海外の起業家プログラムに挑戦!プレゼンは必須で、忍耐勝負【オーストラリア海外起業の健忘録】
今週、22日(2021年5月当時)に2分間でビジネスピッチ(英語のプレゼンテーション)を予定しています。私たちの活動は普段、英語のレジュメの書き方や英語面接の受け方、IKIGAIワークショップという自分の強みを発見するオンライン講座などを開催しています。
今回は海外の起業家プログラムに挑戦し、自分たちのビジネスモデル、活動をより多くの人に知ってもらうことを目的としてオーストラリア学生起業家支援プログラムというものに挑戦しました。6週間の事前学習を受け、課題を提出し、その課題の中で優秀な5組が最後の英語プレゼンテーションの場を設けられ、投資家や他の起業家たちの前で自分たちの活動の営業ができるというものです。
なんと!奇跡的に、WomenCanFly.coはこの300組中の5組に選ばれ、最終の英語プレゼンテーションまでたどり着けたのです!(各国の留学生の中、勝手に日本の日の丸を背負って行ってまいりました。)
この記事はその際の英語プレゼンについてです。
たった2分間の英語プレゼンに苦戦。
なのに内容が書けない。
現在、海外でオーストラリアの州政府の助成金申請、各種プログラムにスタートアップとして挑戦しています。毎回の書類申請時は想像以上に大変で、提出するまで持ってくるのも一苦労。
その過程は、まずは申請内容を英語で読み、申請資格を確認し、必要な情報を集め申請書に落とし込み提出するというものです。案外楽そう?と思った方もいますか?私はこの英語でeligibilityを確認してから、必要な情報をこちらの国のフォーマットに合わせて提出するのに、一苦労です。習った英語で書いても、使う単語によってはネガティブなイメージを与えてしまったり、そういう文化的な違いまで考慮する必要があります。かなり手間と時間がかかるのですが、書類の提出の場合は時間を工夫すれば細かいところまで自分で調整できるためリスクは少ないです。苦労を経て、提出できては気分がスッキリし安心する。この繰り返しです。
今回の挑戦は、ビジネスコンペティションの英語ピッチ(英語プレゼン)です。いわゆるスライドなどを使い、人前で、プレゼンテーションするというものです。今回は2分間、その中で自分たちの活動を営業するものです。
「2分間」というあっという間のピッチ。
人によっては何それ?短くて簡単じゃないの?
が第一印象なのだと思います。が、実際は違う。
2分間という中に、下記のような
Pitch Structure(2分間英語プレゼンの構成例):
(1) あなたは誰、問題、解決方法 (2)誰に何を?カスタマーインサイト (3)現状と今後の展開 (4)ASK など ※内容は目的、対象によって異なります。
上記のようなものを簡潔に、わかりやすく、魅力的に伝えなければなりません。実際はこの2分間に「どの情報を、どの数字を、どの順番に、どんな思いで、何を目的に」を簡潔に説明する必要があり、とても難しい。
短いプレゼンであるほど、数秒の中に必要な情報と自分の想いを込めねば成らずこれまた難しいのです。
また、外国人として挑戦するに当たり、
「きちんと形にして発表せねば。」
「何か形にせねば。」
「興味を持ってもらわなければ。」
「変なものは出せない。英語はそもそもどうするの?」
という「〜せねば」が襲ってきます。
そういうせねばと戦いながら、英語プレゼンテーションの行程を考えております。
挑戦し続けることのメリット
練習すればするほど、内容も文章も暗記できスムーズに説明できるようになります。プレゼンも英語も筋トレと同じ。少なくとも30回以上は練習するとよいでしょう。
今回良い面で気づいたことがあります。
たくさん挑戦し続けると、あまりにも目の前のことに忙しすぎて、1つ申請に落ちたくらいでは全然落ち込まないことにも気が付きました。
たった1つの挑戦で、その1つが落ちたら劇的に落ち込んでたと思います。しかし、今回は2ヶ月間にオーストラリア・シドニーでスタートアップ向けのプログラム、助成金制度に6つ挑戦し、そのうちの1つが早い段階で「残念ながら落ちた」と結果がきました。でも落ち込みませんでした。
というのも、実際は落ち込んでる暇がなかったというのが正解かと思います。落選の結果をみて「残念。」と少し落ち込んだ次の瞬間には、「feedbackをお願いします。」と次の工程に進みました。落ち込む暇もなく、次の申請が迫っていて、落ち込み続ける時間がなかったというのが事実だろうと思います。一気に挑戦することは気持ちの分散ができるということに気が付いたのは今回収穫でした。
毎回ものすごく落ち込むタイプなので今回の気づきは大きいです。「数打てば当たる」はこういうことも意味しているのいかな?
