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明日の種をまく 070_20231119

ケンカの後は・・・

最近、久しぶりに夫と喧嘩した。
とは言っても、軽い口喧嘩だ。
実家の母とするような激しいものではない(笑)

私たち夫婦には子どもがいない。
だからこの先ずっと二人でお互いを支え合う存在だということを認識している。
なのでよほどのことでない限りは喧嘩をすることはない。

・・・と思っているのはきっと私だけで、夫の方は、いやいつもうぉんのすけはプンプンと怒っている、と思っていることだろう。
では「いつもの喧嘩」であるとして、なぜ今回は記事にするのか?
それは、昨日の喧嘩は「夫が怒った」からである。
めずらしい。

私たちは今週末、シドニーで一緒に働いていた同僚の集まりがあり、夫が幹事を務める。
メンバーの中にお祝い事が生じ、私たちよりも年が上の方から情報を得た。
お祝い事のある人は今回のメンバーの最年長者。

情報発信者としては幹事の夫に伝えることで、皆でお祝いをしましょう、ということを密かに期待したのだと思う。
夫はそれを軽く無視した。夫には夫の考えがあってのことだったようだが、私はそれを見過ごせなかった。
あと1週間というところで、私の痺れがきれた。
「あの祝い事、どうなった?〇〇さんに相談したの?」
「いや」
「なんで💢もういいっ!あなたがしないなら私が相談するっ!」

この喧嘩を3日ぐらい前にしたばかりであった。
結局、贈り物をすることになり、私たち夫婦が準備をすることになった。
くれぐれも失礼のないように、と、私の緊張感が高まる。
「そんなこと気にするような人じゃないよ」というのが夫のいい分だ。

夫は夫で「俺には俺の付き合い方がある。お前にとやかく言われたくない」と思っており、今回の件に私が介入することをひどく嫌がっていた。

こういう時、とても難しい。
私がただの奥さんであれば、夫に全面的に任せてしまうのだが、この会における私のポジションは夫の妻の前に「同僚」なのだ。
夫には恥をかかせたくない一心で出すぎてしまう。
彼らは私たちを「セット」で見たり、「個人」で見たりする。
うぉんのすけがついていながら・・・と言われるのも癪に障る。

ということで、結局、言い合いになった。

そして、今日。
夫が「一緒に買い物に行こう」と言い出した。
これは3年に1回あるかないかの珍事である。

結局、お祝いの品と年配者から要望のあったラッピング類、ついでにばあちゃんの新しい下着類も買い物し、自然に仲直りをしたのである。

そして「今日の夕ご飯何食べたい?」となった時、「今日は俺がつくる」とまで言い出した!

夫は「自分の配慮が足りなかったこと」を誰よりも気にしていたのかもしれない。
昔は同僚だったけど、今は自分のすることにとやかく言われたくない。
真っ向からズバズバと指摘され、引くに引けなかったのかもしれない。
「大きなお世話だ」と怒られたのだが、本当は「大きなお世話が必要だった」のかもしれない。
いずれにしてもま~るく収まってめでたし、めでたしの日曜日だった。

人のためにあれやこれやするのは、面倒なこともあるが、何となく気持ちのいいものだ。喜んでくれるといいな。


タイトル画像は、仲良くさせていただいているnoterさん温水温(ぬくみず ゆたか)さんの作品です。


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