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この夏の予定-第三の男-

夏。夏。夏。
暑い日が続く。

私は8月の3分の2を休暇として過ごす。
今週から、お休み。

きのうは半年分たまった経費精算をするために会社に行って、丸半日かけて領収書の整理をした。
ありえないほどタクシーを使っている。
だって電車が動いてる時間に帰れないんだからしょうがないじゃん、と言い訳をしつつ、悪い癖を自ら咎める。

夏休みの予定はというと、非常にのんびりモード。
南の島に行きたかったけれど、正式に休みが決まったのが7月も下旬になってからだったため、ちょうどお盆休みでAirが全然とれなかった。

今週は身の周りのことを。
普段が人間らしい生活とは程遠いので、一人暮らしの身、なんだかんだと積み残しがある。
それらを少しずつ片付けて、映画でも観たり、買い物をしたり、友人とランチしたり、飲みに行ったり、くらいで終わりそう。

来週はベルリッツ。
今まで行った英会話学校の中ではベルリッツが一番よくてお気に入り。
今回は朝10時から夕方6時までの一日10レッスン(!)×5日間という集中コースで、英語に漬かる。
うっかり忘れてしまいそうだけれど、うちの会社も外資系企業。たまーに仕事で英語も使う。
これくらいやらないと、ほんとにだめです。

お楽しみはないの?というと、実はとっておきを残してある。

誤解を受けないように言っておくと、私は普段ほとんどお金を遣わない。
確かに会社のお金でタクシーに乗りがちの嫌いはあるけれど、物に対する執着心がほとんどないので高い買い物をすることは滅多にないし、平日は(近頃は週末も)仕事しかしていないのでおいしいものを食べに行くというのもそれほど頻繁にあるわけじゃない。
たまにある贅沢なお食事は、ほとんどが接待か、チームディナーの類。
もちろん自分のお金じゃない。

プライベートでは本当にお金を遣わない。
あえて言うなら、年に1~2回海外に遊びに行くくらい。(それもそんなに贅沢はしない)

その、たまの出費がなくなったのだから・・・とういことで、普段お互いに忙しすぎる弁護士の友人と思い切って贅沢をしようということになり、女ふたりで決行するのが「パークハイアットスイートルームにお泊り」。
エステ3時間コースとルームサービスディナー付。
部屋がスイートになってしまったのはたまたまそれしか空いていなかったからで、「どうする?」と恐る恐る提案してみると、友人は「いっそのこと」と応える。

あー、三十路の女ふたり、高級ホテルで贅沢三昧って、世の中に言わせれば負け犬をど真ん中で行ってるなあ。。。
悔しいけど、まるで「EZ!TV」で特集されそうな行動パターン。

でも、海外旅行に行くより断然安いから。お盆の時期ならAir代だけで吹き飛ぶ値段。
ただ一泊二日で使い切っちゃうっていうだけで。。。(庶民なのでお金を遣うのにいっぱい言い訳してしまう)

一緒に行く友人はツワモノで、ワールドカップサッカーの決勝戦(横浜)を1人50万円で観に行ったという実績を持つ。
それに比べれば、今回などはほんとに安いもの。
彼女は夏休みが全然ないらしいので、「パークハイアットだけが今の私の励み」と言っている。

毎晩深夜まで働く彼女に、束の間の癒しを与えるくらい、どうぞお許しください。(誰に謝っているのか。。。)

たぶん二度とやることはないと思うけど、お互いの「三十路記念」として思い出の夏を過ごしてみることにする。
せっかくお金をかけるので、楽しまなくては。

お部屋でパークハイアットを舞台にした映画「ロスト・イン・トランスレーション」でも観ようかしら。

そのメインイベントの後は、お正月ぶりに実家に帰る予定。
両親が旅行に行くらしくて、その頃にならないと戻らないから。

先週、父から突然電話がかかってきて言うには、「ウィーンかプラハでいい店を知らないか?」とのこと。

両親は東欧に行くそうで実にうらやましいのだけれど、如何せん彼らは言葉も情報収集もままならない。
海外に行くとなるとすぐに私を引っ張り出そうとする。
過去、父のたっての希望で父娘2人で10日ほどパリに滞在したことがあり、そのときも私が全ての計画と手配をし、お金の管理をし、通訳をした。(かなり適当な英語とガイドブックレベルのフランス語で)
父はツアー旅行ではなく個人旅行というのをやってみたかったのだ。
若い頃から旅行好きな人なのだけれど、言葉がからきしダメで、ずっと断念していたので。

私が父に約束させたのは、「どんなに計画が狂っても、思い通りに行かなくても、絶対に文句を言わないこと」。
だって、それが旅の楽しみなんだから。(そのときのことは、記事にしようと思う)

まあ、そんな経緯もあり、今回も私を頼ってきたわけだけれど、さすがに知るわけないって。行ったことないんだから。

私ができるアドバイスは、ウィーンと言えば映画「第三の男」だよね・・・ということくらい。
クラシックミステリーの中でも特に秀逸な作品。
なんの役にも立たない情報だろうけれど。

どなたか、ウィーン、プラハ、ブダペストにお詳しい方がいらっしゃったら、うちの両親のために、どこで食事をすべきかアドバイスいただけませんでしょうか。

第三の男 The Third Man(1949年・英)
監督:キャロル・リード
出演:ジョゼフ・コットン、ヴァリ、オーソン・ウェルズ他

■2005/8/9投稿の記事
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