用語集: 「(米国の)下院議会」 <ー そもそもどんな権力をもっているの? ヤバいぐらい強いです(冷汗)

今回は「(米国の)下院議会」について見て行きましょう。

先日「アメリカ議会トップの下院議長が解任」と言うニュースが世界を駆け巡りましたが、日本の報道では結構軽いのですが、相当これは重い話です。

次期下院議長次第で、ウクライナ支援も削減もしくは、停止の可能性もありからです。

そちらの話もしたいのですが、そもそも米国の下院議会がどんな権力ももっているかをしらないとニュースを見ても重さが分からないので、米国の下院議会の力というものを見て行きましょう。

米国の下院議会とは、なんだ?

軽めの説明で要点を掴みましょう。めんどくさい方は一番最後の行まで飛んでいただいても良いと思います。 一番引っかかりそうなことを一般的な感じでまとめました。

米国の下院議会は、米国の立法府である連邦議会の下院であり、435人の下院議員で構成されています。議席数は人口に応じて各州に割り振られ、任期は2年です。
下院議会の機能は、主に以下のとおりです。

  • 法案の審議と可決

下院議会は、連邦政府の立法権の一部を有しており、法案を審議し、可決することができます。法案は、下院議員または上院議員によって提出され、下院の適切な委員会に付託されます。委員会での審議を経て、本会議で採決されます。下院で可決された法案は、上院に送付され、上院での審議と可決を経て、大統領の署名により法律となります。

  • 予算の承認 (<ー 大統領が泣こうが、喚こうが、署名しようが、ここで承認されないと絵に描いた餅、1セントすら予算を使えません)

下院議会は、連邦政府の予算を承認する権限を有しています。毎年、大統領が提出した予算案を審議し、可決します。予算案は、下院の適切な委員会に付託され、委員会での審議を経て、本会議で採決されます。下院で可決された予算案は、上院に送付され、上院での審議と可決を経て、法律となります。

  • 弾劾の起訴

下院議会は、大統領や連邦政府の役人を弾劾する権限を有しています。弾劾とは、政府の役人が重大な違法行為を行った場合に、その役人を免職するために行われる手続きです。下院で弾劾が可決された場合、上院で裁判が行われます。上院で有罪判決が下された場合、その役人は免職されます。

  • 司法省の長官の指名の承認

下院議会は、司法長官の指名を承認する権限を有しています。司法長官は、連邦政府の最高法務官であり、連邦検察官の監督を担っています。下院で司法長官の指名が承認された場合、その指名者は大統領によって正式に任命されます。

  • 連邦裁判官の指名の承認

下院議会は、連邦裁判官の指名を承認する権限を有しています。連邦裁判官は、連邦政府の司法権を行使する役人です。下院で連邦裁判官の指名が承認された場合、その指名者は大統領によって正式に任命されます。
これらの機能に加えて、下院議会は、外交問題に関する議論の場としても機能しています。下院議会は、外交問題に関する決議を採択することができます。また、大統領が任命する大使や特使の承認権も有しています。
下院議会は、米国の立法府において重要な役割を果たしています。下院議会の議決によって、米国の法律や政策が制定されます。

一般的に考えるなら「(米国の)下院議会」は財布の紐を握っているので、大統領との関係も良くないと、予算など通らず大事になります。

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