【教育】合ってるかわからなくて不安⇒評価基準の明確化
こんにちはー!20代の高校教師わやです。
今日は珍しく朝からの更新です。3年生のSHRもないし、今日は銀行に用事があるので午前中を休みにしました。
今日の話は昨日の続きです。
『学び合い』を進めるにあたって、こんな語りをしたよ。という話です。その中で、生徒からの意見に対して改善策を用意し、授業を良くしていこうと書いたのですが、その具体的な改善策についてです。
生徒は『学び合い』の活動はやってるけど、自分の答えが本当に合っているのか不安で、モヤモヤするということです。理想としては、周りの仲間たちとの対話の中で「あぁ、いけてるな」と納得してもらいたいのですが、やっぱりまだそこまで十分な行動ができないとか、先生から教えてもらえないと不安がぬぐえないとか、ありますよね。そこで今回こうすることにしました。
各授業で理解してほしい内容を細分化した評価基準シートをつくる
例えば、生物基礎の範囲で「細胞」を勉強するとして、授業の課題を「細胞についてまとめ、種類による類似点や相違点を挙げて3人に説明せよ」のような課題を作ります。これまでは模範解答を一つだけ作って教室の黒板に貼り、各々好きなタイミングで見に来て良いよスタイルでした。その時の問題点として、自分の意見と、黒板にある意見、似たようなことを書いている気もするし、全然違うことを書いてる気もするみたいな状態に生徒は陥っていたんだと思います。そこで、「具体的に何が書かれていれば到達度はどれぐらいか」、という指標を評価基準として設けることにしました。例えば、
C:□細胞には原核細胞と真核細胞がある
□真核細胞はさらに動物細胞と植物細胞に分かれる
B:□Cの全項目を満たしている
□植物細胞には細胞膜の周りに細胞壁が存在するが、動物細胞には存在しない
□動物細胞・植物細胞共にミトコンドリアを持つが、葉緑体を持つのは植物細胞のみ
A:□Bの全項目を満たしている ・・・以下略
という感じで、S~Dの5段階に分けました。これがあれば生徒は「私の作った説明はこれとこれを含んでるからAだな」と判断できるんじゃないかな~と思いました。最低限Bが達成できていればその授業で学ぶべき最低限は押さえたよ、というものにしようと思っています。
デメリット:コストがかかる
まあ、とりあえずこれでいくか!とはなったものの、さっそく課題があります。コスト(時間)がかかることです。本当は毎回の授業で共通して使えるルーブリックを作りたかったのですが、そこまで思考は整理できておらず、ネット上を散策してもこれは!というものに巡り合えていません。現状の評価基準は、毎授業で作り直さなければならず、3年担任の今だからこそできる対処療法に過ぎません。更に言うとこの評価基準に沿った自己評価を平常点に入れたいのですが、毎度プリントを集めて集計し、打ち込むというのはぼくはやりたくありません。なにかスマートなシステムを考え付きたいのですが、まだ思い浮かびません。
というように、改善策は考えたものの、不完全極まりないなあ(笑)と思っています。まあでも、まずはやってみて、やりながらフィードバックを回していけばそのうちある程度の形になるだろ!と思っています。
どうかお知恵があればお貸しください。
それでは今日はこの辺で!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?