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ほぼ1か月の勉強で社会福祉士に合格した話9

前回はは試験勉強中に起きた事、感じた事をお話しました。度々お話していますが、環境というのはとても重要です。

自室には自室、外には外のメリット、デメリットがあるので、自分の生活スタイルにあった環境を見つけましょう。

今日は、今だからこそ見れる私が受けた国試の講評を紹介していこうと思います。

第25回社会福祉士国家試験について

この時の合格率は18.8%と2割を切る難易度になりました。これは、第一回の時(17.4%)以来の合格率の低さでした。

職種によっては必須にもなる国家資格を、3~4年間みっちりと学習させても、20%しか合格させない現状は、福祉系に人材が集まらなくなるのは明らかです。

医療系国家資格が軒並み9割合格に比べて、社会福祉士が目立って合格率が低いのは、以下の理由が考えられます。

・試験問題が難しかった。
・受験生の出来がよろしくなかった。
・国の事情でその難易度にせざるを得なかった。

社会システムの進展が激しい今日、覚えた知識を基盤に、変化を敏感に察知して、働きながら自身をアップデートしないといけません。

そんな中で知識を確認する事に偏った試験は、現場の実情に合っているのででしょうか。

より詳しく知りたい方は以下のサイトがとても細かく分析して、社会福祉士の低い合格率について警鐘を鳴らしています。是非、ご覧ください。

第25回社会福祉士合格率18.8%、第15回精神保健福祉士合格率56.9%、第25回介護福祉士合格率64.4% : 前から後ろから!
https://fujikko92.exblog.jp/19949831/

赤マル福祉による講評

社会福祉士を目指す人なら一度は目にしたことがある、赤マル福祉に25回の講評が掲載されていたので、引用・紹介していきます。ありがとうございます。

正しいものを「2つ」選ぶ形式が新たに出題されたことです。自動採点サービスを利用された方々の動向を見ても、「2つ」選ぶのを見落としてしまった方もかなり見受けられたようです。

確かにこれは驚きました。事前のアナウンスくらいあっても良かったと思います。

社会福祉士をそれ以上増やす必要がなく、合格者数を減らしていく方針なのか、それとも、難関資格とすることで社会福祉士の価値そのものを高める方針なのか、それとも他の意図があるのか、私どもでは、はっきりわかりません。試験センター(厚生労働省)から、何らかの説明がほしいところです。

社会福祉士の資格の価値を向上させたい話は、教授づてに聞いた事があります。

先ほどの記事にも書きましたが、4年間勉強しても合格率2割を切って、合格できなければ任用資格しか取得できない状況は、福祉系大学そのものの存在意義が問われても仕方ない気がします。

今回の試験では、例年になく難問・奇問が多く、受験者の皆様の中には、途中で心が折れてしまった方もいらっしゃったのではないでしょうか?

合間の昼休みがとても静かだった事は今も覚えています。あの時受けていた人たちはどうしているのでしょうか。

社会福祉士の国家試験では、合格基準の目安を6割としています(難易度で調整する、とはありますが)。今回の合格基準が5割を下回っているのは異常事態といえます。
どうか、試験委員の諸先生方には、奇をてらった問題ではなく、社会福祉士の資質をきちんと問えるような問題を作成してほしいものです。努力が報われる試験制度であることを願うばかりです。

本当にその通りです。資格だけ持っていても、実務で使えない、名ばかりの資格では何のために4年間努力したのかわからなくなります。

決して、すべての学生が真面目とは言いません。ですが、努力が報われる試験になるようになってほしいですね。

おわりに

次回は、試験勉強中の息抜き方法を紹介していきます。

写真は今日のアグラオネマ・マリアです。新しい葉っぱが開きそうです。


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