キラキラ✨ひかる 108_20240611
人を傷つける断捨離
あなたは自分の通信簿をもっていますか。
私は小学校、中学校、高校、大学、全部持っている。
ついでに保育園の卒園証書、小学校の卒業証書・・・全部。
ほかにも、絵画コンクールや書初め大会、作文コンクールなどで入賞した賞状も全部。
通信簿は各学期の終業式でもらったら、そのまま休み明けに持っていくまで失くさないように神棚に上げてあった。
それがどんどんと積み上げられ、ある時、自分で一つの箱に納めて持つようになった。
妹や弟はどうしてたんだろうな?
私は小さい時から自立心が強く、何でも自分のことは自分でしたがったので、とりあえず一か所に集めておくことだけを覚え、大人になってからクリアファイルに入れるなど整理をした。
案外、両親は私が通信簿や賞状などをそのようにまだ大事にして持っていることを知らないかもしれない。
断捨離をするときに、何を残すか、という問題になるが、今のところ、私はこれらを手放す気はない。
友だちからもらった手紙類などもまだとってある。
見返すことはほとんどないが、私にとってはまだ宝物だ。
断捨離(おっとこれは商標登録がしてあるから、むやみやたらに使えない言葉だったか・・・忘れていた)
「捨て活」と言い直すことにしよう。
私が捨て活の師匠と仰いでいるコンマリ先生が言う捨て活の極意としては、一気にやること、らしいが、私はいまだにこれができない。
2,3回チャレンジし、そこそこいいとこまで行ったのだが、リバウンドしてしまった。
というのも、私は何度か引っ越ししており、そのたびに多くのものとお別れをしてきた。
一番大きな捨て活は、実家から今の土地に嫁ぐ時だ。
あらゆるものを実家に残してきた。
もう必要ないと思ったものを区別し、4トントラックに乗せて、段ボールの山をこちらに移動させた。
夫の家族があまりの荷物の多さに目を丸くしていたが、段ボールの多くは勉強に関わる書籍類だった(15年ぐらいたつのに、その多くをまだ読めていない。これらの本は本当に私のこれからの人生に必要だろうか。甚だ疑問ではある)
まぁ、その大きな課題はさておき、そんな荷物をたくさん持ってきた私はそれ以上のものを実家に置いてきたのである。
私の母は、さすが私の母だけのことはあり、私以上に物を捨てられない人だ。
必要ないからと言ってゴミに捨てるはずの段ボール類を全て車庫にしまってしまった(笑)
その一部はまだ残っている・・・誰が使うのだろう・・・
ある時、思い切って両親が車庫の整理をすることになり、当然、私がすでに捨てたはずの段ボール類と向き合うはめになった。
母が電話をかけてきた。
「あんた、あれも捨てたの?」
小学校の時に買ってもらった図鑑シリーズのことだった。
「え?だってもう使うことないから」
母はかなり強めに私を責めた。怒ったわけではない。
自分たちが若い頃、少ない給料をはたいて大事な子どものために買った高価な図鑑類を娘に捨てられ、結局自分たちの手で捨てる羽目になったその残念な気持ちを淡々と語ったのだ。
それが、私には効いた。激しく責められた気持ちになった。
当時の若い夫婦を想像し、かわいい子どもを思い、その図鑑セットを買いに行き、新しく建てた家の新しい子ども部屋に配置をし、大きくな~れと願った、彼らの思いを私はどれだけ受け止めてあげられていただろうか。
遠方に嫁いでから数年が過ぎていたが、嫁いだ時よりもショックだった、などと聞かされ、複雑な思いをした。
それからさらに数年経っているにも関わらず、私はそのことがとても深い傷となって残ってしまった。両親に申し訳ない気持ちが見えないゴミ捨ての思いとして残っているのだ。
よって、私は捨て活したい気持ちはあるが、両親に買ってもらったものや思い出深いものを捨てることに抵抗を覚えてしまっている。
まぁ、通信簿類は大したゴミの量にはならないから、もうしばらく取っておこうかなと思う。
ファイルしたまま取り出したことがないわけだが、この記事を書いて、ちょっと中身を確認したくなった。
今度夫の実家に行ったら、久しぶりにファイルを見てみようかな。
結局、アパートにはおいてないんかーい!
そう、もはやアパートと実家の二重生活で私の荷物はまたまた増えてしまっているのである。
あーいつになったら捨て活やれるのか・・・とほほ・・・
<1年前の”ほのぼの日記”>
旅行の思い出に短歌!
最近、短歌つくってないなぁ。月に1回はつくりたいものだ。
<2年前の”つれづれ日記”>
私の淡い青春話。33番の彼。今頃どうしてるかな?
年賀状を3枚ぐらいもらった。もちろん!とってある(笑)
タイトル画像は、はそやmさんの作品です。「キラキラ✨ひかる」シリーズのために、ボルダリングをするうぉんのすけ、子ども支援をするうぉんのすけをイメージして、オリジナルのものを提供してくださいました。はそやmさん、本当にありがとうございます💗
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