更に!幸いなことに数多く挑戦していても、挑戦している内容が1つのビジネスプランなので共通事項が多く申請書作成などの効率、フィードバック後の反映などもスムーズにできるというのもメリットです。同じように挑戦を考えている方はぜひいくつかまとめて受けることをお勧めしたい。
落ちた時の気持ちの分散にも本当に良いです(笑)
挑戦への緊張は合格後も続く
やっかいなことは、英語プレゼンで第1選考に受かって次のステップに行った場合です。
「嬉しい!」という喜びは一瞬で、
その後にくる猛烈な、強烈なプレッシャー。
「更にきちんとしたものを出さないと」と、最初のループに戻る。むしろ最初のステップよりも良いものを出さないとというプレッシャーに頭を悩ませます。
ありがたいことに先日オーストラリア・シドニーの留学生起業家支援プログラムにトライし1次選考に見事通過しました!300名中の5名に選ばれました。大変名誉で、ありがたいです!
そして、今回は公開での2分間の英語プレゼンテーションがあったのです。
その週末は2分間のプレゼンのことを考えながらパソコンに向かい全く手が進まず、心も死んだようでした。全くなれることのないこのプレッシャー。
「きちんと形にして発表せねば。」
「何か形にせねば。」
「興味を持ってもらわなければ。」
「変なものは出せない。英語はそもそもどうするの?」
という恐怖に包まれます。そして、毎回、「もう辞めよう。今回は辞めにしよう」と思うのです。
それでも何故、海外で挑戦し続けるのか
毎回苦しみながら何故、挑戦を続けるのか。
やはり自分が想いを持って活動している活動をどうにかこうにかして、伝えたい人に伝わってほしい。また、これができたら、「挑戦してよかった!」と言っている自分が想像がつくからです。しんどいけれど、頑張った後に挑戦できてよかったと思う自分がいるのがわかるからその気持ちをまた経験したくて、また挑戦する方を選んでいます。
そう思うとどんなに大変でも、骨の折れる作業であっても、伝えられなければ内側にどんなに熱い想いがあっても、ゼロと一緒。伝えたい人に伝わってなければゼロと一緒。
届けたい人に届くように、その方法のために挑戦する。いつかその挑戦が必ず身が実る、その1つ1つの努力で届けたい人に私たちの活動が届くきっかけになると信じて。また、次の挑戦へ。
楽な方を選びがちだった20代だけれど、楽な方を選んでいては結局は満足度も低く、結局何も満足していないことに気がついたのです。
そうして、私の海外での挑戦はまだ続いています。
挑戦することは、マラソンや登山と似ていると感じています。
ゴールまでは大変で終わりがないように見えますが、努力した先の最終地点の達成感とそこからみる景色が美しいと感じているので、そこを想像しながら最後まで挑戦し続けられるのだと思います。時には途中の景色で少し休憩しながら、深呼吸もしながら、この記事に辿りついた皆さんにも、努力する楽しさを感じながら過ごしてくだされば嬉しいです。
そんな訳で今日も、シドニーで挑戦の毎日です。
最近、皆さんは何か挑戦していますか?
※現在挑戦中のオーストラリア、インターナショナルスチューデント向けプログラムは下記です。今後オーストラリアへ留学をお考えの方はぜひ挑戦されてみてください。
その後、英語プレゼンの結果!
(編集時、2021年6月1日、結果は第2位!悔しいです!)
当日のプレゼンテーション https://youtu.be/Mcww8sb-PqM
FFWD プログラム:
https://welcome.haymarkethq.com/ffwd/
From idea to startup in 6 weeks
Test your startup idea in only 6 weeks
Access support from mentors and investors
Get practical experience and put your skills to work
今回のプレゼンテーションでは、下記のようなことを説明しました。
参考になれば幸いです。
Pitch Structure:
(1) Tell us about who you are, the problem you are trying to solve, why you want to solve it and your connection with the problem.
(2) How were you going to move forward with your idea before you participated in FFWD and what has changed since?
(3) Describe the customer development process you've carried out, such as the insights you have gained, your customers and their motivations.
(4)Where are you at right now and what's the next thing you need to work on? In other words, what is your final ask?