10/22 JPTかすみがうらRR

JPT最終戦のかすみがうらRRに参戦。
前回のJPT群馬から一ヶ月ぶりのレース。
ほぼ毎週レースが続いた9月に比べてちょっと間が空いたので久しぶりな気がしてるあたりちょと感覚がおかしくなってるな。
間に一週間くらいハワイ行ったりなんだりしてたけど、ちゃんと走れるのか、沖縄前の脚だめし要素も含めて。いや実際にはそんな余裕なく全力で必死で走るだけなんだけど。

結果
18位。また。ここらへんを定位置にしたくはないけど、完走33名まで絞られた厳しいレースで、あれこれ動いた上で集団5番目だったことを考えると悪くないんじゃないでしょうか。


上位はほぼブリとシマノ。流石。



さて、レースレポしますか。
写真はほとんど高杉さんより。


コンディション
オデキは相変わらずあるものの、付き合い方が分かってきたので、それなりに本来の体の使い方ができるようになってきた実感はあり、売りだと自負している平坦下りも持続する速さが戻ってきてる感はある。
ただ、沖縄に向けて練習ボリュームを落としたくないので、2週間連続500km、この週もレース走り終えたら400kmになるよう乗ってる&仕事が割りと忙しく疲労とストレスが溜まり気味。
意図してやってるが、フレッシュさがキーとなるクリテリウムのような展開が延々と続くことが予想される今回のレースでは結構仇になりそうなのは不安要素。
さて、どこまで体が動いてくれるか。

レース前
沖縄に向けて減量中&おそらく2時間半くらいで終わるレースなのでカーボローディングは特にせず。
前日も家族と花火見ながら出前の寿司食べてたくらい。
当日朝は妻手作りのおにぎり5個と会場についてからチームブースでバナナ1本、エネ餅、モンスターにアップ&試走時にグランフォンドウォーターでトータル1500kcal行かないくらい摂取。
ACTIVIKEのパワーニュートリションを始めとしたお気に入りのサプリ系を飲む。ここまででスタート1時間前くらい。
アップはかすみがうら湖畔を15km程度、試走でコースを一周走ってトータル20km程度で終了。
感覚は悪くはないけど、やっぱり少し疲れてるので高出力に暗雲。
チームミーティングをしながら中畑監督の入れてくださったエスプレッソで最後のカフェイン注入。
フラスクにこれまたACTIVIKEの新作であるスピードジェルを3本分入れてスタート地点へ。
カフェイン75mgと300kcalを流し込めるのは勝負orピンチのときに役立つはず。

レース
10分のディレイがあったのち、ローリングでスタート。って言っても1コーナー曲がって即だったので実質マスドスタート。

ここから地獄の始まり


最初は下りだったのもあってそんなにペースが速いとは思わず、集団も横に広がっていたので集団かなり後ろの方で静観していたが、これが良くなかった。
ここで必死に早く前に位置どらなかった時点でゲームオーバーだった。
あぜ道のシケインっぽいところを抜け、湖畔に向かう右コーナーで止まりそうに詰まっている前、更にその先をすでに抜け出している数名を見て自覚する。

「やってしまった」

そこからは経験したことのないような超高強度クリテ状態。
南西風が強く吹いており、湖畔に向かう道は向かい風、湖畔は横風なので前に掴まるため立ち上がりは全力でもがき、そのまま次のコーナーまで踏み抜き続けなければならない。
そこに暗雲だった高出力が出にくい&スロースターターな部分が重なり、早くもレッドゾーン滞在。
登りがどうとかじゃなくて、その前のコーナーでストップからの風に吹かれながらの高速平坦の強度がエグすぎて一周目の登り終了時点で既に集団がバラけ始める。

しんどすぎて顔がやびゃー



逃げ、というか力のある者たちが残る10名程度の先頭が形声、ソレを追う数人、更にその後ろにそれなりに纏まった集団。更にその後ろくらいに何とか位置し、前からこぼれバラバラになった何人かで何とか前に行けないか回す。キツすぎてほとんど記憶ないけど。
滅多に聞かない限界過ぎてゼロゼロいってる呼吸音を捺せながら必死に踏み続け、近くにいた京産大の森田くんのいい牽きもあって何とかメインっぽい集団には合流。3周目くらいかな。


流石に集団もしんどかったのか、追いついてからはややゆっくりなペースで暫く進行する。
前からこぼれてきた人、後ろからも追いつき人数が膨らんだメインとなった集団の中には弱ペ、グリフィン、シエルブルー、アヴニール、フィッツ、エンシュアにイナーメとクラブチームの生き残りが勢揃い。
イナーメでは北野さん、高杉さん、島野さんが生き残っている。
ブリジストンは無し、シマノは1名だったので、コンチ勢はほぼ全員前。格の違いをここでも感じる、、、



さて、ではこれからどうするか。
一番前の集団はコンチ勢が10名超で回してることを考えると追いつくのは難しい。
が、その追走や前の集団からこぼれてきた人を拾うことで少しでも順位は上げられる&足切りは勘弁なので今日も牽引開始。自分が牽いて北野さんが脚を貯められれば集団の頭は取れる可能性あるし。

追走集団は捕まえたいので回してペースを上げていきたいが、ちゃんとペースを保って牽ける人数が少なく、中々足並みが揃わない。
同じように前を追いたがっていた弱ペの選手と、「これは難しいね、、、」なんて話をしながらも、ローテがなんとか回るようにはなり、かけ合いはすることなく一定のペースで集団が走るようになっていく。


追いたいお気持ち

自分としてはかなりこの集団では周りと比較して余裕があり、登りでもシッティングでゆとりをもってこなせる感じ。
他のイナーメ陣はどうか見てみると、皆結構キツそうな顔、牽きをしており、今日は自分が一番脚がありそうだと認識をする。
今思うとこの時点で脚あります宣言して勝負に向けて脚をためたほうが良かったのかな?


