ほのぼの生きる 193_20230803
新しいスーパーを見て考える
先日、家の近所に新しいスーパーマーケットが建った。
この地域はスーパーの激戦区だ。
これで身近なスーパーが3件。
さてどこをメインにしようか、考える。
今回の新規スーパーが一番近い。歩いて行ける距離。車で行ったらヒンシュクの距離だ。
オープン日、9時オープンと同時に行ってみたかったが、行きそびれた。
結局、いつもの癖で行きつけのスーパーで買い物を済ませてしまってから、あっ、と気づき、買い忘れたマヨネーズだけを買いにとりあえず偵察がてら、歩いて行ってみた。
いきなり違和感。
異様な光景がそこにあった。
入口に、到底スーパーに似つかわしくない白シャツのおじさん軍団がまとまって立っていた。
いや、白シャツのおじさんがスーパーに似合わないということではない。
正面玄関に白シャツのおじさん10人ぐらいが集団でいるという違和感だ。
最初はピンとこなかったが、その集団に近づくに連れ、スーパーの人だということが分かった。
おじさんたちは、私の目に「オープンできて充実!!」みたいな顔に映った。
オープンという今日の日が迎えられたことの喜びでいっぱいのおじさんたちの集団はとても異様だ。
それにしてもそこ(正面玄関)にいる意味ある?
充実感を共有しているただのおじさんの塊だよ。
お客に目を向けるわけでもなく、ただ談笑しているだけのグループ。
いよいよ正面玄関に到着。
白シャツおじさんの一人が笑顔で「いらっしゃいませ」と言って、買い物かごとショッピングカートをセットにして、私に渡そうとしてきた。
マヨネーズだけを買いに来た私は、「いえ、大丈夫です」と断り、中に入った。
野菜コーナーからじろじろと品ぞろえを確認する。
とりあえず店内をぐるっと歩いてみた。
その間、出会った店舗従業員(エプロン姿の人)は約5名。
陳列棚で作業をしている人、奥の作業場とを行き来する人。
誰一人「いらっしゃいませ」「こんにちは」と言わない。
レジでは、最高の笑顔で接客をしてくれた。
でも、私はレジに辿り着くまでに出会ったこのスーパーの従業員から挨拶してもらえなかったことにちょっとだけがっかりした。
マヨネーズだけを購入し、そのまま手にして、出口に向かった。
出口(入口と同じ場所)には、あいかわらず白シャツのおじさまたちが満足気に談笑していた。
そのうちの一人が「ありがとうございました」と声をかけてきた。
あーーーーーーーもう我慢ならんっ!!
挨拶をしなかった従業員よりも入口で談笑していた役員に腹が立ったのだ。
もしかしたら従業員はその日が初日で緊張していたかもしれないし、挨拶をする余裕などなかったかもしれない。そもそも挨拶しようという教育を受けていないかもしれない。
よくよく考えたら近所のコンビニだって無愛想な人が多いし、私の行きつけのスーパーだって挨拶されないことだって少なくない。
私はこの歳になって役員目線で仕事を見てしまう癖がついている。
自分がここの幹部だったらどうだろう?どうすべきだろう?
どんなところに気を使わなければならないだろう?
「人の振り見て我が振り直せ」
自分が「これはダメじゃない?」と人にダメ出しする前に、自分がちゃんとできているかどうか、考えなければならない。
一生懸命の時って周りに目がいかないこともあるからな。
そういう意味で、客としての視線は、とても勉強になった。
このスーパーは新興住宅地の中にできた。
この住宅地は辺鄙な場所にあり、幹線道路には面していないため、どこかお出かけの途中にちょっと立ち寄るような場所ではない。
よって、顧客の大半は地域住民(常連客)になるだろうと思われる。
スーパーの人と顔見知りになる可能性が大だ。
大変おせっかいながら、出口でご挨拶していただいた役員の方に
「役員の皆さまはオープンイベントが終われば終了でしょうが、このスーパーはこれからです。中の従業員さんにもご挨拶していただければ嬉しかったです」
と言ってしまった―!!
毎日通うかもしれない常連客(予定)からの余計な一言、お許しあれ。
応援です!あくまでもこれは地域住民からの応援の言葉です!!
マダムうぉんのすけ、何度も申しておりますが、私は決してクレーマーではございません。クライマーです。
この話を義祖母、義母、夫に夕食の食卓で報告したら、皆、苦笑いしていた。
この性格、実家の母譲りである(笑)
なんと!
こんなしょうもうない記事に、素晴らしい作品にしてコメントをくださった方がありましたので、紹介させていただきます。
ただの客だった私に「色」がついて、とっても面白い内容に仕上がっちゃいました😆
Toshiさん、その才能を私の記事に使っていただき、ありがとうございます❤️
Toshiさんの記事の中で、私がお気に入りの作品は「はなえさんシリーズ」
よかったらこちらも読んでみてくださいね。
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