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働き方改革マガジン~教員が定時に帰れる未来へ-vol.2-

【今週の目次】
1.働き方改革ニュース
2.働き方改革実践例
3.本校の実践紹介
4.知っておきたい法律
5.ちりつも時短術(pc編)
6.ちりつも時短術(行動編)
7.業務効率化のおすすめツール
8.書籍紹介
9.考え方が変わる名言
10.ふと思うこと〜ミニコラム〜

このマガジンでは、学校における働き方改革情報をまとめています。毎週月曜日配信。時間外労働は過労死ラインを超えているのに残業代は出ない、そんなブラック教育現場を改革しようと始めました。毎週見ていただければ、少しずつ時短術や考え方が身に付いて早く帰れるようになると思います。今私たちができることは、自分の勤務校の改善と個人の生産性アップです。文科省や自治体が動くのを待っていたのではすぐ定年になってしまいます。今残されているカードで定時出勤、定時退勤を一緒に実現してみませんか?


※おすすめ商品のリンクを掲載してますが、アフィリエイト等での収益化はしていません。あくまで、ブログを見ていただいた方の利便性を追求したものです。ご承知おきください。


【発信者について】
公立小学校に勤務する28歳教員7年目です。働き方改革主任を命じられ、日々勤務校の非効率な部分を改善しています。結婚を機に採用試験を受け直し、他県に移りました。教員夫婦ですのでどうしてもじいじばあばに頼ることが多くなることがわかっていたので、妻の実家近くに住んでいます。私は農家の長男なんですけどね😅まあ今の時代はそこまで関係ないかと。そういう経緯もありまして、女性が働きやすい環境ですとかLGBTにも関心があります。また、SDGs主任も務めさせていただいてますので、「持続可能な教育現場」を意識して活動しています。💻がある程度できることもあり、影のICT主任とも言われていたり😅2歳と0歳の娘がいるため、私自身も働き方改革を進め、時間外労働の削減に務めています。

では、今週の記事へ❗️↓↓↓

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1.働き方改革ニュース
このコーナーでは、学校の働き方改革につながるニュースを紹介していきます。

残業をなくす意味での働き方改革をメインに発信してますが、職場のパワハラも意外とあります。
校長先生や教頭先生、お局様などなど、若手が言うことを聞かないなどもあるでしょう。職場の人間関係が原因で療養をとる先生も少なくないはず。根底にあるのは、教師の凝り固まった価値観。こうでなければいけない!という強い思いはもしかしたら相手を傷つけているかもしれません。誰かのせいで自分や同僚が苦しむのは嫌なので、私は以前より自分の意見をはっきりいうようになりました。言わないというのは黙認してるのと同じですから。嫌われる勇気をもって自分の考えを述べます。


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2.働き方改革実践例
このコーナーでは、ネットや書籍から集めた働き方改革実践例を紹介していきます。

今週は学級日誌の廃止。劇的な効果はないですが、毎日のコメントの時間を削減できます。それから子どもたちの時間も生み出すことができます。きちんと活用すれば学級経営に役立つツールだとは思いますが、日直さんが帰りの会になってあわてて書き上げるというのが多くなってないでしょうか?少なくとも私のクラスはそう。。。
廃止した分、子どもたちとの会話を大事にする必要はあります!

文部省HPより↓

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3.本校の実践紹介
このコーナーでは、私が働き方改革主任として勤務する公立小学校の実践を紹介します。

