天保10年10月11日(柏崎日記 現代語訳)

上天気、夕方から少し曇り。

今日も事務所は御用が多くて御庄検見調べが全然進まず困ります。
14時くらいに志田の埋葬(取置)がありましたので、名代としてお菊が祭礼に行きました。大窪山焼き場までです。

18時くらいに役所を出て金子と銭湯にいきました。後から叔母さとお菊が連れ立ってこられ、ちび娘は叔母さがいれてくれました。ちび娘は小桶の湯をいじってるのを見て私は上がりました。

前から頼んでいた竈が大久保村よりやっと出来てきました。運ぶのに部屋のもの8人がかりで釣ってもってきました。なので、酒2升と肴代として6000円(300文)やりました。箱ともにで、3万円(1分2朱)もします。それでただの土塗り。大きいばかりでつまらないものです。

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