武器兵器調達課#37: 「WZ-7」 <ー 中国の偵察機、どうしようもなく高性能米国、日本で対応できない性能
今回は「WZ-7」について見て行きましょう。
「WZ-7(Soaring Dragon)」: 中国のWZ-7とは、中国人民解放軍空軍が運用する高高度長時間滞空無人航空機(HALE)です。2014年に初飛行し、2020年頃から実戦配備が開始されたとされています。
WZ-7は、翼幅50m、全長18m、最大離陸重量14トンの大型無人機です。巡航高度は20km、航続距離は10,000km以上、滞空時間は40時間以上とされています。
WZ-7は、光学カメラや合成開口レーダーなどの偵察機器を搭載し、広範囲の偵察・監視を行うことができます。また、対艦弾道ミサイルと巡航ミサイルを標的に誘導する能力もあるとされています。
WZ-7は、中国の軍事力増強を象徴する無人機であり、日本や東南アジア諸国にとって脅威となっています。
具体的な性能は以下の通りです。
資料によって、だいぶ違いあり。
全長:14.0m
全高:5.4m
全幅:23.0m
最大離陸重量:7,500kg
ペイロード:650kg
運用高度:18,000m
巡航速度:750km/h
航続距離:7,000km
WZ-7は、2023年1月1日と2日に、沖縄周辺を飛行したことが日本の防衛省によって確認されました。これは、中国の無人機が初めて日本の領空に接近した事例となりました。
WZ-7の飛行は、中国が日本周辺の軍事力を増強していることを示すものと、日本の防衛当局に警戒感を抱かせるものとなりました。
で、問題はこのWZ-7性能がよすぎて、高度20000Mに長時間対空可能となっています。
日本のF-15 の最高高度は約18000Mで、迎撃できず。パトリオットミサイルなら論理的に撃墜は可能かもしれませんが、WZ-7の持っている高額省察機器により、かわされそうです。