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1日目中編「ホストファミリーのジャネット」

メルボルンに着いたのは1/17の11:30頃。予定より30分遅れたものの、空の旅が無事に終わりました。

飛行機から降りるや否や気温37度の熱が襲いかかって来ました。ちゃんと夏の昼です。積乱雲とか久しぶりに見ました。

オーストラリアに行く前から少し気になっていたので空港のお店の値札を軽く見て回りました。

マックバーガー→3豪ドル
水600ml(自動販売機)→4.80豪ドル
水600ml(お土産屋さん?)→4.30豪ドル
クロワッサン(カフェ)→3豪ドル

聞いていた通り、やはりオーストラリアは物価が高めなようです。
ここ最近は1豪ドルがだいたい90円なので、物にもよりますが日本の3倍くらいの物価といったところでしょうか。
買い物する際は慎重になってしまいそうです。

お土産屋さん?で水を購入し、一息付いてから空港のスタッフを捕まえ、片言の英語で質問しました。
「バスに乗りたいです。サウス・モラング駅に行くやつはどこですか?」
「そのバスは分からないわね。サウス・モラング駅はバスで街に出て電車に乗るんじゃないかしら?」
「(ホストファミリーからのメールを見せて)彼女が言ってました。間違えて街行きのバスに乗らないでって。」
「…オーケー(スマホで調べてくれてる)。901のバスが17番のバス停から13:01に発車するわ。マイキーチケットは持ってる?」
「ま、まいける?」
「マ・イ・キー。バスに乗るのに必要よ。」
「どこですか?」
「ついておいで。」
「ありがとうございます。」

そう言われてmykiチケット券売機に案内してもらいました。
曰く、メルボルンが属するビクトリア州ではこのmykiチケットで電車やバスなどの交通機関を利用するとのこと。お金をチャージしてその分の交通費の範囲で移動が可能で、お金が足りなくなったらまたチャージすれば良いそうです。イメージ的にSuicaやPASMOみたいな物でしょうか。
スタッフさんの言うことにゃ、距離にもよりますが一回の運賃にかかるのは5豪ドル程度らしいです。
mykiチケットの券売機に20豪ドル札を突っ込むと、チケット本体に6豪ドルがかかり、残りの14豪ドルがチャージされました。

mykiチケットを手に入れたので、無事にバスに乗ることができました。
バスの外を眺めていると豊かな自然が目に飛び込んで来ました。日本にも自然豊かな場所はありますが、メルボルンは周辺にあまり山がない分、より視界が開けて広大に見える気がします。
程よい揺れにつられて睡魔が襲いかかって来ますが、メルボルン空港のフリーWi-Fiを失った今の僕が”South Morang station”の表記を見逃したら一巻の終わりなので必死に目を凝らしていました。

思っていたよりも遠かったので乗るバスを間違えたのではないかと不安になりましたが、サウス・モラングの近くのエピング駅の名を目にして一安心。
そこからいくつかのバス停を過ぎ、ようやくホームステイ先の最寄であるサウス・モラング駅に到着しました。

ホストファミリーと連絡を取るためにはフリーWi-Fiが必要。しかし、駅にはなかったので慌てて駅員さんに質問しました。
「フリーWi-Fiを必要としています。どうすれば良いですか?」
「ここにはないよ。あそこのショッピングセンターならあるわよ。」
「ありがとうございます。」
急いでショッピングセンター「ウエストフィールド」に駆け込み、ホストファミリーのジャネットに連絡をしました。
海外用のSIMカードがなくても平気だろうとナメていましたが、フリーWi-Fi頼みの生活には限界があることを初日で早くも分からされたような気がします。

ウエストフィールドの入り口


すぐにジャネットから返事があり、約20分後に車で迎えに来てくれました。
ジャネットはとても気さくな老婦人で、メールでのやり取りをした際の印象そのままの人でした。
挨拶が済むと車でウエストフィールドの周りをぐるっと一周しながらこのショッピングセンターの案内をしてくれました。
「ウエストフィールドにはお寿司とかラーメンのお店があるのよ」「仕事を探してるならここなんてどう?」「銀行があるから口座が必要だったらまた明日連れて来ようか?」「安いお店も沢山あるよ」「日本人の子はみんなここを大きいって言うけどオーストラリアのショッピングセンターの中では普通の大きさなんだよ」

ジャネットはこれまでにもたくさんの留学生を受け入れているので、英語が苦手な人への理解がありました。聞きとりやすいハッキリとした口調で話してくれるのはもちろん、電子辞書を用いながら返答に時間をかけてしまう僕を温かく見守ってくれていました。
僕も張り切って身振り手振りを織り交ぜながらコミュニケーションを図り、家に到着するまでの十数分でかなり打ち解けることができました。

「ここが我が家よ」

それはそれはとても大きな家でした。既に写真では見せてもらっていましたが、実際に見るとさらに大きく感じます。

ホームステイ先の家


「日本人の子はみんなこの家を大きいって言うけど、あなたもそう思うかい?」
と笑いながらジャネット。
「そう思うよ!日本人からするととても大きいよ!」
目を丸くして答える僕を見るとさらに嬉しそうに笑っていました。

後編へ続く!


※今回学んだワーホリの注意事項※
6.オーストラリアは日本より物価がかなり高め。
7.メルボルンが属するビクトリア州では交通機関の利用にmykiチケットが必要不可欠。日本で言うところのSuicaやPASMOのようなICカード。
8.スマホに海外用SIMをセットしておかないとWi-Fiがない環境ではスマホが通信できない。データローミングをオンに設定すれば通信できるが、高額な利用料がかかる。数日ならポケットWi-Fiをレンタルするのもありだが、留学等で何ヶ月も滞在する場合は割高になる。
9.電子辞書あるとコミュニケーションに役立つ場面が多い。自分で使うのはもちろん、言葉が聞き取れない場合に相手に渡して打ち込んでもらうこともできる。

💸本日の明細書💸
4.30豪ドル:水
6豪ドル:mykiチケット本体
14豪ドル:mykiチケットへのチャージ額

💰所持金💰
3404豪ドル
&
1万2000円

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