約2年半後、人生が一変したワーケーション初心者の姿
こんにちは!
関東で活動しているスチールカメラマンの小久保です。普段はメディア用の写真やポートレートの撮影、物撮りの撮影をしています。今回は、2021年に執筆したワーケーション実験ノート「〈若手こそ体験を!〉ワーケーション初心者22歳が体験した学びとは」の続編を書きたいと思います。
実は、今回参加したワーケーション・ウェルカムデイズ「レボ系ワーケーション」で、千曲市のワーケーションは7回目の参加になります。はじめて参加してから約2年半の月日が経過した今、個人事業主として大きく成長したと実感しております。本記事では、過去の自分を振り返りつつ、どのように変わったかをお話ししていきたいと思います。
ワーケーション・ウェルカムデイズをきっかけにカメラマンになると誓った
自分がはじめてワーケーションに参加したのは、2021年8月ごろに開催された「千曲市ワーケーション・ウェルカムデイズ」です。当時の自分は、うつ病により半年以上フリーターとして生活をしていました。何も希望を持てず「自分は何ができるのだろう」と毎日考えていました。
そんな自分に声をかけてくれたのが、事務局の坂下さんです。優しく接していただきながら、参加者の皆さんを紹介してくれました。
「千曲市ワーケーション・ウェルカムデイズ」では、BBQやはじめてのウクレレ、大きな滑り台を体験し、リフレッシュができました。食事の際には、ご飯を提供してくれる事業者からジビエとビーガンを掛け合わせた「ジ・ビーガン」料理の説明や、なぜ取り組んでいるのかといったお話がありました。リフレッシュをしながら新しいことを学べるコンテンツに、過去の自分を忘れさせてくれました。そして、自分が好きだった写真をより仕事にしたいという想いが芽生えるきっかけとなりました。
当時、NikonD750というカメラを持参し、さまざまな瞬間を写真に収めました。真剣な表情で取り組んでいる姿や楽しんでいる姿、人だけではなく料理や風景などを撮影していました。単純に写真を撮ることが楽しいですが、何よりも写真を渡したときに喜んでくれる相手の姿をみるのが1番うれしいことです。
実際に喜んでくれる姿を想像して写真を撮っていました(笑)
実は、カメラマンは学生のころに諦めた職業でもあります。将来を見据えたとき、カメラマン一筋では家族を養うことは難しいと考え、諦めました。しかし、ワーケーション・ウェルカムデイズに出会い、大きく気持ちが変わりました。
好きな写真を通じて、ほかの業種と掛け合わせることができないかを模索していた2021年10月ごろ。またもや、坂下さんから「学びが多いコンテンツだから小久保くんに向いているんじゃないかな?」とワーケーション・ウェルカムデイズへのお誘いがありました。興味津々に参加しましたが、人生が大きく進展するとは思っていませんでした……。
自分の課題に気付かされた「学び深まる秋の温泉ワーケーション」
2021年11月ごろに開催された「学び深まる秋の温泉ワーケーション」に参加しました。当時のようすや体験したことは、記事で公開しております。ご興味があれば、ぜひご覧ください。
記事:「若手こそ体験を!」ワーケーション初心者22歳が体験した学びとは
特に印象に残っているのは「信州周遊フィールドワーク&アイデアソン」というプログラムです。テーマに対して、チームでディスカッションをおこない、最終的にプレゼンをします。
実際、専門家からお題の説明を受けると、自分には難しい話で理解するのに必死でした。当時の参加者は経営者や大手企業の役員、自治体の関係者が多かったです。フィールドワークで交わされる密度が濃いお話しや経験談に、自分はうまく対話ができませんでした。
【当時、気づいたこと】
①日本や地域がおこなっている施策や動きを知らない、世間知らず
②考えかたがまだまだ未熟
③専門知識がなければ、平凡の話しかできない
正直、こんなにも自分は未熟で、何もしてこなかったのかとショックを受けました。しかし、自分が足りない部分に気づけたこと、知らないことを知れたことは、自分にとっては大きな進展だと感じていました。ワーケーション・ウェルカムデイズは、自分にない要素や実力を持つ方々から学ぶことができるという観点からやめられなくなってしまいました。
常連になっても学びが止まることはない
今年は「レボ系ワーケーション」に参加しました。いつものように参加していると「あれ、自己紹介うまくなった?」「自分の意見をわかりやすく説明できるようになったね」とリピーターの方々が教えてくれました。
恥ずかしいことですが、2021年の自分は自己紹介や自分の意見もろくに話せませんでした。読者のかたにとってびっくりする話かもしれませんが、自分にとっては本当にうれしい瞬間でした。成長を感じると同時に、ワークスタイルや生活スタイルにおいても変化したことに気付かされました。
普段から気軽に旅行やカフェ、景色のきれいな場所で仕事をすることが増えました。今気づけば、どこかにいって仕事をするのは、自分の楽しみのひとつにもなっていました。さらにワーケーションで地域の課題や問題に触れていることで、普段みている視点も変わりました。
常連になることで変化した自分を知ることができる。これはひとつの学びポイントだと思っています。
「過去の自分」と「今の自分」で大きく変わったこと
何よりも大きく変わったのは、フリーカメラマンとして大きく進展したことです。仕事内容もイベントの撮影、ポートレート、物撮りなど、さまざまな分野で撮影のお仕事をさせていただいています。長野県だけではなく、東京都や愛知県で事業されている企業様にもお声がけいただけるようになりました。
さらに2023年からワーケーション・ウェルカムデイズのカメラマンとしても参画できるようになりました。主催者である株式会社ふろしきやの田村さん、関係者のみなさん、本当にありがとうございます。
「レボ系ワーケーション」が過去の自分を振り返るポイントに
2024年1月に開催した「レボ系ワーケーション」では、各地域で活躍している事業主の方々と関わることができ、新しい知見や考えかたを学ぶことができました。同時に、はじめてワーケーション・ウェルカムデイズに参加した自分を振り返る機会にもなりました。
改めて、まだまだ未熟者の自分に関わっていただき、本当にありがとうございます。
目指すのは「人のいい写真」
最後に、自分が目指すのは「人のいい写真」が撮れるカメラマンになることです。かなり抽象的な話ではありますが、人の心からでる「いいね」はそれほど奥深いものだと思っています。人生のなかでうれしかったこと、努力したこと、後悔したことが積み重なりあうことで「いいね」は変わってくると考えています。自分は人に喜んでもらいたいからこそ、心から思えるいい写真を提供していきたいです。
まずは写真家が評価する写真を知るところから。2024年の目標は、写真コンテストに出場し、受賞することを目標に活動していきたいと思います。
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