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むかし書いた韓国コラム 乗り物編

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「むかし書いた韓国コラム」から乗り物に関するものをピックアップしてみました。
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#ぼったくり

むかし書いた韓国コラム #831

 海外から仁川空港に到着してうんざりするのはタクシー乗り場だ。ソウル市内まで7万ウォンという料金を提示されるが、空港までメーターで5万ウォンだったのに、どうして帰りの料金が上がるのか理解できない。けんか腰でやりとりすることも多く、観光立国を目指す国の玄関口のタクシー乗り場としては非常にお粗末な感じだった。  最近は空港内にインターナショナルタクシーのカウンターができている。ここでタクシーを申し込めば料金は定額でぼったくり一切なし。一般タクシーとほとんど変わらない料金で利用で

むかし書いた韓国コラム #700

 このところ韓国の新聞で、外国人観光客を狙ったぼったくりタクシーの取り締まりについての記事を見かけるようになった。明洞や東大門などでカモを狙っている大型タクシーだ。このタクシーは5年以上前から存在していた。  4年ほど前に、うっかりこのタクシーに乗ったことがある。在韓日本人数人で飲んでいたこともあり、あまり気にせず乗ってしまったのだが、メーターはぐんぐん上がり、違う道を走る有様。止めろと言っても聞かず、全員で示し合わせて信号待ちの隙に降りた。料金を踏み倒すのはまずいので1万

むかし書いた韓国コラム #487

 9月からソウル市内の法人タクシーのドライバーに制服の着用が義務付けられるそうだ。2011年に服装が自由化されてから6年ぶりの復活となる。格式に合わせた制服の着用によりサービス向上と乗客に信頼感を与える狙いがあるのだとか。ソウル市内の法人タクシーのドライバーは3万5千人に上り、制服を支給するのに初年度だけで市の予算16億ウォンが投じられるという。  さんざんタクシートラブルに見舞われている身としては、制服の着用義務付けがサービス向上につながるとは到底思えない。制服があっても