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AmazonMusic with 空間オーディオしてみた

Apple Musicが自社製イヤホンとの組み合わせで提供を始めたいわゆる空間オーディオ。Amazon Musicも始めたとのことで試してみました。

空間オーディオとは

みたいな話は詳しい専門家に任せるとして、すごく大雑把に言えばより没入感が高い音楽データとなるのでしょうか。Amazonの「空間オーディオを体験しよう」の特設ページのサブタイトルとして「これまでいない音質でお気に入りの楽曲を聴こう」とありますが、はて「音質」なのかというと微妙な気もします。そういう環境でマスタリングしたデータですよね。Amazon Musicの切り替え画面では「音楽に入り込むことができる没入方オーディオ」と記載しています。確かに、音楽に包まれているような感じがします。

実は特定環境に特化したものであればAmazon Musicでも既に対応済みでしたが、今回は特別なイヤホン、ヘッドフォンを用意することなく体験できるようにしました、というのが売りです。Apple Musicより先にやっていたのに後からやってきたAppleが大々的に謳い文句にしてまるで自分たちの専売特許みたいに言うので癪に触ったのかもしれません(笑)。

冗談はさておき、Apple Musicは自社製品のユーザだけに絞ったサービスであり、Amazon Musicは自社でイヤホン等を売ってないこともあってなんでもこいのサービスという違いがあります。Appleがマーケティングの都合で制限しているのが、ハードウェア内に空間オーディオをサポートする仕組みが搭載されているのかわかりません。
ただ、せっかくTWSイヤホンとしてAirPods ProとSONY WF-1000XM4があるので聴き比べてみました。なお、今回はApple Musicは試していないので、Amazon Musicのみです。無料お試しができるのでそのうちApple Musicも試すかもしれませんが、Amazon Musicが空間オーディオに対応したので優先順位が下がりました。

空間オーディオ対応曲

まずAirPods。Ultra HDと360 REALITY AUDIOを切り替えてみたらあまり違わないので確認したところ、iOS15以上のiPhoneとAirPods Pro等で使える「ステレオを空間化」をオンにしたままでした。これをオフにしてみると…あれ、あまり違いを感じない。かえって、UltraHD+ステレオを空間化の方が没入感があるような…。
ドルビーアトモスの曲も聴いてみました。こちらは違いを感じますが、それでもそれほど差を感じないような。確かに差はあるものの、あまり包まれている感じがしないような。
AirPods Proの場合、Amazon Musicの空間オーディオの恩恵をあまり感じません。自分の耳の問題なのか?様々な曲を聴いてみないといけないかもしれませんが、好みから言うと良い方から、UltraHD+ステレオを空間化>空間オーディオ>UltraHDに感じました。空間が広がるが故に個々の音のメリハリが薄く感じてしまい、普通のUltaHDの方が背後の音楽とボーカルの分離が良いように感じます。HDだと違いが分かりやすくなりますが、やはり空間オーディオの方が手放しで良いとも言えないような。
これは聴いている曲が合わないのだろうということで、クラシックに切り替えてみました。やはり傾向は同じようです。HD曲ならば空間オーディオの方がいいと感じるのですが、UltraHD曲だとあまり差を感じない。

さてWF-1000XM4。傾向はAirPods Proと同じような感じ。もちろん、元々の音の違いはあるものの、空間オーディオを手放しで良いと言えるかは微妙。

空間オーディオは有り無し?

あくまで個人の見解です。Amazon Musicの場合、積極的に使うかと言えば微妙。HDで聞くよりは空間オーディオを有効にした方が良い感じ。ただ、対応曲がそんなに多くはない。効果は大きいという人もいるので、自分の耳が大したことないのかもしれません。違いは分かるので効果があるのは確かですが、それが嬉しいかというと微妙、というのが自分の見解です。

それよりはWF-1000XM4だったらDSSE Extremeとか、AirPods Pro+iOS15なら「ステレオを空間化」の方が効果がある気がします。

以上、ご参考まで。

拙い記事でございますが、サポートしてもよいよという方はよろしくお願いします。著者のやる気アップにつながります。