エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
マーヴェル的なメタヴァース系ヒーロー活劇になるのかな?……という当方の予想を軽く裏切り、どんどん荒唐無稽な方向に話が進んでいく"前衛的"な作品だった。
とにかく、さえないオバさんからカンフーの達人だの歌手だの、七変化するミシェル・ヨーの百面相が楽しい。誰もが一度は思う「今の人生の他にも、別の人生の可能性があったんじゃないかな……」という空想を、そのまま具現化する展開。
そして彼女の夫を演じるキー・ホイ・クァンの大活躍に、『インディ・ジョーンズ』や『グーニーズ』をリアルタイムで観てきた世代としては胸が熱くなった。
(2023.3.7)
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