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むかし書いた韓国コラム #700

 このところ韓国の新聞で、外国人観光客を狙ったぼったくりタクシーの取り締まりについての記事を見かけるようになった。明洞や東大門などでカモを狙っている大型タクシーだ。このタクシーは5年以上前から存在していた。

 4年ほど前に、うっかりこのタクシーに乗ったことがある。在韓日本人数人で飲んでいたこともあり、あまり気にせず乗ってしまったのだが、メーターはぐんぐん上がり、違う道を走る有様。止めろと言っても聞かず、全員で示し合わせて信号待ちの隙に降りた。料金を踏み倒すのはまずいので1万ウォン札1枚を投げつけ、ナンバープレートと運転手の写真を証拠に撮っておいた。多少の歯止めにはなっただろうか。

 日本から知り合いが来るというメールが来たときは、必ず「どんなことがあってもタクシーには乗るな」と書いて返信している。これからはそんなことは書かなくてもよくなるだろうか。遅きに失した感もなくはないが、当局の取り締まりは歓迎したい。

【解説】
 思い返すと韓国でけんかした相手は全員タクシー運転手で、タクシーに乗るときはいつも臨戦態勢だった。中でも大型タクシーは料金トラブルになる確率が高いので基本的に乗らないようにしていた。

(初出:The Daily Korea News 2012年2月20日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

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