インタビューの記録方法
前項まではインタビューするときの手法に関するマイルールを書いてきましたが、ここではインタビューでの会話や動作の記録について書きたいと思います。
これを読んでいる誰かの何かの参考になれば嬉しいです(^^)
と、言ってもあまり特別なことはしてないん………
- 録音
- 録画
- スプレッドシートでリアルタイムで記録
インタビュー中にやってることと言ったらこれくらい…。
(逆に良い方法あったら教えてください・・苦笑)
記録の仕方で気を付けてること
録音とか録画って、結局撮っても、インタビュー終わった後に見る率って低いんですよね……関係者へ共有もしづらいですし。なので結局サマリが大事になってきます。
前項ではSlackでリアルタイムでモニタリングルームとコミュニケーション取っていると書きました。Slackには手軽さというメリットもありますが、個人の見解や感想が多く含まれているので事実に基づいた記録としては不適切です。
そのためどこでどんなときに何が起こったかをスプレッドシートで記録するようにしています。リアルタイムのためメモ書き前提です。あとでまとめれば良いので、ただただひたすらあったコトを書くルールです。ほかの人が同じシチュエーションを書いてるから…と書くのをやめるのはNGです。というのは気付きのポイントが人によって違います。操作について書く人もいれば表情について書く人もいるのでその人が見たままを書くことが大切です。
スプレッドシートの項目としては、
① どのページなのか
② どのシチュエーションなのか(○○を探してて…等)
③ 操作性について
④ 感情・表情について
⑤ (書いた人の)感想・感じたこと等自由記述
⑥ 記述者
を基本的に用意してます。インタビュー内容によって変わりますが大まかこんな感じです。
もちろん全項目書く必要はありません。
表情について書く場合は①②④⑥だけとかで問題ありません。
⑤は、Slackでのやり取りを後々まとめるときにも必要になるのと、リアルタイムなので書きたいことがどの項目に当たるか考える時間はありません…困ったら⑤に適当に書いておいてスタイルです。
なので蓋を開けてみると⑤が1番記述多かったりします(笑)
いいんです、どうせ後でまとめれば解決なので(笑)
シートは被験者の数だけ用意します。
1時間のインタビューで1被験者あたり100行は余裕で埋まります。
表情についてはインタビュアーが1番書けるポジションのため、インタビュー後にも追記されていくのでどんどん増えますね。
この後のプロセスはこのスプレッドシートを中心に進めることが多いです。
スプレッドシートを読んで、状況が分かりづらいときであったり記憶が曖昧なときに録音・録画データを見直します。
モニタリングルームの手間仕事になってしまいますが重要な記録なのでいつも頑張ってもらっています。人が多ければ多いほど抜け漏れも減るのでモニタリングルームには2〜3人欲しいですね!
次項ではこのスプレッドシートにたくさん出てきた事実たちを「どのようにまとめるか」書く予定です m(_ _)m
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