今回はケプトボードの紹介です。正しくはKPTボード。前回紹介した「職員室のモノ、1t捨てたら残業へりました!」の本の中で紹介されています。

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B4のホワイトボードを黒のマジックの線で区切っています。すぐに書き込めるように付箋とボールペンをマグネットで貼り付けてあります。problemのところに働き方改革のアイデアや学校の課題を付箋で貼ってもらいます。
私の方で、上司や関係する校務分掌の先生に聞き、実行可能であればTry!  ちょっと実現困難なものはkeepのエリアに付箋を動かします。赤でコメントを入れながら。このボードはシュレッダーの上に立てかけてあります。みんなの目に触れるように。始めは、付箋を貼ってくれた先生におやつを渡していました。職員室のお菓子事情は大事ですよね笑
今年の4月から始めて4ヶ月が経ちますが、結構皆さん貼ってくれるようになりました。また、貼らなくても「あれって無駄だよねぇ」という話題も多くなりました。
全体として、働き方改革の意識が高まったのが1番の効果かなと思います。この付箋から働き方改革が進んだ例もありましたので、みなさんの学校でも導入してみてはいかがですか?

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4.知っておきたい法律

今回は労働基準法の基本的な部分。
そもそも私たちは時間外労働することはできません。私たち教員が残業するのは以下の4項目に限られます。
①校外学習
②学校行事
③職員会議
④災害時、生徒指導
これも職員の健康と福祉を害しないよう考慮した上で校長が命じた場合残業することができます。
実態とはかけ離れていますよね。ですが、まず知ることが大事だと思います。このことを知らずに働いている先生もいるはず。教材研究は残業としては認められていないんですね。研究授業のための準備も特に明記されていません。
36協定を結んでいる学校もあるかと思います。
36協定については次回掲載します。

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5.ちりつも時短術(pc編)
このコーナーでは、劇的に早くなるわけではないけど、少しずつ身に付けていくと生産性が少しずつ上がっていく、そんなpcスキルを紹介していきます。

今回は、フォルダのショートカットです。
知っている方も多い昨日ですが、使われてない先生も多いはず。よくデスクトップにフォルダを一面に置いてる先生を見かけます。
こんな感じで↓↓↓

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これではフォルダを毎回探す時間が生まれてしまいます。また、パソコンがもし壊れたらデスクトップのデータも消えてしまう可能性があります。基本は学校のサーバーやGoogleドライブなどに保存しておきましょう。
学校サーバーに置いてあるフォルダであれば、右クリックでショートカットの作成ができます。作成されたショートカットフォルダをデスクトップに配置すればオッケー👌
私は自分の校務分掌のフォルダや学年のフォルダを今年度と昨年度の分置いています。
毎日の作業ですからこれは本当にちりつも時短になります!お盆明けたら早速やってみましょう!!

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6.ちりつも時短術(行動編)
このコーナーでは、普段のちょっとした行動や考え方でできる時短術を紹介しています。

今回は書類整理について。
学校は、紙、紙、紙。いいかげん令和なんだからペーパーレスにしてくれと心の底から思いますが、基本は紙。。。
皆さんも整理には気を遣っているかと思います。
私の整理術は、
①とにかく紙をもたない
②全てA4クリアファイルに入れる
の2つです。6年間毎年整理の方法を調べてきて、今この形に落ち着いています。
まずは、どんどん捨てること。
職員室に戻ると、机上に書類が置かれてますよね。まず仕分け。いるもの、いらないもの、もしかしたら必要なもの。
いるものはA4クリアファイルに入れて、浅い引き出しに入れる。
いらないものはゴミ箱。
もしかしたら必要なものはスキャンか写真をとって捨てる。このサイクルです。
いるものをスキャンしない理由は、やはり目に見える形で残しておかないと存在を忘れてしまうからです。
私自身iPadをフル活用してますが、それでも紙のよさはやっぱりあります。デジタルとアナログのハイブリッドを目指してます🙇‍♂️
A4クリアファイルは、机の浅くて広い引き出しに入る分だけとしてます。
入らなくなってら断捨離。
仕事が進んでるかどうかもクリアファイルの量でわかります。
ご参考までに☺️

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7.業務効率化のおすすめツール
このコーナーでは、揃えるだけで仕事が早くなるグッズを紹介しています。

