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うぉんのすけ 学びの部屋 007_20240218

教え方に悩んでいます・・・(笑)

今年から始めた「ハングル講座」は今回で6回目となりました。
前回の記事はこちらです。

「むずかしいかも?」というタイトル自体、教えることから逃げており、無責任だなと反省しました。
皆さんが読んで「わかる!」と思ってもらえるような教え方を追究したいと思います。頑張ります!

今日は皆さんの理解力に委ねず、できるだけ丁寧に、伝わるように・・・


皆さんが混乱し始めた理由は次のとおりだと思います。
・「カ行」「タ行」「パ行」を示すハングル文字が複数ある
・最初の文字と2文字目以降で濁音になったりのルールが複雑

最初、私は「あいうえお」をハングルで書けるように、という目標で始めたのですが、それを完成させないまま、韓国語(ハングル)独特のルールも一緒にお伝えし始めたので、???となったのではないかと思います。
教える順番が悪かったかもと思いながら、今後ハングルの勉強を続けることも想定してしまったうえでの順番でもあったので、どちらを優先すべきだったかなと反省しております。

今さらながらの言い訳となって申し訳ありませんが、
そもそも日本語と韓国語は異なる言語であり、日本語のひらがなと韓国語のハングルが全く同じではないということを前提にしなければなりませんでした。

今日はとりあえず「あいうえお表」を完成させてしまいたいと思います。
これは何に役立つかというと、ただ「自分の名前」や「日本の地名」、日本語を韓国の方にそのまま伝えるために使うものだと思ってください。
実際に「ハングル」「韓国語」を読むためには、やはりハングルのルールを全部覚えていただかないといけないということを先にお断りしておきます。
すみません。


それでは、残りをやっつけちゃいましょう!

前回の「バ(b)行」と「パ(p)行」で覚えたハングル文字3つを覚えていますか?

平音「PA」2文字目以降「BA」、激音「PHA」、濃音「PPA」

このまま、昔覚えた「カ行」と「タ行」を再度登場させてみます。
いきなり新しい文字が出てきますが、驚かないでくださいね。

平音「KA」2文字目以降「GA」、激音「KHA」、濃音「KKA」
平音「TA」2文字目以降「DA」、激音「THA」、濃音「TTA」

新しい文字だけど「カ行」と「タ行」で覚えた文字「ㄱ」と「ㄷ」に1本線を加えたものが激音、もう一個同じものを重ねたのが濃音です。

カ行もタ行も3種類あることを覚えてください

発音はこちらに付けておきますね。


濁音でまだお知らせしていなかったのが「ザ行」です。
実は韓国の人は「ざじずぜぞ」が上手く発音できません。
「ゾウさん」を発音してもらうと日本人には「ジョーさん」にしか聞こえません。「ゾウキン」は「ジョーキン」になっちゃいます。
昔、韓流ドラマの先駆けとなった『冬のソナタ』が流行する前後に、元祖四天王のチャンドンゴンさんが出ていたCMで「あなたのことがしゅきだから~」というのが流行ったんですが、「さしすせそ」もあまり得意ではありません

このように、韓国の人が苦手な発音のものもあえて「あいうえお表」にあてはめているので、ぴったりこの文字がこれです!と言い切れないところがあることを予めご承知おきください。

「ザ行」です。

カタカナの「ス」に似ていますね。これが「ザ行」です。ちなみに「サ行」は「人」でしたね。

次に「チャ・チュ・チョ」です。

「チャチュチョ」
「ザ行」の「ス」の上に点が増えました。

ちなみに以下の文字ももちろんありますが、「チャチュチョ」はほぼ同じ発音です。これは「ㅈ」の激音になります。

チャ、チ、チュ、チェ、チョ

「ㅈ」の濃音もあります。

一応文字としては成り立ちますが、ハングル(韓国語)ではあんまり使わないかもしれません。
これが一つのセットです

音声はこちらです

そろそろ・・・もうやだなぁ・・・と思われているかもしれませんね。
とりあえず、ここで今までバラバラに覚えてきたものを「あいうえお表」にまとめてみます。

2種類ある場合は、左側(*)が語頭、右側(**)が2文字以降(語中、語尾)に使います。

これらを組み合わせることによって、名前を表記できたりします。

例をあげたいのですが、その前に注意事項がいくつかあります。

「ス」「チ」「ツ」「ヂ」「ズ・ヅ」の5つの表記については、ハングルの発音の都合上、ルールから外れます。これは覚えてもらうしかありません。すみません。
・「」ですが、「」を下に付けることで発音が可能になります。これについての詳細はまた後日説明しますが、とりあえずこのまま覚えておいてください。
・「」(小さい「つ」)ですが、「」を下に付けることで発音が可能になります。一応これもルールなので、このまま覚えてください。

それでは、名前の表記の例を書きますね。

織田 信長
豊臣 秀吉
徳川 家康
武田 信玄
北条 政子
鑑真
坂本 龍馬
川端 康成
宮沢 賢治
小泉 今日子
北海道
千葉県
栃木県
鳥取県
津市

さて、いかがでしたでしょうか。
少しは読めるようになっていただけたでしょうか。
そしてご自身の名前を書くことも可能になったでしょうか。

ここまで長い道のりでしたが、6回の講座でとりあえず「あいうえお表」までこぎ着けることができました。

これでいいや、もう満足と思われた方はここまででも十分かと思います。

が、いや、もうちょっと。
ハングル文字全体のことが知りたいわ、と思われた方は第7回以降も続けますので、ぜひ読んでみてやってください。

次は、日本語になくてハングルにある「残りの母音」に挑戦したいと思います。
今日の講座の途中で「あれ?濃音を習ったのに、どこで出てくるの?」と思われた方もあったかもしれませんが、濃音自体、ハングル特有のものですので、今後また役に立つこともあるかもしれません。
ハングルの世界はまだまだ続きます。。。

今日もご欄いただき、ありがとうございました。
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タイトル画像は、仲良くさせていただいているnoterさん齋藤はじめさんの作品です。


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