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【教育×お金】休日の部活動ほど自分を安売りできる時間はない【時間単価】

こんばんはー!20代の高校教師わやです。

今日は、一日部活の練習試合でした。県下の8チームが集まり、ひたすら練習試合を行い、生徒にとっては大変良い機会となったと思います。

僕が顧問を務める部活では、生徒たちのモチベーションが高く、校内でもこれまで黙認してきた他部活との扱いの差も解消しようと行動しています。頑張りたい彼らにとって、今日は学びの多い1日でした。

一方で、僕自身に目を向けてみると、残念ながら高いモチベーションで部活指導に当たれているとは言えません。もちろん、生徒の成長は喜ばしいことですが、僕は勤務時間内の授業を第一として生徒の成長を促したいと思っています。

当然、アレもコレも教育的効果があって、「やったほうが良い」側面はあると思います。しかし、次々と効果があるからと仕事を積み上げていけば、一つ一つの仕事に対して投下できる時間とエネルギーは小さく分散されてしまいます。二兎を追う者は一兎をも得ずという諺が示すように、これでは本来の教育目的は達成できません。私たち教員にはビルドアンドビルドではなく、スクラップアンドビルド、エッセンシャル思考が求められていると思います。
そうせずに、ビルドアンドビルドを進めようとすると、私たちはまず足りない時間を補おうと、勤務時間を逸脱して自分自身の時間を切り売りしてしまいます。

今日の僕はまさにそんな感じでした。

家を朝7時に出発し、家に18時に帰ってきました。行き帰りに高速道路を利用し往復500円、昼食に弁当代で500円かかりました。
丸一日部活動の指導をしましたが、それによってもらえる特殊業務手当というのは、3時間以上ならば一律2700円です。
交通費と食費で1000円使っているので、残ったのは1700円です。7時から18時まで、11時間働きました。問題です。今日の僕の時給はいくらでしょう?



正解は!  「155円」  です!!


どうでしょうか?頭おかしいと思いますか?僕はそう思います笑
でもこれって、現状運動部の顧問をしている人なら普通のことなんですよね。それに対して疑いの目を持っている人の方が少なく、「そんなもんだよ」という始末です。

教員という生き物が、生徒の成長を栄養源にできて、成長の分だけお腹いっぱいになる変わった生き物であるならば、それで良いのかもしれません。だけど生徒の成長と僕らのお腹の空き具合には何の相関もないんですよね、残念だ。胸がいっぱいになることはごく稀にあるんですが。だからと言ってほぼボランティアみたいなことをやって良いとはなりませんよね。

せめて顧問、副顧問間で負担の分散をしたいところですが、現在の副顧問は「お金の管理は任せて!それ以外はよろしく!」状態かつ、大病をされたそうで病休の日も多いので、早々お願いできません。

部活動のシステムは教員の善意ありきなので、まともに回るはずはありません。
何とか、何とかしないとなあ・・・

それでは今日はこの辺で。

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