用語集:「ルワンダ内戦」 <ー 時にアフリカも知りましょう、自衛隊もPKOで派遣されています
今回は「ルワンダ内戦」について説明をします。
縁があるような、ないようなルワンダですが、実は自衛隊が支援に行っていたりします。
「ルワンダ内戦」: 1990年から1994年まで続いた内戦です。フツ族とツチ族の民族間の紛争であり、80万人から100万人の死者を出しました。この紛争は、ルワンダの歴史における多数派のフツ族と少数派のツチ族の間の長く複雑な対立の結果でした。フツ族は1962年にルワンダを独立させた後、権力を握っていましたが、ツチ族は依然として支配階級と見なされていました。
1990年、ツチ族の反政府勢力であるルワンダ愛国戦線(RPF)がルワンダに侵攻し、内戦が始まりました。RPFは、フツ族の政府を打倒し、ルワンダに多民族の民主主義を樹立することを目的としていました。フツ族の政府はRPFの侵攻に激しく抵抗し、紛争は暴力と破壊に満ちた血なまぐさい戦いになりました。
1994年4月、フツ族の大統領ジュベナール・ハビュリマナとその家族が飛行機墜落事故で死亡しました。この出来事はフツ族の暴徒によるツチ族と穏健派フツ族の大虐殺につながりました。大虐殺は100日間続き、80万人から100万人の死者を出しました。
自衛隊がルワンダにPKO(国際連合平和維持活動)を実施するために派遣されたのは、1994年から1996年までの期間です。この派遣は、ルワンダ内戦とジェノサイド(大量虐殺)の後、国際社会がルワンダの安定と人道的支援に協力する必要性を認識した結果行われました。自衛隊は治安維持、紛争抑制、難民保護、復興支援などの任務を担当し、ルワンダの安定化に貢献しました。