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プロフィール

こんにちは!スタートアップ専門産業医/精神科医の野原弘義です。
 現在は、"「上司と合わなかった」と言って辞める人を減らす"    セミナー講師やコンサルタントも務めております。

簡単な経歴は下記の通りですが、なぜこのような経歴を歩んだか少しお話していきたいと思います。

<経歴> 1988年生まれ 東京育ち
慶應義塾大学医学部卒業後、慶應義塾大学医学部精神神経科学教室、慶應義塾大学ストレス研究センターを経て、都内の内科・心療内科クリニック院長に就任。また、嘱託産業医として、20社の企業をサポートしている。大学在学中に友人と起業し、売却経験を生かし、ベンチャー企業の産業医に力を入れている。
現在は、『「上司と合わなかった」そう言って辞める人を減らす』セミナー講師を務めつつ、組織コンサルタントにも従事。


〜予防の大切さに気付く〜

私は医学部生時代、進路や将来のことが特に定まることなく、漠然と過ごしておりました。しかし、ある時に仲の良い友人が「病気にならないように予防することで、どんな未来が待っているか」を聞き、そこから予防に興味を持ち始めました。

研修医として働き始めると、「この患者さん、しっかり薬を飲んでいたら、発病を防げたのに、、、」と、何度も感じる機会がありました。その都度、友人がしていた予防の大切さの話を思い出しておりました。

そんな中、その友人からクリニックを一緒に開業しないかと誘われました。「仕事で忙しくて日中通院することができない人に対して、夜間診察をしたら通院できるようになり、大病を防げるのではないか」という問いから始まり、2016年に東京の豊洲で一緒に開業致しました。「働く人のための夜間診療」をコンセプトに、平日夜間のみ診療をしております。

当時は、現在のように残業時間に関して厳しく制限がされていなかったため、夜遅くまで働いている方が多かったです。そのため、開業後は非常に感謝の言葉を患者さんからいただくことが多く、1拠点目のクリニック開業から3年経過したところで、2拠点目のクリニックを市ヶ谷に開業することとなり、院長に就任しました。

〜産業医との出会い〜

市ヶ谷のクリニックにて、平日夜間のみ診療を行なっておりましたが、一つの大きな事実に気がつきました。

それは
『結局、健康意識の高い方しか、クリニックに受診しない』
ということです。

例えば、精神科の病気で休職される方は、ほぼ例外なく不眠症状が出ます。しかし、多くの方は、一時的であれば誰でも不眠症状になると考え、いつもと変わらないだろうと判断し、様子を見てしまい、体調不良となってしまいます。

この状況に対して、何か出来ることはないかと考えていた時に出会ったのが産業医という仕事でした。産業医は、事業場において従業員の方が健康で快適に仕事が行えるよう、専門的立場から指導・助言を行う医師を指します。病気になる前の段階で、従業員の方へアプローチする手段としてはとても相性が良いと考えました。

〜離職も予防ができる?!〜

産業医としてキャリアをスタートさせてから、メンタル不調の方と1,000名以上面談を行いました。面談を行う中で、メンタル不調になる方や退職される方の原因は、人間関係(上司と合わなかった)であることに気付きました。ハラスメントがあるかと思いきや、ハラスメントはなく、むしろ「上司は良い人だけど合わなかった」という訴えをされていました。

この原因は、コミュニケーションのすれ違いによりストレスが発生し、メンタル不調を来すことが判明しました。そういった方々を少しでも減らすために、セミナーを始めることにしました(セミナー内容に関しては、他のnoteの記事をご参照ください)。

〜コンサルタントとして〜

2022年は人的資本経営の元年と言われ、人材を「資本」として捉える考えが広まりつつあります。メンタル不調者や離職の方が出ることは会社として損害がとても大きいため、そのような損害を減らせるように今後はお手伝いしたいと考えております。

実際にセミナーを行った企業様から、組織コンサルタントのお仕事をいただいております。こちらでケーススタディは、順次他のnoteの記事で行っていく予定ですので、参考にしていただけると幸いです。

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