むかし書いた韓国コラム #401

 大邱で起きた女子大生殺害事件の有力容疑者としてタクシー運転手が浮上していることを受け、警察庁が公式ブログに「タクシー犯罪予防守則」を紹介した。まず、タクシーのナンバーを家族や知り合いに伝えること。特に女性が深夜に乗るときは現在地と到着時間などをだれかに教えておく。乗車時は犯罪行為に及びにくい後部座席に座り、掲示されている免許証の写真と運転手が同一人物かを確認する。行き先はできるだけ具体的な道路名などを告げ、見知らぬ道に行ったり、目的地ではない方向に行っている場合は通報することも勧めている。また、乗車時には寝ないようにし、眠いときも窓を開け風に当たると同時に、窓が開くことを確認する。運転手が勧める飲み物などは受け取らないこと。下車地はできるだけ人の多いところを選ぶこともポイントだ。

 外国人のトラブルも多いタクシーだが、韓国人でもこうした注意をしなければならないとは。悪い運転手はごく一部だとは思うが、警察庁が注意喚起しているほどなので利用時にはご注意を。

【解説】
 韓国は決して治安が悪い国ではないのだが、飲み会後の帰宅時にはできるだけ方向が同じ女性と同乗して送っていくようにしていたし、それができない場合はタクシーに乗せた後でタクシーのナンバーをメモしたりするようにしていた。幸いトラブルに巻き込まれるようなことはなかったが、用心に越したことはない。

(初出:The Daily Korea News 2013年5月31日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

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