見出し画像

子どもたちが企画したランチをいただき「地域のなかで子どもたちと育ちあう」が大事だと思ったお話@神戸市灘区


私が見つけた「私のまちのいばしょ」

神戸市灘区、王子公園・水道筋かいわいに魅了された

もともとは結婚をきっかけにして、夫の職場に近いということで灘区の東の区に住んでいました。そこそこぼちぼち、その区にいましたが、子どもの保育園(or幼稚園)を探している時に、灘区の王子公園・水道筋周辺と出会いました。

始めて水道筋商店街に行った時のこと。アーケード内のスーパーマルハチに高齢者の人たちが押しているシニアカーが店の前にぎっちり置かれている!喫茶店をのぞくと大人数のシニアが井戸端会議をしている!しかも、いろんな喫茶店で行われているではないか!
衝撃的でした。ここに住みたいと夫婦ともに思い、転居を決めました。

引っ越してしばらくは、「あの店のたこさんウインナーが食べたい」「あの店のシフォンケーキがおいしいらしい」「ごま豆乳も飲んで帰ろう」などと、頭の中が水道筋商店街のことでいっぱいになり、夫にあきれられるほどひんぱんにおそうざいを買って帰り、体重はどんどんと増えていきました。

引っ越して最初の冬、アーケードから長蛇の列が続いていました(おそらく十日えびす)

いちげんさんとして、地域コミュニティ活動に飛びこんでみた


王子公園・水道筋がかなりおもしろくて活気があるまちなので、何か地域でおもしろいことをしたり、そういう企画に入っていける機会がないかなとずっと思っていました。
今までにソーシャルワーカーとして経験させてもらった自身の仕事でも、地域コミュニティとつながってお互いがお互いのことを気にかけながら暮らす、その大切さを痛感してきました。カウンセラー目線でも、人とつながっていくこと、つまり孤独・孤立を防ぐことが実は寿命にも影響しているということを知っていたから、というのもあります。

まぁ、でも、そんな理屈っぽいことよりも、おもしろいまちでおもしろいことに関わりたいというのが最大の理由です。
水道筋・王子公園かいわいで、そういう活動がないのかなぁと思ってネットで探してみました。すると、岩田かなみ(かなみん)さんのnoteを発見。SoWeluさんのことを知りました。

おそるおそる「もし参加させていただけるような機会があれば、参加させていただくことは可能でしょうか・・・」という感じで、誰かの紹介ではなく”いちげんさん”として、SoWeluさんにおじゃましたことがきっかけでした。
ちなみに、その直後に仲良くなったお友達もかなみんさんとお友達だった、ということも分かって、「おーーー」と驚いたりもしました。

(余談ですが、私がかなみんさんのnoteを見つけたように、noteやSNSに自分のやりたいことや何者か、などを書いておくと、見つけてくれる可能性もあるんですね。ぬぬ、私も近々書き記しておこうっと。)

それをきっかけに、「地元野菜で作る、自炊の時間」というみんなでご飯を作っていただく会に家族で参加したり、ボードゲーム会や水道筋のつまみぐいツアーに関わらせてもらったりと、充実した日々を過ごしています。近所にお友達もできて、あの時に飛び込んでよかったなぁと思っています。
私のまちに、私や私たち一家のいばしょを見つけることができました。

地域の子どもたちと考えた有機野菜のランチ会に参加


今日は、SoWeluつながりで仲良くなったお友達と、【Next Farm Friends】プロジェクト地域の子どもたちと考えた有機野菜のランチ」に参加してきました。

Next Farm Friendsプロジェクトのチラシ

地域のオルタナティブスクールに通う子どもたちが私たちお客さんをおもてなししてくれました。今日の本番を迎えるまでに、神戸で有機野菜を育てている農家さんの畑見学をしたり、メニューの調理実習をしたりと多様な学びを経験したとのことです。

子どもたちが店員さんとしておもてなし


受付やメニューの説明、お水がなくなったら入れてくれたりと、子どもたちがお客さんの様子を見ながら、店員さんとして動いてくれます。

写真でも分かるでしょうか、ハンバーグには、子どもたちがケチャップで描いた絵が描いてあります。

メインはハンバーグ。新鮮な有機野菜と濃厚コーンスープ、カヌレも。

そして、よーく見てみると箸置きもひとつひとつ違っていました。子どもたちの手作りです。
看板も子どもたちの手書き、接客用のマニュアルがあったり、子どもたちお手製のクラフトが販売されていたり、どれだけ、この日のために準備してきたのだろうということが随所でうかがえます。
心のこもった手作りランチ、おいしかったです。とくにきゅうりが新鮮で美味でした🎵

子どもも大人も育ちあう、その場に私がいられる幸せ


かわいい子どもたちが一生懸命接客してくれる姿に、つい親スイッチが入り「がんばってるね」と、ウルウルとしてしまいました。
私のような地域の大人たちがお客さんとしてやってくる、ということで学校の中でやるお店屋さんごっことは全く違う緊張感ややりがいがあるのだろうなぁと想像しました。

こういう風に学校内だけの学びではなく、地域の中でさまざまな場所や人に接しながら子どもたちが育っていくこと、子どもたちにも私たちにもとても大切なことだと思いました。
私も自分の子どもを育てていくだけではなく、同じように地域の子どもたちの成長をあたたかく見守れる場があって、その場にいられることが幸せだとも感じました。地域住民としてこの取り組みに参加させてもらうことが、微力ながら、地域の子どもたちの学びに役立っていればとてもうれしいと思いつつ、有機野菜のランチをいただいていました。

手書きのかわいい看板

子どもが主体になる取り組みを支える、サポート側の大人たちもいろいろ工夫しながらの当日だったのではと思います。本当にお疲れさまでした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?