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なぜサイト運営初期のユーザーは、ターゲットを絞るべきなのか

Googleの検索結果で上位に表示するためにはSEO対策、言い換えるとGoogleが決めた非公開の採点基準表にて高得点を取る必要があります。

一般的に、はっきりとしたSEOの正解は不透明です。

今回は、サイト運営を始めたばかりのユーザー(月に0~2000pvくらい)に向けて、ターゲットを絞って記事を書いたほうがいい理由を説明します。

SEOはすごく複雑ですが、複雑な部分はなるべく省きますので、ご了承ください。

運営初期のユーザーが、ターゲットをなぜ絞るのか

まず結論からお話ししますと、アクセスを稼いでいるサイト・記事にはどう抗っても勝てないからです。


例えば、「リスティング広告」というキーワードはキーワードプランナーによると、月間平均で22,200のボリュームがあります。

Google検索だと、「リスティング広告」というキーワードに対して、最もユーザーに的確だと思われる記事が1ページの1番目に表示される仕組みです。

そして、Googleが定めた採点基準に基づき、得点の高い順から2位、3位・・・と決まっていきます。


しかし、「リスティング広告」というキーワードでどこにも負けない情報量の濃い記事を書いた!と思っても、最初はほとんどの場合がTOP10はおろか、TOP100に入らないこともザラ。

これには、いくつもの原因が考えられますが、ありがちなのはこの3つです。


・情報量が濃い=「Googleが求めているのもの」ではない
・コンテンツを発信する人・サイトのブランド力
・独自性がない

情報量が濃い=「Googleが求めているのもの」ではない

検索されたキーワードに対して、ユーザーファーストで記事を書くことができれば、おのずとGoogleからも評価されると一般的に言われています。

情報が詰まっている記事だとしても、ユーザーにとって情報過多だったり、検索キーワードから意図がずれている記事だと判定されれば、ユーザーの目に届かないような位置にしか記事は表示されません。

必要な情報を必要な分だけ、1つのコンテンツで届けるようにしましょう。

コンテンツを発信する人・サイトのブランド力

有名人がCMをしたり、おすすめした商品をすることがあります。

最近で言えばYouTuberのヒカルさん。

Youtubeでロコンドという会社とコラボ商品を販売し、3~8月の売り上げはかなり増加したようです。

ロコンド3~8月期は増収増益、YouTuberヒカルとのコラボアイテムが貢献

このように、インフルエンサーが商品をPRすると大きく分けて2種類のユーザーから商品を購入してもらうことができます。


・インフルエンサーというブランドで商品を購入するユーザー
・露出が増え、本当にその商品を実用的だと思い購入するユーザー


Googleはこういったブランド力というのも重視しており、PV数や質の高いコンテンツ数などがあるサイトのほうがGoogleから高く評価されやすい傾向に。

つまり、サイトを見てくれる人が少なければ、Googleから評価されにくいということになります。

独自性がない

ありきたりなキュレーション記事を書いても、他の上位で表示されている記事で補完されているので、Googleは評価してくれません。

私は同キーワードで検索上位記事の複数サイトで重複する情報は必須情報だと考えています。

例えば検索1位の記事で、風呂上がりに肌の乾燥を抑えるなら化粧水と乳液を塗れ!と言っていて、検索2位や3位の記事も同じことを言ってたらそれは「必要な情報」だと判断する、ということです。


そして、必要な情報以外にユーザーにとって有益な情報を入れる、つまり独自性があることでGoogleに評価されやすくなります。

他の記事と差別化されてないと、上位表示は厳しいでしょう。

他のサイトよりも上位で表示するためにターゲットを絞る

ここまで、情報・ブランド・独自性の3つが記事を上位表示する上で重要だとお伝えしました。

では、上位表示するためにはどうすべきか。


まず前提として、ブログやサイトを立ち上げてアクセス数を稼ぎたい!と思うにあたって、専門性があって、熱意のあるコンテンツを発信できる独自性がない限り厳しいでしょう。

情報がわかりやすい、独自の色を出せるサイトはすでに数えきれないほど存在しているので、専門性と発信し続ける熱意がないとアクセス数は増えません。


ただし、ブランド力に関しては最初はだれもが持っていないわけです。

なので、ブランド力をカバーするためにターゲットを絞って、まずは競争力の少ないキーワードから狙うのがおすすめ。

一例ですが、「リスティング広告」よりも「リスティング広告 委託」や「リスティング広告 インハウス」などのミドルワードのほうが、検索ボリュームも少なくサイト運営初期には狙いやすい、ということです。(ここで紹介したキーワードはあくまで一例で、実際にこのキーワードで上位表示するのはかなり難しいです)

まとめ

結局のところ、言いたいこととしてはサイト運営初期は

・検索ボリュームが小さい(50-300くらい)キーワードを狙う
・必要な情報と独自性は必ず入れる

ということです。


検索ボリュームが大きいということは、ターゲット層も広いということ。

ブランド力が大きい企業は、キーワード選定は大きいものを狙ってきますし、そこで安定したアクセスを稼げるので今更検索ボリュームが少ない記事はあまり狙わないです。


まずはキーワードを決め、検索キーワードと検索上位からキーワードの検索意図を探り、必要な情報・独自性を記事に盛り込む。

つまりターゲットを絞ることで、おのずとGoogleから評価される記事になります。

SEOをもっと知ると、本当はほかにも色々考慮する必要があるのですが最初のうちはこのくらい大雑把に理解してもらえたら記事が評価され、アクセスが増え、そしてサイトが評価されブランド力がつく。

このようなイメージで良いかと思います。

なので、アクセス数が少ないときはターゲットを絞って、まずは1人に向けて記事を書くようにしましょう。


私もまだまだひよっこですので、一緒に頑張ります!