徒然なるままに・・・108_20221107

人事評価について

先日、昔の同僚に出会った時に、人事評価についての話になった。
一人は私と同じぐらいの年齢で課長になって、部下を評価する立場。
もう一人はもっともっと偉い部長さんで、組織全体を回す立場。
私は完全に評価される側の立場。

私って人を見る眼がないんだなーと、話を聞いていて思った。
どうやら私は世間でいう「ダメな人」を見る眼がないらしい。
これを何度も経験しているが、いまだに人を見る眼が養われない。
やっぱ、私は人の上にたつ人材でないな、と。
管理職向かねー
人の評価？無理ムリムリ！

以前、12歳年下の男の子と同僚になった。
彼は少しぼーっとしているところがあって、飲み込みが遅いタイプだった。
その時の私に言わせると「環境に慣れていないから」。少したてばものになるだろうと期待を寄せていた。
彼の業務は運転。道を覚えることが苦手で、結局私が運転業務を代わることになった。私が担当していた写真撮影と業務を交代したところ、定点観測の意味が分からず定点写真がとれない、数日でカメラを落として壊してしまうという事件まで起こった。
職場の彼への風当たりはひどくなるばかりだった。それでも私は彼と一緒に頑張ろうと奮起した。その間、何度も何度も悩んだし、愚痴も多くなっていた。
夫はそれに対して「あなたのやり方はかけた梯子を途中で外すようなものです。一度手をかけたのであれば最後まで面倒みてあげなさい」と言った。
結局、彼は組織の決断で年度更新されず実質クビになった。

またあるとき、私がよくできるなと思っている男の子が異動してきて、彼の後任者について尋ねたところ「あいつ、全くダメです。こっちがやられます。話もしたくない」と返ってきた。同僚のことをあまりにひどく言うので、彼にがっかりした。
ところがこの後任者、最近ずっと休んでおり、退職することに至った。
心配していたが、周囲の話を聞いていると同情に及ばない皆の評価。
私の後輩の方がよほど人を見る眼があったのね、と反省。

とまぁ、私は（職場での）人を見る眼がないようです。
私が管理職になってたら、仕事のできない人ばかりに力を注いで、励まして、そうこうしているうちに、本当に仕事ができる人や頑張っている人を蔑ろにして、不平や不満を大量生産していたかもと思う。

私がこの人はいい人ですよ、といった瞬間、「うぉんのすけ、この人にはそういういい部分もあるかもしれないけれど、実際職場ではこうこうこうで。全体の調和からすると評価できないのよ」と厳しい言葉が発せられた。

人事評価ってある程度、クールにならなきゃダメだ。
感情的になりやすい私には全く向かない。ついついその人の背景とかいろんなことを考えちゃう。
評価しなければならない人が多ければ多いほどなおさらだ。淡々と。

以上、人事評価は難しい、という話でした。