取捨選択と後悔の少ない生き方
画風について未だに迷うのは安定していないせいだろうと思います。
これまで描けるものや書けるものは何でも描かせていただいてきたし、それで良いと思っていました。
でも最近、取捨選択をしなければと思い始めています。
第一の理由は、やはり書きたい本があるから。
そして、私からしたら雲の上とまではいかないまでも、虹程度には上にいる方から光栄なお仕事をいただけたから。
絶対絶対やってみたい!
難しいだろうけど、もしかしたら身の丈に合わないかもしれないけれど、仮にもデジタルは初心者でも、アナログでなら10数年漫画を描いているのです。
私などを指名して下さった虹に住う方の依頼、全力でぶつかりたいと思います。
ここまでなんだかんだ言いつつもライティングのお仕事も続けてきたのは、好きって気持ちも強かったですけれど、ライティングのお仕事も最初は初心者で単発の仕事を請け負うだけだったのが、今では特定のクライアント様に安定した依頼をいただけているから。
ゼロからコツコツ始めた仕事だからこそ、離れ難かった。
でも、今、決めなければと思いました。
またゼロから始めるのかと言う不安ももちろんあります。
けれど、やってみてする後悔より、やらずにする後悔の方が私は絶対に悔しいのです。
後悔のない生き方は出来ない。
けれど後悔の少ない生き方はできるはず。
それってきっと自分の意志で選ぶこと。
私はかつて工芸家の師匠に弟子入していたことがあって、自分も師匠と同じ工芸家になるのだと信じて疑わなかった時期があります。
虐待サバイバーの私にとって、師匠は初めて自分を必要としてくれた人でした。
結局、私は母になる道を選択し、その間に師匠は亡くなってしまった。
酷く後悔しました。
でも工芸家より母親になったことは悔んでいません。
その時ベストな選択をしたのだから、師匠を思うと胸は痛むけれど、後悔しない生き方は師匠に教わったことの一つです。
一文なしになってやろうじゃないか!と言う腹の括り方を今はしています。
画像は絵柄を安定させたくて没にした漫画。
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