りんごの甘さを感じるやさしい口あたりの「インドネシア リントン ソフィ」
みなさん、こんにちは。
今週もWOODBERRY COFFEEのnoteをご覧いただきましてありがとうございます。note運用担当のつきじです。
今回は9月1日販売開始の「インドネシア リントン ソフィ」をご紹介します。タイトルにもあるように、口当たりがなめらかでクリーミー。その中にりんごのような甘みやみかんのような酸味を感じ、気持ち安らぐコーヒーです。
インドネシアはアジアに属する島国です。島ごとに育っている品種やプロセスが異なるといわれており、バラエティ豊かなコーヒーが生産されています。2021年からインドネシアでCOEが開催されるなど、スペシャルティコーヒー産業も盛んになってきています。
多くの島の中で、今回ご紹介するコーヒーの生産地はスマトラ島にある「 リントンニフタ」です。
インドネシア リントン ソフィ
市場が盛んなリントン地域
世界最大のカルデラ湖であるトバ湖の南岸に位置するリントン地域。
リントンニフタとドロッサングールの町では今でも決まった曜日に市が立ち、近隣の村々の生産者が庭先で仕上げたパーチメントを持ち込み換金して日用品を買って村に帰る光景を見ることができます。
ジャワ島からスマトラ島にアラビカ種が持ち込まれ たのは19世紀末、トバ湖南方・アンコラというマンダイリン族が多く住んでいた地域といわれます。
その後、さび病の蔓延とともに栽培地域をトバ湖周辺の高原地域に移し現在に至りますが、最初の移植地がリントン地域であったことからこの地域は在来種の比率が他の地域よりも高いと言われています。
リントン地域は火山灰性土壌のトバ湖周辺にあっても特に柔らかい黒土の農地が多く、コーヒー栽培には絶好の環境です。在来種のルーツを今に残しつつ豊かな大地に恵まれて栽培されるリントン地域のマンデリン。
”SOPHY”は高温多湿な環境で品質が劣化しないよう25°C前後に温度を整えた定温倉庫に保管され、比重選別・サイズ選別を経て仕上げにインドネシアの輸出規格よりも厳しい基準で手選別を行っています。SOPHYは「非常に優れた、洗練された」を意味する Sophisticatedから名付けられました。
チョコレートのようなアロマと甘みにハーブのようなスパイシーさが乗る個性的なコーヒーです。
独特なWet Hullプロセス
Wet Hull(ウエット・ハル)はスマトラ式を指します。
手回しのPulperで果肉除去した後、パーチメントを12時間~24時間ほど水に漬けこんでから少し水洗いし、1日ほど予備乾燥します。この処理を経た生豆は”アサラン”と呼ばれるそうです。その後の乾燥の工程はこのアサランの状態で行われ市場に流通します。
半乾きのパーチメントの状態まで各小規模生産者が処理し、農協のチェリーコレクターが仕入れて脱殻。そして、異物を除去し、乾燥したパーチメントを剥いて、グレード分けして麻袋などに入れるまで加工する工場を通過し、地域のロットを形成します。
一般的な精選プロセスでは、パーチメントの状態で十分な乾燥(水分値12-13%前後)を行ったのち脱穀がなされますが、スマトラ式では予備乾燥を行った後、水分値は大体30-35%ほど残った状態ですぐに脱穀がなされ、本乾燥と言われています。
スコールなど突発的な降雨の多い東南アジア地域にて、短期間で乾燥が進むように考えられた伝統的なプロセスになります。
水分量が多いことでややカビやすいのが難点ですが、独特のハーバル,、スパイシーなフレーバーが魅力的です。また豆の水分の多く、柔らかい状態で脱穀を行うため、歪んだ形の豆が多い傾向があります。
品種
WOODBERRYでは久々の取り扱いとなるインドネシアのコーヒー。
これまでnoteでは、ご紹介したことがない品種の紹介となります。
リントン ソフィの美味しい淹れ方ガイド
Brew Guide
マンデリンはWet hulledという生産処理を採用しており、その生産処理がユニークなフレーバーをもたらします。このユニークなフレーバーとリンゴを思わせる明るい酸味にフォーカスするためにV60を選びました。
また、インドネシアの特徴であるクリーミーな舌触りも捨てがたかったのでお湯を5回に注ぎ分けるのと、抽出比率を低めに設定し、コーヒーの濃度を高めにすることでボディ感を強調しています。
ぜひ、レシピをベースにお好みに合わせてお楽しみください。
動画でもレシピを公開しておりますのであわせてご覧ください!
「インドネシア リントン ソフィ」購入はこちらから👇
さいごに
公式noteをご覧いただきありがとうございました。
SNSでも様々な情報発信をしていますのでぜひチェックしてみてください。
Please have a wonderful day :)