるとビックリするくらい何も知らない人が多いことがわかります。この業界のプレイヤーの年収はある程度想像できる金額とはいえ、もったいないorヤバい人が多くてヒヤヒヤしてしまいます(他人ごとなんですけどね)。


今回はそんなヒヤヒヤした方々の事例をいくつかご紹介しましょう。なんらかの参考になれば幸いです。

(※私も専門家ではないのでご了承ください)


①年末に一気に領収書を求める人


リラクゼーションサロンでも領収書を求める方々はチラホラいます。その際は手書きの領収書をお渡しすることになるのですが、年末になると「今年分の領収書が全部ほしい」と請求してくるお客様がいました。いちおう履歴は残っているので書くことは可能ではありますが、ぶっちゃけ無茶苦茶めんどくさい。

整体・リラクゼーションサロンは時間管理のサービスです。予約優先で時間を確保して、その中でサービス(施術)を行う=つまり時間が命です。その中で過去の履歴をさかのぼり、いくら金額を払ったのか、更には二重発行していないかもチェックしなければならないという手間は時間がかかりすぎます。受付スタッフを常駐させていないお店は尚更です。そして一気に書くとなるとミスをするリスクも上がりますよね。


そんなわけで自分が店長代理になった時に「当日発行のみ」という注意書きを用意しました。法的にどうかは分かりませんが、まあ「当日に言って」という注意喚起ですね。スタッフに余計な手間をかけさせない+書きミスによる余計なトラブル防止のつもりで用意したのですが、ときどきスタッフが対応してしまう場合もあります。まあ指名のお客様だと断りづらいこともあるのでしょう(私はキッパリ断りますけど)。

そこであるスタッフが過去のお支払い金額を合計して1枚の領収書に納めていました。⋯これって違反じゃね?

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会計の基本には現金主義・発生主義・実現主義などがありますが、基本的には金銭のやりとりがあった日付・金額など記載すべき項目はお金のやりとりがあった当日が無難。ネットでは“日付をまとめたとわかるように記載すればいいんじゃね?”とか書いているものもありますが、税理士のコメントではないのであまりあてにはできません(マジで適当に解釈しているものもある)。

原則は外さないほうがいいと思うのですが、当の本人は「?いけないんですか?」とキョトン顔🥸。その他にも宛名を書かないとか適当に射線を引いて渡すとかなかなか際どい(っていうかアウト)なことを平気で行う人もチラホラ。二重発行の意味もよくわかっていない人もいましたねぇ⋯。


②白色申告で提出する


パート・アルバイト的に小さく稼ぐ程度ならいざ知らず、本業として軸足置いて働いている人でも白色申告のまま提出している人も少なくありません。「面倒だから」とそのままにしている人が多いですが、いまは確定申告書を作成する専用のツールが数多くあってポチポチ入力するだけでほぼ自動で済ませられます。白色申告だろうが青色申告だろうが手間はそれほど変わりません。



事業収入がよほど少ないか赤字事業者ならばササっと確定申告を終わらせられるメリットはあるかもしれませんが、節税メリットを考えれば基本的に青色申告一択になるはず。⋯なのですが「白色申告と青色申告って何が違うんですか?」みたいな質問をその場にいた全員にされたときはさすがにビビりましたねぇ⋯。

(経費計上も全くしていない猛者もいたっけ⋯)

③確定申告って何??


これは究極のパターン。以前働いていた職場でたまたまヘルプでやってきた私(HKR)より歳上の方が来たときに、話の流れは忘れましたが確定申告の話になったときに「俺やったことない」という言葉が耳に入りました。

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一瞬止まったあと「あぁ、税理士さんにお任せしているんですか?」と聞いたらどうやらそうでもない様子。“確定申告”というワードがピンときていないのかな?と思ってあれこれ聞いてみると、どうやらガチで何もやっていない様子でした。聞けばこの業界に入ったのが3〜4年前くらいの話で、深夜のリラクゼーション系の業務委託でずっと働いていたようです。深夜帯で長く働いていたそうで月30〜40万くらいは稼いでいたとのお話をへぇ~と頷きながら「It is over!!(終わった)」という海外の総合格闘技(=UFC)の名司会者が叫ぶ声が私の脳内に響き渡りました。いや~無申告はヤバいでしょう。逃げ切れるといいですね~たぶん無理ですが。


お金が欲しいならお金の勉強をしよう


まっとうな個人事業主の方には笑っていただいたかもしれませんが、少なくとも私のまわりにいた業務委託者さん達は結構こういう人たちで溢れています。私自身も事細かに知り尽くしているわけではありませんが、法に引っかからないくらいの勉強はしているつもりです。まあわかんなければネットや本で調べるか確定申告書作成コーナーにいる人に聞いてもイイですし。


私もお金というものを勉強しようという気になったのは20代後半くらい。たとえば「身体を鍛えたい」と思ったら筋トレの運動はもちろん、栄養学やケアのことまでたくさんやることが思いつきます。「ケンカに強くなりたい」なら武道・格闘技で打撃か組技か武器術か、と千差万別の選択肢がありますよね?

ところが「お金が欲しい」と思ったときに“真面目にコツコツ働いて貯金する”くらいのイメージしか持てていないことに「アレ?これはおかしくないか?」と気づきました。もしかしたらこれはがむしゃらに動いていれば筋肉が大きくなる、とか自宅の蛍光灯を点けるヒモに向かってシャドーボクシングしていたら強くなれる、みたいな壮大な間違いを犯しているかもしれない⋯。そんなことを20代後半に気づいたのです。


お金を稼ぐならまずはお金を守る方法を知るべきです。そのためには節税に関する知識をひと通り学んでおくことをオススメします。覚えておいて損はないので。ま、私も偉そうに言えるほどではないので勉強します。


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