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クルマが地球環境問題に与える影響を知ろう~検出キットでCO2を見る~

EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社の中野です。

今回のワ―ケーションで実施した自由研究プログラムの1つ
『クルマが地球環境問題に与える影響を知ろう』についてご紹介します。

本プログラムでは、「カーボンニュートラル」(CO2排出量を削減するため、植林や再生可能エネルギーの導入・人間活動におけるCO2排出量を相殺すること)に対する理解を深める目的で、CO2を可視化できる検出キットを用いた身の回りの空気に含まれるCO2濃度測定を実施しました。

プログラムの概要

内容
①CO2と気候変動の関係・減らすための取り組み・再生可能エネルギーに関する最新動向・長野県(千曲市)の取り組みに関する講義

②現地で空気を収集・検出キットを使ってCO2濃度を測定

③測定結果をもとに聖高原キャンプ場のCO2濃度マップを作成

学習の狙い
CO2はどこで増えてどこで減らすことができるのか?を体感し、カーボンニュートラルを実現するために自分たちがやるべきことは何か?学んでもらうことを目指しました。

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CO2濃度が高そうな場所を予測したうえで空気を収集しに行き、CO2濃度を測定します。

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実験結果
「人が多く集まっている場所や自動車の周りはCO2濃度が高く、森林では低い」ことが判明しました。
  
この実験結果をもとに、実際に数値としてCO2の濃度を把握することで、二酸化炭素が増える理由や、減らすための活動について学び直す機会を共有しました。

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参加した子供たちの感想(抜粋)

「人や車の活動があった場所と自然の中とではCO2の濃度は違うとは思っていたが、実験結果ではっきりわかるくらい違いが出るのは予想外だった。今後はCO2排出に影響のある電力を無駄にしないなど、今まで通り環境を意識して生活したい」(小学6年生)

プログラム担当者(中野)の気づき

参加者の子供たちの中には、既にCO2についてよく学んでおり、教える側でありながらも教えられることが多くありました。

「冷房よりも暖房の方が電力消費が大きく、CO2の排出量が多い可能性がある」

「電動自動車そのものが環境に良いというわけではなく、どのように作られた電力を使っているかも大事」などを十分に理解の上、他の参加者向けに説明してくれる場面もあり、子供たちのポテンシャルの高さが垣間見られました。

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