茶蔵園_大門茶2

450年の歴史 白川茶発祥の地「幡龍寺」の『大門茶』

白川茶の起源

白川茶は今から約450年前「幡龍寺(ばんりゅうじ)」の住職が京都(山城国)宇治から茶の実を持ち帰り、村人に配って植えさせ薬用茶として当時流行していた疫病の予防のために栽培をすすめたのが始まりと言われています。


幡龍寺は廃仏毀釈により壊されてしまいましたが、寺の跡地になっている参道の石垣には、檀家さんたちの手によって守り受け継がれてきた在来のお茶が今もなお残されています。

そのお茶が『大門茶

『大門茶』年間の栽培量はわずか3kg程度。
その半分は、茶業振興会が先人に感謝する献茶祭にお供えし、残りの半分(1.5kg)を小分けにしたものが数量限定で販売されます。

そのうちの30gを「茶匠と語ろう」の会場で購入しました。

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『幡龍寺 大門茶』

深い緑色をした茶葉からはまったりとした優しい香りがします。

貴重なお茶なので少し緊張しつつ、80℃くらいのやや熱めのお湯で、浸出時間50~60秒で淹れました。

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「やぶきた」のような濃厚なうま味とは少し違うやや特徴的で穏やかなうま味と柔らかな渋み、ハーブを思わせるような香りが楽しめます。

在来のお茶がもつオリジナリティーな味、香りが好きです。

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『大門茶』
茶種:煎茶
産地:岐阜県東白川村
品種:在来
http://chanosato.gifu.jp/

2021年1月1日より、美濃加茂茶舗のオンラインストアで、2019年度産と2020年度産のセットで数量限定販売中です!


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