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同僚の愚痴を聞いて思ったこと。

先輩の同僚に「ちょっと聞いてもらってもいい?」と言われ、
相談かなと思ったら、愚痴だったお話。

何年も同じことについて「不満だ!」と言っている。

お仕事をするにあたって、目標って必ずありますよね。
わたしの会社でも、もちろん目標はあって、販売額の数値目標があります。

同僚の不満をまとめると、
●数値目標で評価されることに不満がある。
●販売実績には表れないもの(見えない努力)もある。
●プロセスも評価してほしい。
●自分が努力していても、それが評価されず損しているように思う。
●自分が対応していたお客様を別のスタッフに(売り上げを)取られた。
●高額商品ではなく、低額商品の販売をすることが多い。なので売り上げが低い。
●自分が割を食っている。
●ちゃんと評価してもらえてない。どうやってモチベーションを上げろというのか。
という感じのことを話してました。

また、
◆高額商品はリスクや責任が重いから率先して販売したくない。
◆もうある程度の年齢だから新しいことに挑戦したり、新しいことを覚えたりはあまりしたくない。
◆面倒なこと、複雑な処理が必要とされることは基本やりたくない。それは会社のため。自分がやるとミスをするかもしれないから。
◆みんながやっているように自分は理解&処理能力が低い。
という考えも話してました。

きっと解決しようとは思ってない。

聞き始めの段階は、「相談かな?なにかアドバイスできることとかあるかな」というスタンスで話を聞いていたのですが、何やら違うっぽいなと。

話の途中で「○○さんはどう思う?」と聞かれたので、
自分の考えを伝えると、「まだまだ分かってないな。(考えが)若いわね。この年になったら違うのよ。まだまだ考えが浅いね。」
みないなニュアンスの返答が返ってきました。

あっ、わたしの意見が聞きたいわけじゃなかったのか、
相談してるわけじゃなくて、ただ言いたい、聴いてほしいだけのやつだな、と理解しました。

ちなみに私の伝えた考えは、
●あまりに評価を気にしすぎ。(わたしから見る限り、プロセスも含めてきちんと評価してくれる会社なので。)
●本来の目的は会社から評価されることではなくて、お客さんから選ばれること。お客さんから選ばれるように努力すれば評価は後からついてくる。
という感じです。青臭くて、きれいごとに聞こえるかもしれませんが、働くほどにそう思います。

面倒なことはせず、リスクが怖いから新しい挑戦や勉強はしたくないけど、
実績が欲しい、評価してほしいという矛盾だらけの考えだったので、コメントに困りました。「おかしい、間違ってる!」とはっきり言えず、「難しいですねぇ」とぼやっとしたコメントしか返せませんでした。

だた聴いてほしい。

おそらく、同調して共感してほしかったのかなと思いました。

わたしが、こうすれば良くなりますよ、ここが問題じゃないですか、など解決策の提案などしてたら、すごい反論されてただろうなと想像できます。
正論であればあるほど「…でもね!」が返ってきます。
アドバイスを求めているわけではない。ただ聴いて「そんなことないですよ!(あなたは)がんばってますよ!」と言ってほしかっただけなんだろうなと思いました。なのでとりあえず聴き役になってました。

伝えたかったことは。

気持ちはとっても良く分かるのですが、
ずーっと同じ愚痴を言ってるのってもったいないです。
数年前の不満と今の不満が同じなんて成長が感じられないじゃないですか。

自分に都合が悪い、見たくなかった自分の問題点に向き合うって、大変なことですけど、そのほうが解決が速いです。

愚痴を言って→問題がなんなのか見極めて→解決する方法見つけて→行動する。

うまくいっている人のアドバイスを聞くっていうのも大切ですよね。

長年自分のやり方でうまくいってないのであれば、
人のアドバイスを素直にそのままやってみるっていうのも効果があるんじゃないかなと思います。

ただこれを本人に伝えても、伝わる自信がないです。
倍の不満が返ってきそうと思って言えない。
どれだけ他人(ましてや年下)から言ったとしても、本人にやる気がない、聞き入れる姿勢がないと難しいですよね。

結局、本人次第。わたしがあーだ、こーだ言っても仕方がないか。

同僚のことを変えることはできないけど、きっかけを作ることができたらなぁ。

そのためには、まず自分が成果出しておかないと説得力ないですよね。
結局、自分は自分のことを一生懸命がんばるっていうまとめになりました。

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