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用語集: 「戦場の霧」

今回は「戦場の霧」について見て行きましょう。

こちら「Nebel des Krieges」とも呼ばれます。

欧州のメディアでは、今回のガザでの戦争を「Fog of war」と呼んでいるとも...

「戦場の霧(Fog of war)」: 軍事作戦の参加者が経験する状況認識の不確実性のことです。この用語は、交戦、作戦、またはキャンペーン中の自分自身の能力、敵の能力、および敵の意図についての不確実性を捉えることを目的としています。

語源は、ドイツの軍事学者カール・フォン・クラウゼヴィッツの著書「戦争論」に由来しています。クラウゼヴィッツは、戦争は不確実性の領域であり、作戦指揮官は常に状況を正確に把握することはできないと主張しました。

「Fog of war」は、戦争だけでなく、ビジネスや政治などの他の分野でも使用されることがあります。例えば、ビジネスでは、市場の動向や競合他社の動向を正確に把握することが難しいことを表すために使用されます。政治では、政策決定に必要な情報やデータが不十分であることを表すために使用されます。

具体的な例としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 敵の位置や戦力に関する情報不足

  • 天候や地形による視界不良

  • 通信障害による情報伝達の遅延

  • 敵の奇襲や謀略

「Fog of war」は、戦争における重要な概念であり、作戦指揮官はこれを理解し、対応策を講じることが重要です。

以下に、日本語での表現例は?

  • 戦争の霧の中で、指揮官は正しい判断を下すのが難しい。

  • ビジネスの霧の中で、企業は成功するための戦略を立てることが難しい。

  • 政治の霧の中で、国民は正しい判断を下すのが難しい。

そもそも、戦争/人生はすべて「Fog of war」とも思いますけどね~

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