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「情報授業」は大学で必要なのか。

「情報授業」は大学で必要なのか。

最近世の中でよく耳にする言葉「IT化の推進」「Society5.0」。どちらも昨今の情報化社会の急速な発展を反映した言葉です。
いまや情報授業は小・中・高校でも扱われ、授業を受ける世代は、ネオ・デジタルネイテイブ世代です。この世代にとって家にパソコンはもちろん、スマホ・タブレットがあることは当たり前です。

目次
今の大学生は、ネオ・デジタルネイテイブ世代
学生時代の情報授業といえば
社会人になってから実感したこと
ワークアカデミーでできること

今の大学生は、ネオ・デジタルネイテイブ世代

そんな世代が大学生になって、情報授業?貴重な大学の授業時間を割いてまでやること?一部からはそんな声も聞こえてくるのではないでしょうか。
「情報授業は大学で必要か」という問いは、大学業界において今後も議論をされ続ける題材の一つであると感じます。

学生時代の情報授業といえば

世間一般的に思い浮かぶ大学の情報授業内容は、Office操作の講義や、メールやレポートの書き方の講義ではないでしょうか。
私自身も大学時代に受けた情報授業は、そのような授業だったなと、朧気に記憶をしています。

考えてみると、大学になりたての1年生。勉学のやる気に満ち溢れているはずなのに何故覚えていないのか?
授業の内容は、Excel操作の授業は計算式の紹介・関数は、まるで公式を覚える気分でした。私は、「将来の自分事として直結していなかった」と言えます。


さて、「その時の授業が今の自分に活きているか」と問われたならば私は、
「正直、授業内容はほとんど覚えていないし、活きていないという判断すらできない」と答えます。(先生ごめんなさい!)

もちろんoffice操作もメール・レポートの書き方も重要です。しかし、情報授業として実施せずに、また別枠で考えるべきです。


社会人になってから実感したこと

恥ずかしながら、社会人でパソコンを本格的に使用するようになったのはここ最近ですが、非常に苦労しています。タイピングの遅さやExcelのスキル、PowerPointの完成度等々、挙げていけばきりがありません。今の自分の苦労が、当時の大学時代の自分に直結していれば、授業への取り組み方や、自学自習の時間は大幅に変わっていたと思います。

しかしながら、大学の情報授業は「社会人になる大学生」を想定した授業内容に果たしてなっているのでしょうか。近年の大学はアクテイブ・ラーニングの手法を、積極的に授業に取り入れています。
授業を受ける学生は、ネオ・デジタルネイテイブ世代であり、「大学の情報授業」だけが取り残されている印象を受けてしまいます。

ワークアカデミーでできること

「将来の自分事としての情報授業」として大学生に受け入れられる授業。
そのような情報授業の構築が今後の大学に必要な「情報授業」ではないか、そう強く感じます。以前の記事でも書きましたが、情報授業=パソコン操作ではありません。
将来の自分事としての情報授業は、データサイエンスへも発展していくでしょう。



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