今回はマウス🖱
学校支給の有線マウスを使ってる先生多すぎませんか💦
使うだけで時短になる魔法のアイテム!!
Bluetoothマウス🖱
2000円内で買えます。使わない手はありません。
まず机が広くなる。コードがじゃまにならない。快適です。ちなみに私は、もう少し課金して、トラックボールを使ってます。
これ


https://www.amazon.co.jp/%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AB-M575S-Bluetooth-%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%82%A6%E3%82%B9-%E9%9B%BB%E6%B1%A0%E5%AF%BF%E5%91%BD%E6%9C%80%E5%A4%A724%E3%82%B1%E6%9C%88/dp/B08L4ZR79Q/ref=sr_1_5?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%AB&qid=1628519719&sr=8-5


たぶんいくらここで説明しても伝わらないと思います。1日使えば世界が違って見えることは保証できます。具体的には肩が疲れません。普通のマウスだといちいち浮かせるので、わずかに肩の筋肉を使うんですよね。あれがなくなります。親指だけで操作できる。私は個人的に本当におすすめしてます!!

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8.書籍紹介
このコーナーでは、私が実際に読んだ本の中からおすすめを紹介します。働き方改革関連の本もあれば、ビジネス書や金融系なども掲載していきます。

教育委員会が本気出したらスゴかった。 ―コロナ禍に2週間でオンライン授業を実現した熊本市の奇跡ー 

https://www.amazon.co.jp/dp/4788717085/ref=cm_sw_r_cp_api_glt_i_NFEMGWT5W8J63X9703B3?_encoding=UTF8&psc=1


今回はこちらの本。熊本市のトップ主体の働き方改革です。ぜひ、各自治体の教育委員会の方に読んでいただきたい。最近はボトムアップという言葉をうまく使って現場に働き方改革を任せてる感じが見受けられますが、こちらはトップダウン!強いリーダーシップで大胆に改革しています。結局、下っ端の私のような教員が1000歩行動するより、権力ある方が1歩動いてくれる方が、働き方改革は大きく進みます。
一点、注意したいのが、熊本市の先生からTwitterで現場はそんなに変わってないという趣旨のリプライをもらったことですね。個人の1意見なのか熊本市の教員の実態なのかサンプルが少なすぎて判断はできないのですが、補足だけさせてください。
ただ、これだけ動いてくれるトップであれば、進言しても話を聞いていただけそうですよね!

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9.考え方が変わる名言
私が過去に影響を受けた言葉を紹介します。100に1つも刺さる言葉が見つかれば幸いです。


 人は何回挑戦したらあきらめると思う?

答えは、0.8回。

つまり、一度も挑戦しない人がほとんど。

いくら働き方改革の事例を紹介してもきっと現場で実行する人はほとんどいないでしょう。それでも私は発信を辞めませんが。10%くらいの方は動きます。その人たちが現場を変えてくれると信じて!!


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10.ふと思うこと〜ミニコラム〜
このコーナーでは記事としてまとめるほどではいけど、日々感じたことや違和感などをつぶやいていきます。

働き方改革を進めて4ヶ月。なんとなくやるせなさを感じています。理由は、今の校長先生が異動したり、私が異動したりしたら、きっとまた元の働き方に戻ってしまうと思うからです。
できれば、在校時間や職員会議のあり方、新たに仕事をつくる場合のルールなどを明確に定めたいな今は思っています。
ルール化は反発も招く諸刃の剣ですが、効果は絶大です。実際、附属小学校などはそういうルールができて、みんな時間までに仕事を終えられるようになったとか。やはり、締め切り効果ってすごいです。終わりの時間が決まってないと人間はダラダラしますからね。

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今週も最後まで読んでいただきありがとうございました😭😭😭
週に1回というペースですが、少しでも皆さんの負担が減るよう配信を続けていきたいと思います。応援よろしくお願いします🤲

#働き方改革 、#学校、#教員、#教育、#残業、#時間外労働、#小学校、#先生、#生産性向上、#業務効率化

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