補給も落ち着いて取れる

集団の中も牽ける方なので積極的にローテに入りつづけた甲斐あって、先頭集団以外は無事回収する。
こぼれてきたレオモの米谷さんに「おかえりなさーい」と声かけたら「前はやばかった、、、」と。いやはやそこに入れるのがすごいんですけどね。
ってかまた米谷さんとレース中しゃべってる。好きすぎるな。

落ちてきた選手が前を蓋する仕事をしていることに気づくのが遅れ一度ぐっと集団の速度が落ちるが、北野さんに指示いただき、他のペースを保ちたいチームも動いてくれて再び集団が動き出す。
とはいえ3分半以上開いた前との差を埋めるのは不可能=この集団の中での争いはほぼ確定。
脚の残り具合がバラバラな集団の中での少しでも人数を減らすため、残り4周あたりで北野さんの指示を受けて登りでアタックをしかける。
かなり余裕があったのでソコソコ踏んだが誰一人としてついてこない。全員それなりにシンドいんだなぁと把握。
当然逃げ切れるとは思っていないので、ダメージを受けすぎない程度に踏んで、湖畔に向かう=風がツライエリア手前くらいで上手く回収される。
それくらいでも逃げておけばチームメイトは休めるし。
「後ろ結構ダメージ受けてる、グッジョブ!」と北野さんにお褒めの言葉を頂いてハッピー。


も少し逃げよーな図

今度はカウンター気味にフィッツのミッチーさんがいったが、追いついて二人逃げするよりも、追うテイで集団の前を登り~下りまで牽いたほうが後ろにダメージを与えられると思い登りからホームストレート終わりくらいまで牽引。ミッチーさんも淡々と集団が回収し、いよいよ勝負は最終局面へ。

こっちのほうがキツイだろうなぁーと思ってペース引き上げる photo by 松下さん

北野さん、高杉さんが残っているが、お二人共かなり厳しそう。
どっちがエースか、みたいな話をしていたので取り敢えず牽引役のつもりでいる。
が、脚は残ってるので役割終わってから自分ももがこうと心づもりはしておく。

さぁ、3人で誰が行く

話としては第1牽引ぱやお、第2牽引高杉さんで北野さんを発射しようという話に。
最後に向けて牽制、位置取りが入るが、ちょっと離れてしまった間に湖畔に向けての道の時点で高杉さんが北野さんを連れて前を牽いてしまっている。
この時点で前を牽いていても湖畔で後ろから上がられて登り手前ではポジションを落としてしまう、ので湖畔はいるところまでは前を牽き、一旦下がって他のチームの番手を狙うべきと判断。
前に上がるも、その考えを伝えてなかったので「(動くの)早すぎ!」と高杉さんに言われてしまいうまく連携取れず。意図を伝える一声かければよかった。

このままじゃイカンと上がってるところ

湖畔の道でまたしても離れ離れになってしまったので自分は単騎でできる限りの動きをすることに切り替える。
想定どおり後ろから位置取りに上がってきた選手に続き登りて前に向けて位置を上げていく。
この動きにも追随できないほど脚がない選手もおり中切れも起きてる中で前から8番目前後で上りへ突入。
後は力の限り振り絞るだけ、とはいいつつも限界を振り絞ってる選手がなりふり構わずもがいてるので、接触はないようにラインと路面を気を付けつつ踏み続ける。
後ろから聞き覚えのあるハイテンポなダンシングが駆け上がっていく。
案の定グリフィンのユウヤハシモト現る。ダンシングの加速音をもはや聞き慣れすぎて見なくっても分かる。
最後の一発が強いのは分かっていたのでユウヤハシモトの番手につけて駆け上がっていく。
登り終わりで力尽きた選手を避ける際に少し間が空いてしまい、ジ・エンド。というかミッチーさんにも外から刺されとった。集団5番目くらい?の18位フィニッシュ。
米谷さん、ユウヤハシモト、ミッチーさん、わいって仲良しこよしスギ。

最終局面の画像じゃないけどこんな感じよね。photo by いっしんくん

一度は脚切りの覚悟すらした中で、集団の中で積極的に仕事も含めて動いてソコソコの順位でゴールできたので及第点か。一応チーム内では一番だし。
ただ、今回も位置取り、体の動き含めた出だしの遅さが完全に仇となった。ここを改善できない限り後手後手に回り勝負どころではなくなる。やらねば。やるぞ。


今シーズンのJBCF、JPTレースは終了。
E3でデビューしてからまさかシーズン終了時にはJPTで走るようになっているとは思わなかった。

シーズン総括的なのは沖縄が終わってから改めて振り返ろうと思ってるけど、とにかくJPTはいい経験になってる。
自分にまだまだ足りない部分を如実に突きつけられるし、あそこで戦えるようになりたいという目標が出来たことが何よりの収穫。

そんな機会を与えてくださった中畑監督を始めとしたイナーメの皆さんに本当に心から感謝。

本当に暖かくていいチーム。一員になれてよかった。

オフでまた弱点を強化して、来季はもっとチームの力になれるよう、コースや展開によっては自分がエースとして信頼して任せてもらえるよう頑張る。

ま、まずは沖縄にむけて今シーズンを最後まで走り抜くぞ。

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