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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス


マーヴェル的なメタヴァース系ヒーロー活劇になるのかな?……という当方の予想を軽く裏切り、どんどん荒唐無稽な方向に話が進んでいく"前衛的"な作品だった。

とにかく、さえないオバさんからカンフーの達人だの歌手だの、七変化するミシェル・ヨーの百面相が楽しい。誰もが一度は思う「今の人生の他にも、別の人生の可能性があったんじゃないかな……」という空想を、そのまま具現化する展開。

誰が見ても「この後、化けるための"フリ"なんだろうな……」と思わされる、冴えない日常
そもそもヨー姐さんは『七福星』とか『グリーン・デスティニー』とか、カンフー映画の方が本業!

そして彼女の夫を演じるキー・ホイ・クァンの大活躍に、インディ・ジョーンズグーニーズをリアルタイムで観てきた世代としては胸が熱くなった。

インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説 (1984)
グーニーズ (1985)
そして本作のキー・ホイ・クァン

(2023.3.7)
http://www.wonosatoru.com



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