武器兵器調達課:  「メルカバ」

今回は「メルカバ」について見て行きましょう。

今回のガザ戦争では、活躍していませんが...

「メルカバ(Merkava)」: イスラエルが開発した第2.5世代および第3・第3.5世代主力戦車のシリーズです。イスラエル国防軍で運用されており、乗員の生存性を重視してエンジンを車体前部に配置するなどイスラエルの特殊な事情を色濃く反映した設計となっています。

メルカバ Mk.4

メルカバ Mk.4は、メルカバ戦車の最新型です。2004年に就役し、現在もイスラエル国防軍の主力戦車として運用されています。

主な仕様

  • 全長:7.3m

  • 全幅:3.7m

  • 全高:2.9m

  • 重量:65t

  • エンジン:MTU MB833KA-501 V型12気筒ディーゼルエンジン(1,500馬力)

  • 主砲:120mm滑腔砲

  • 副武装:7.62mm機銃、12.7mm機銃、ミラン対戦車ミサイル、スパイク対戦車ミサイル

  • 装甲:複合装甲

  • 最大速度:60km/h

  • 航続距離:500km

メルカバ Mk.5

メルカバ Mk.5は、メルカバ Mk.4をベースに開発された改良型です。2020年に就役し、現在もイスラエル国防軍で試験運用されています。

主な仕様

  • 全長:7.3m

  • 全幅:3.7m

  • 全高:2.9m

  • 重量:65t

  • エンジン:MTU MB833KA-501 V型12気筒ディーゼルエンジン(1,500馬力)

  • 主砲:120mm滑腔砲

  • 副武装:7.62mm機銃、12.7mm機銃、ミラン対戦車ミサイル、スパイク対戦車ミサイル

  • 装甲:複合装甲

  • 最大速度:60km/h

  • 航続距離:500km

メルカバの特徴

メルカバ戦車の特徴は、以下のとおりです。

  • 乗員の生存性を重視した設計

  • 防御力の高い車体

  • 豊富な兵装と装備

乗員の生存性を重視した設計

メルカバ戦車は、乗員の生存性を重視して設計されています。エンジンを車体前部に配置することで、エンジンが被弾した場合でも乗員室への被害を最小限に抑える設計となっています。また、車体後部には、歩兵を収容するためのスペースが設けられており、戦車が撃破された場合でも、乗員と歩兵が安全に退避できるように配慮されています。

防御力の高い車体

メルカバ戦車は、防御力の高い車体も特徴です。車体前部には、厚さ1,000mmの複合装甲が装備されており、対戦車ミサイルや砲弾などの攻撃から乗員を守ります。また、車体側面には、厚さ700mmの複合装甲が装備されており、側面からの攻撃にも耐えられるようになっています。

豊富な兵装と装備

メルカバ戦車は、豊富な兵装と装備を搭載しています。主砲には、120mm滑腔砲が装備されており、対戦車戦闘や対歩兵戦闘に威力を発揮します。また、機関砲、ミサイル、対空砲などの副武装も搭載されており、さまざまな状況に対応することができます。

メルカバの評価

メルカバ戦車は、乗員の生存性を重視した設計や防御力の高さなどから、高い評価を受けています。しかし、車体が重く、機動性に劣るという指摘もありますが、基本イスラエルの地形用なので、基本問題はないとおもわれます。

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